
こんにちは、masato(@Masa_ss)です!
セキュリティ関連製品を手がける米マカフィーが、2018年第1四半期の脅威レポートを発表しましたので気になった点をピックアップしてみました。
ポイントは以下の3つ。
・仮想通貨をマイニングするマルウェアが前期比629%増加
・サイバー犯罪集団「Lazarus」による犯行
・ランサムウェアはLockyからGandcrabへ。そしてDashを利用
サイバー犯罪者たちは、仮想通貨をマイニングするために被害者のブラウザーを乗っ取ったり、システムをマルウェアに感染させたりして活動の場を広げています。
2018年第1四半期の仮想通貨マイニングマルウェアの増加率は、なんと629%増という爆発的な伸びを記録。
サイバー犯罪者たちが第三者に頼ることなく収益化できるとして、利用者のシステムに侵入し仮想通貨を集めているとのこと。
要するに、手っ取り早く儲かるからやる。ってことですね。
サイバー犯罪集団「Lazarus」は、世界の金融機関とビットコインの利用者を標的に、高度なフィッシング攻撃「HaoBao」を開始。
作成されたメールの添付を開くと、埋め込まれたスクリプトによってビットコインの取引をスキャンし、データ収集と仮想通貨マイニングを継続的に実行します。
メールの添付ファイルと開くと感染、というのはよくある話。
いくら注意喚起しても、開く人は疑わずに開いちゃうんですよねw
第1四半期のランサムウェアの新規サンプル数は前期比32%減となっているものの、ランサムウェア「Gandcrab」は第1四半期の最初の3週間で約5万のシステムに感染し、ランサムウェア「Locky」に代わってトップになりました。
また、GandcrabはビットコインではなくDashを使って身代金支払いをするなど、新しい手法を取り入れているようです。
やはり匿名通貨がこういう利用され方をしてしまうと印象が悪くなりますね。
おそらく日本国内での匿名通貨の取扱いは絶望的でしょう……。
関連サイト:マカフィー、2018年第1四半期の脅威レポートを発表
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