2011.7.25(月)
だいたい毎日、6時起き、7時朝食、8時出発って感じでしたね。この日も教会、お城を見学した後にスイスへ向かいます。
ヴィースの巡礼教会 (フュッセンから約30km)<世界遺産>
ヴィースの巡礼教会(Wieskirche)はドイツバイエルン州南部、ヴィース(行政上はシュタインガーデン)にあるキリスト教教会。1745年から1754年にかけてヨハン・バプティストとドミニクス・ツィンマーマンによって建てられた。内装のロココ装飾によって著名である。シュタインガーデンはフュッセンの近郊に位置する自治体。
1738年、ある農家の夫人がシュタインガーデン修道院の修道士が彫った「鞭打たれるキリスト」の木像をもらい受けたところ、6月14日このキリストの像が涙を流したという。教会ではこれを奇跡とは認定しなかったが、この噂は「ヴィースの涙の奇跡」として広まり、巡礼者が農家に集まるようになった。
1740年には牧草地の小さな礼拝堂に移したが、巡礼者は増える一方であった。そこでシュタインガーデン修道院が先頭に立ち、一般からの浄財を募るなどして建設資金を捻出し、1746年から建造されたのがこの教会である。1754年に献堂式が行われ、最終的に完成したのは1757年であった。設計はドイツ・ロココの完成者として名高いドミニクス・ツィンマーマンで、それまでにも数多くの建築を手がけていたが、この教会には特別な愛情と情熱を傾け、完成後もこの教会から離れることを嫌い、すぐ近くに居を移し、亡くなるまでこの教会を見守り続けた。外観は牧場の中に建つ、非常に質素な教会だが、ロココ様式の内部の装飾はヨーロッパ随一と言われており、特にその天井画は「天から降ってきた宝石」とも讃えられている。ロマンティック街道、ドイツ・アルペン街道の観光スポットの一つとなっている。
ヴィースの巡礼教会 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2018年3月13日 (火) 15:00
回りは牧場で、のどか~閑散としています。教会の概観も、さほど驚くことはないのですが・・・・・・
おお! うわ~~~~~!!!
な、なんですか!これは・・・・・!
涙を流したキリストの木像は、ここに安置されているのでしょうか・・・。
外観は牧場の中に建つ普通な感じの教会なんですよね一。特にその天井画は「天から降ってきた宝石」とも^^
驚くべき教会でした。建築者の魂が凝縮・濃縮されているかのようでしたね。彼の魂が今もここに在るかのようでした。
裏手は、こんな感じの牧場です。
古びた消火栓・・標識もかわいい。
ビース教会入り口付近のお家。ホテルなのかな? 奥には薪がたくさん^^ 冬は寒いんだろうなあ・・・・。
いや~、スゴイ教会でした。さて、「ノイシュバンシュタイン城」へ。
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09:30頃、ビース教会を出発。約24km走って、ノイシュバンシュタイン城へ。
お城は一般に公開されてますが、館内の見学はツアーへの参加が必須となっており、麓のホーエンシュヴァンガウにあるチケット売場で事前にツアーのチケットを購入する必要がある。
麓から城までは、チケット売場の先にあるバス停からマリエン橋近くまで運行されているバスに乗りました。添乗員さんお任せですが、乗り合いバス乗り場は、結構な列。ギュウギュウ詰めで乗り込みましたよ。
見学チケット売り場は、帰るころには物凄い長蛇の列ができていました。さすがに、世界中から観光客がやってくるんですねー。
おお!この眺めだっ!!!
ペラート峡谷にかかるマリエン橋から見るノイシュバンシュタイン城。もっとも美しく見えるポイントの一つですねー。
お城右方面をズームアップ。
お城左方面をズームアップ。いや~美しいです^^
マリエン橋から下を覗くと・・・・・この峡谷もすごいです!
ノイシュバンシュタイン城から見るペラート峡谷にかかるマリエン橋。すごい~
入り口~ 重厚でございます^^
少し雨が降ってきましたが、お城内部見学後は止んでいました。電光掲示板に番号が提示され、その順番で見学していきます。いろんな国の方がいっぱいですよ~。
残念ながら内部の写真撮影は禁止です。
お城から~。内部でなければ撮っていいそうです。前日からバス窓で見ていたこのポツンと佇む教会も、とってもいい感じでしたよ~
お城の内部から見るお父さんのホーエンシュヴァンガウ城
麓のホーエンシュヴァンガウ城がよく見えるところが集合解散場所でした。
お城の内部は・・・確かに素晴らしかったのです。実用に不向きなお城内部で、生活感が無いようにも思いしたが、やはり時の流れが装飾しているようでした。寝室のベッドの上の物凄い彫刻が重苦しそうで、不眠になりそうではありましたが・・・(笑
お城見学後は、山から歩いて降りていきました。登りバスが混んでいるからか、歩いて登るのが普通なのか、たくさんの国の観光客とすれ違いましたよ。二頭立ての馬車のお馬さんもヒーヒーいいながら登っていました。
おお! あちこちに馬糞が・・・!!(笑
麓に下りるとチケット売り場は、長蛇の列^^;; 世界中から集まりますからねー。昼食も麓のレストランでしたよ~。(生協事件が・・あっ、個人的な事です)
ルートヴィヒ2世王とノイシュヴァンシュタイン城
・若い頃は、超美貌だったようですね~。身長も190cm位あったらしい。
・中世騎士道への憧れを強く抱いたようです。ワーグナーのパトロン。
・自分の中世への憧れを具現化する豪華でロマンティックなお城の建築に力を注いだそうですわん。
・お城は、ルートヴィヒ2世王の趣味のためだけに建設された実用には不向きな城だそうですよー。
・更なるお城建設のため、借金を積み重ね、統治不能としてベルク城に軟禁されました。
・軟禁翌日、ルートヴィヒ2世王はシュタルンベルク湖畔を散歩中に主治医と共に謎の死を遂げたそうです。
というわけで、お城は、権力誇示というよりも、王の内面世界の具現化という解釈でよいのではないでしょうか。
生涯独身でお金持ちでイケメン(笑)そして謎の死・・・ 世間の女性たちの関心の的なのでしょうね。今も^^
同じ建造物でも、ビース教会とはずいぶんと違いますよねー。
人の作り出した物は、まさに創造者の精神を顕すのです。
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