セルフGOXという言葉の意味はもはや説明不要かと思いますが、念の為記載しておきます。
「送金ミスなどの自身の過失によって仮想通貨を失ってしまうこと」
あなたはセルフGOXしたことありますか?
わたしはあります。
初セルフGOX はETH(イーサリアム)でした。
ちなみに、まだ2度目はないです。
時期はコインチェック事件の少し後。
当時全ての通貨が凍結されていたにも関わらず、コインチェックに入れっぱなしだったETHを、あせってウォレットに送金してしまったのです。
一度送金したことのあるアドレスだったので自信満々に送信ボタンを押しました。
そして、わたしの0.8ETHは行方不明に。
凍結されてたので、まあ当たり前と言えば当たり前ですよね。
送金先のウォレットを何度も確認したけれどない。
翌日になってみてもない。
1週間後もやっぱりない。
コインチェックに問い合わせてみるのもアリだけど、
今みんな忙しいだろうな~
と思いずっと放置でした。
基本仮想通貨は自己責任。
額も額だしと完全にあきらめていたある日。
コインチェックで全通貨取引の再開したあたりの頃。
念のために確認と思いコインチェックのアカウントに入ってみると、
なぜか復活。
セルフGOXしたと思っていたものが復活していた場合は何て言うのでしょうか。
セルフGOX・リターンとでも言うのでしょうか。
わたしにとっては少し不思議な出来事だったのですが、先日イーサリアムのトークン規格について調べていたところ、その規格のうちのひとつのERC223は、ユーザーのトークン転送ミスを考慮したそれまでの規格の改良版であることが、今さらながらに判明しました。
ERC223のシステムを利用した場合、送金先のアドレスが存在しなかった場合は送り主に返還されるようです。ERC223が出来るまでは、残念ながらこのケースの場合はセルフGOXとなっていたよう。
ERC223のおかげでセルフGOXが戻って来たのか、コインチェックの全通貨取引再開によって戻ってきたのか、はたまたその両方のシステムが相まってなのか…
今でもすこし謎な出来事です。










