こんにちは、masato(@Masa_ss)です。
以前にモバイルウォレット「Ginco」がエアドロップに関する新しいサービス「Ginco Airdrop Program」をはじめたと紹介しました。
その後、メディア・PR担当の藤本さんに直接お話を伺う機会がありましたので、今回は新サービスに関してもう少し掘り下げて紹介しようと思います。
まず国内では、アップルやグーグル、フェイスブックなどがクリプト(仮想通貨)関連の広告を打てないように規制しているため、海外のプロジェクトを日本で広める手段がほとんどないという現状があります。
“ICOは8割が詐欺”なんて話も聞くので仕方ないでしょう。
そこで、Gincoはこの状況を打破するためエアドロップを活用してプロジェクトが発行するトークンを直接ユーザーに届け、サービスを知ってもらい、そして触れてもらうきっかけをつくるとしています。
なお、一般的な電子クーポンではなくトークンを配布する理由としては、トークンであることで値上がり期待が持て、さらにユーザー側が抱く「これは何に使えるのか」という興味を刺激する狙いがあるそうです。
つまり、Ginco Airdrop Programによって、エアドロップでユーザーに利益が与えられると同時に、海外のプロジェクト側には日本国内で知ってもらうことができるようになり、win-winの関係が保てるそうです。
また、藤本さんによれば、海外には魅力的なプロジェクトが多いようで、Ginco主導のもと日本国内でそれらを広めていきたいとのこと。
一般的に世の中にあるクーポンは、そのサービスの利用者でなければただの紙切れでしかありません。
たとえば、自宅のポストに入っているチラシをイメージしてみてください。
美容院のクーポンやグルメクーポンなどがよく入っていると思いますが、正直、あれを受け取って喜ぶ人ってほとんどいないですよね?
いつも利用している美容院や飲食店とは違うクーポンを手にしても、使えないどころか1円にもならない。これが常識でした。
しかし、Gincoの目指す世界は、まず新機能としてアプリ内に「DEX」機能を実装することで不要なトークンでも価値を持つようになるというところにあります。
DEXを知っている人ならすぐに理解できると思いますが、トークン同士を交換できるようになるので、先ほど例に出した美容院のクーポンと飲食店のクーポンを、それぞれ欲しい人と交換可能になるということです。
そして交換したトークンは、クーポンとして興味のあるプロジェクトのサービスを利用する際に使えばいいわけで、最終的に「不要なトークンでも交換または売却できる」となれば、そこに価値が生まれるのです。
Gincoアプリは、一般的にあるマルチカレンシーウォレットではなく、ビットコインやイーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインといったそれぞれ違うブロックチェーンを利用したクリプトにも対応する「マルチチェーンウォレット」であるのが特徴のひとつです。
また、デザインがお洒落で使いやすい仕様です。
対応通貨については、順次拡大していくとのことなので、まずはダウンロードして試してみてはいかがでしょうか。
過去の記事一覧はこちら
・ニュースアプリ「グノシー」がブロックチェーン関連事業に参入
・プラットフォーム目指す「Ginco」 まずはATNのAirDrop開始