山林とは?
地目の一つ、山林(さんりん)は、「耕作の方法によらないで竹木の生育する土地」
まぁ、その辺の山や丘は、山林である可能性が高いです。
畑や田とは違います。
そんな山林ですが、
数十年前、昭和の時代、
将来の値上がりを見越して山を買う!という事が流行ったようで、当時は今の何倍もの価格で取引されていたらしいです。
やがて、時は経ち、
急に山林を相続する事になって、どうしたものか迷ってしまう方も多いようです。
とりあえず、そのような方は、まず土地の登記をしましょう。そして、市町村へ森林所有者の変更届けも提出して下さい。
それで、
山林の売却方法ですが、
まずは所有している山林の価値が、どれくらいなのか、大まかに知る必要があります。
自然林なのか、人工林なのか。
山奥なのか、市街地近郊なのか。
そして山林には、土地の価値と、木の価値があります。
例えば、人工的に植林されているスギやヒノキの山ならば、木の価値があります。
自然林であれば、おおよそ価値はありません。
土地の価値は、市街地からの距離や交通の便、水や電気が引ける立地なのか?等で変わります。
場所も様々ですが、以下のように分けられます。
・都市近郊林地
・農村林地
・林業本場林地
・山村奥地林地
山林を査定しよう
はっきり言って普通の不動産屋では難しいです。市街地からの距離で土地の価値くらいなら、なんとなく分かるでしょうけど、木の価値までは分からないでしょう。
でわ、どうするか?
まずは無料査定を依頼してみましょう。
ネットを見ていると「山林もご相談下さい」って不動産屋もけっこうあります。
山林取引サイトもいくつかあります。
そちらで、簡単な無料査定だけでもしてもらうと良いでしょう。
まずは、第三者の目で見た価値を知る
という事が重要なのです。
はっきり言って山林なんてものは、売り手が焦れば、1万坪で10万円(坪10円)なんて取引もあるくらいです。
でも、買いたい人とのタイミングが会えば、同じ山林でも1万坪で1000万円なんて事も夢では無いかもしれせん。
山林取引とは気長に待つ事が重要なのです。
そして、自分でも山林について勉強をする事。
例えば、自分の土地の価値を知る方法としては、以下のようなサイトがあります。
これらで、過去の土地の取引履歴を見る事ができます。
所有物件と同じ住所や、近くの住所で検索してみると良いでしょう。
まぁ、これくらいやれば、なんとなーく、所有している山林の価値が分かると思います。最低〜最高までをイメージしましょう。
そして、私が重要に思う事があります。
安易にお金をかけない事。
山林を相続で得た個人なんて、ほとんど素人でしょうからね。ついお金をかけてしまいます。
例えば、、、
「山林が売れるまで手数料等、費用はかかりません。ただし実費は頂きます。」
この言葉を聞いて、あなたはどう感じますか??
悪意は無いでしょうし、実費がかかるのは当然の事です。
基本的にサイトに掲載してもらったり、どこかの土地取引のページに掲載してもらったりすると1日いくらとか、1ヶ月でいくらとか実費がかかるわけです。無料のとこもあるでしょうが、他にもサイトに載せる写真の撮影や現場の状況確認等、実費はもっと増えるかもしれません。
そして、たまたま買い手が見つかったとしても、仲介手数料が物凄く高額だったりと。
(建物を建てる目的以外に取得する土地の場合は宅地建物取引業法の規制を受けません。)
わかりますね?
もう一度言いますが、
山林取引とは気長に待つ事が重要なのです。
つまり、気長に待てる状況を作らなくてわなりません。
すぐに売れそうな土地ならば、山林でも、その辺の不動産屋が相手をしてくれます。
スギやヒノキの人工林であれば、安く売るならサイトに載せる効果もあるでしょう。木材屋さんが買ってくれるかもしれません。
しかし、
そうでわない田舎の山(自然林)なんてものならば、宣伝サイトに載せたところで、、、???
誰か買うと思いますか??
と言いつつも、、
これが山林とは不思議なもので、タイミングが合えば、サイトに載せた事で急に売れる事もあります。笑
宅地とは、全く感覚が違います。
お金がたくさんある方は、積極的に宣伝するのも一つの方法です。
結局、どうするのが良いのか?
まずは自分でできる事はやってみましょう。
費用は心配するほどかかりません。
森林計画図と森林簿の入手。
役所に聞けば、どこに問い合わせれば良いか教えてくれます。〇〇農林事務所とかですね。
地域によっては、ネットから自由に見れます。
次に、法務局に行って登記事項証明書と公図を手に入れる。
ひとまず、そこまで調べておけば、誰かに聞かれた時に、どういった山林なのか答える事ができます。
「自然林で、樹齢50年くらいで、場所はこの辺りで、〇〇計画区です。」ってな具合いですね。
で、とりあえず、
自分の所有している山林を管轄している森林組合を調べて、電話をしてみましょう。
(田舎はメールより電話が良いです。)
「売却したいのですが、なんとかなりませんか?」と尋ねてみて下さい。
まずは組合に、売りたい!という山林を登録してもらう、知ってもらうのです。
そして、ひたすら待つ。待つ。待つ。
それが山林(自然林)です。
動かざること山の如し です。w
(人工林ならば、森林組合に運営委託してみるのも有りかも。)
もう一つの私のお勧め方法は、
山林取引では、かなり有名で実績も多い業者さん。【山林バンク】に相談する。
ただ、
私の個人的な印象ですが、山林バンクさんは、もの凄く多忙なので、なかなか相手をしてもらえないかも。笑
そして例え、電話で話せたとしても、日にちの約束をしたとしても、連絡も無しに、すっぽかされる事は覚悟して下さい。待てない時は、どんどんメールや電話をしましょう。
それでも、少なくとも5回くらいは、すっぽかされる覚悟は必要かもしれません。
その時は、山とは、そういうものだと思って我慢しましょう。w
最近では、【山林バンク】さん以外にも、山林を扱っているところも増えてきたようですから、そちらに相談してみるのも良いかと思います。
ただ、こういった業者さんにお願いする時は自己責任だという事も忘れずに。
以上、私の個人的な山林の売却について、でした。誰かの役に立てたならば幸いです。
最後に
山林を売りたい!でわなく、買いたい方も興味が無かった方も、色々調べてみると面白いですよ。
物凄く広い土地が、安く買えたりしますから。
自分だけの山を持つのも、なかなか良いかもしれません。
夢のマイマウンテンを考えてみるのも良いのでわ?
でわ!
世の中の山林が少しでも高く売れますように!
キャンプブームにも期待です。 ^ ^
追伸
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HACHIMAN.Z
おわり
追記
最近、キャンプブームで山林の取引が活発になってきているようです。
そんな中、山林が高く売れるポイントは、車で入山できるか?
車で、入れる道があるか??
というのが大きなポイントです。
もちもちアルデンテ誕生!
パスタは好きですか?