日本には知られていない闇が多くありますし、それは他国についても同じことだと思います。ただ日本は動物福祉という領域について非常に世界に遅れを取っています。その中でも廃鶏(鶏の殺処分)について心からの怒りを覚えたので記事にさせてください。この惨状をぜひ知って頂きたい。私からの心からのお願いです。この記事だけは絶対に読んで頂きたいのです。ALISがこの惨状の解決策になると私は心から信じています。
目次
1.廃鶏とは何か。
2.EU諸国に比べてどんな問題が日本の廃鶏にはあるのか。
3.なぜ日本はこれほどおかしいのか。そして我々は何をすれば良いのか。
1.廃鶏とはその名の通り鶏を棄てることです。細かくいうと卵を産む用の鶏がもう卵を産まない状況になると殺さないと採算が取れないので殺すしかないということです。このことについては致し方なく、海外でも当たり前に行われていることです。しかし今まで人間のために卵を産み続けてきた鶏の最期に対して尊敬すらなく、ましてはゴミ同然に扱っている状況が日本にはあります。
2.この廃鶏についての問題は大きく分けて三つあります。
一つ目は鶏を入れる容器についてです。日本では一度に大量の鶏を運ぼうと非常に簡易的な箱の中に異常な数の鶏を詰め込みます。これがこの惨状です。
これと全く同じ状況が私の訪ねた養鶏場でも起こっていました。この光景は間違いなく世界的なモラルに反していると言えます。
またこの作りでは上の段の鶏がフンをした時に下の鶏にかかります。非常に衛生が悪く吐き気がするほどの臭いです。我々はこの鶏たちから出た出汁を普段飲んでいるわけです。これを見てからは到底飲めません。(廃鶏の多くは鶏ガラスープに使われます。)
二つ目はこの状態で取り残されている長さです。日本では普通に二日以上この状態で保管します。これはEUでは明らかな犯罪です。EUでは8時間以内までと厳しく制限を定めています。しかもこの鶏たちはその間一度もご飯も水も与えれません。極度の渇きと飢えの中この地獄の中で長ければ三日も過ごすわけです。しかも運ばれるまで屋外に一晩置いておくこともあります。雨が降ったりでもしたらどうなってしまうのでしょう。考えるだけで心が苦しくなります。
三つ目はその殺され方です。EUでは電気ショック等で意識をなくしてから殺します。しかし日本ではそのような配慮が行われることは多くありません。しかも意識があるために、首を切られ殺される瞬間に刃を避けてしまう鶏がいます。その生きたままの鶏はそのまま熱湯にかけられ苦しさの中で死ぬのです。
3.一体どうしてこのような状況が作り出されたのでしょう。
まず初めに強調して言いたいのが養鶏業者だけが悪いのではありません。養鶏業者に言わせれば彼らにお金がないからこのような方法をとるしかないのです。ならば海外のように政府がこれを規制するべきですが法律も整備されていなければ補助金も十分に出ません。しかし、国民が声をあげないから仕方ありません。でもそもそも国民はこの状況について知りません。教育機関で教えなければ、メディアも報道しません。もっともメディアは報道してもお金にならないので報道しません。何事も資本を基準にしか考えられない資本主義の限界がこの惨状なのです。
それを解決できる一つがこのALISだと私は心から思っています。本来は取り上げられないこの惨状もALISなら上位に掲載されるかもしれません。ALISなら共感が可視化されこの共感が次に繋がります。そしてこのブロックチェーンこそがポスト資本主義につながると私は信じています。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。見たくもない記事だったとは思いますがまず知ること、そして行動することからこの問題は解決され始めます。共感したらぜひいいねを押してください。またこの廃鶏の状況や他の動物福祉の解決のために募金や署名を行うことができます。
もしよろしければここから支援をよろしくお願いします。
→https://arcj.org/donate/(私が獲得したALISはその日本円換算を全額ここに寄付します。)
また私自身これから動物福祉について記事をALISで書いていきます。次からはもっと穏やかで刺激的な画像を使わない記事にしますのでこのような現状があるのだと読んで知っていただけたら冥利に尽きます。