2018.5.25~27 佐渡島へ行ってきました。メインは植物観察。「二ツ亀」の後、近くのトビシマカンゾウ群生地で有名な「大野亀」へ。一枚岩だそうですよ。
大野亀と棚田 朝夕のマジックアワー時には更に美しそうですねー。
大野亀到着~ 観光バス・観光客がたくさん。海外の方はほとんど居なかったような。。。
大佐渡の北の海に突出する亀形の大岩塊「大野亀」では、トビシマカンゾウの日本一の大群落が見られます。佐渡ではトビシマカンゾウを「ヨーラメ」と呼びます。ヨーラメの「ヨー」は魚のことで、「ラメ」は卵をはらむことです。この花咲けば海活きかえり魚生きかえるといいます。にいがた観光ナビより。
同じ「亀」さんでも「二ツ亀」とはずいぶんと雰囲気が違います。穏やかな最果て感ですねー。こちらもある意味天国のようでした。
トビシマカンゾウとカラマツソウ
トビシマカンゾウはちょっと早かったみたいです。でもキレイでしたよ。
見えている島が先ほど立ち寄った「二ツ亀」。ここからみると二つの島に見えますね。
残念ながら大野亀山頂方向へは落石等発生で登れませんでした。標高167mの一枚岩が海に突き出している姿は圧巻。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』二つ星として掲載された巨岩です。あたりは50万株100万本ものトビシマカンゾウの群生地で、黄色い花が一面に広がる季節は多くの人が訪れます。花の見頃は5月下旬~6月上旬で、6月の第2日曜日は「佐渡カンゾウ祭り」で、鬼太鼓や民謡が披露されます。さど観光ナビより。
写真は、大野亀の鳥居
神社巡りをライフワークとしているpawとしては気になります。調べましたが良く分かりません。イメージとしては、大野亀の山頂に奥宮か元宮があって祠があるような・・・しかし頂上へ続く参道は崩落や土砂の自然流出などにより、通行に危険な状態が発生していて通行止め。眺めも良さそうだったし・・残念。過去の様子をググってみると、
・細い道(参道)が頂まで続いていて狭い頂に石祠が建てられている。台座をいれると高さは2.5m。
・あまりの大きさに、麓からは石燈籠、昔の灯台のように見える。
・石祠台座には「明治廿八未年九月吉日」とあり、石祠内に「龍澤山善寶寺」の御札が納められている。
・善寶寺は山形県鶴岡市にある曹洞宗の寺。海の守護神である龍神を祀るお寺として、漁業関係者に厚く信仰され、とくに日本海に面した道県で信仰されている。
・「龍王講」という漁民が主体となった信仰組織により、明治時代に流行神のように広まったらしい。
・善寶寺信仰は佐渡においても盛んだった。
・佐渡の海岸に祀られた善寶寺関係の石塔、石祠小社など60基が報告されている。石塔では善寶寺を象徴する「両大龍王神」「八大龍王」の銘が目立つ。
・賽の河原(二ツ亀と大野亀の間)海岸近くの窟屋に納められた地蔵たちは、奥の方に古い佐渡の地蔵たちが不規則に並び、手前には新しい地蔵が整然と並んでいる。
残念ながら遊歩道からは祠は確認できませんでした。神仏習合時の龍神信仰のようですね。こちらでは風は収まっていました。二ツ亀と合わせてとても土地のエネルギーを感じる空気・空間でした。(この善寶寺は山形県鶴岡市はこの年の6月に訪問しました。佐渡旅行記が終わったら投稿します)
※海藻のギンバソウはここでしか売ってなかったみたい。
「二ツ亀」「大野亀」、「荒崎神社」「羽吉の大クワ」(「神社」でいずれ投稿します)の後、ドンデン山荘へ。いや~なかなかの山道でした。
ドンデン山荘
大佐渡縦走トレッキングコースのほぼ中間部に位置。「花の百名山」に選ばれているドンデン山をはじめとする登山客や観光客に愛されています。佐渡らしい山海の幸とおいしいお米が好評。山荘デッキからの眺望は素晴らしく、晴れた日は越後の山並みを見渡せます。朝日の光景、満天の星空も感動的です。
トレッキングコースの中間部にありますが、クルマで行けるんですよ。山荘に着いてしばらくすると警察官が来られたり何やら不穏な空気・・・・。山荘付近は霧で下界も見えない状態だったのですが、どうやら遭難者が出た模様・・・。結局、翌日には救助されたようでしたが・・良かったです。
研修室に泊まらせて頂き快適でございました。「きりょうよし」・・サラリとして美味しゅうございました。他のお客様はクラブツーリズムの金北山登山ツアーの方々。同席の入間から来られたご夫婦と酔っ払って意気投合。なんと100名山制覇、海外の山にも登られているそうです。お喋りし過ぎて失礼いたしました。
夜には霧も晴れ夜景が拝めました。星も綺麗だった記憶があるものの寝不足&疲れでお酒3合でノックアウト(笑)21時就寝>2時まで爆睡。
04:30 日の出
山荘脇の電線でキセキレイが元気に鳴いていました。
太陽が昇ってしばらくすると海に美しい光のラインが出来ました。
佐渡ドンデン高原は、古くから牛の放牧地となってきた芝草原が広がり、海抜900mでは通常見ることのできないシラネアオイ、シャクナゲなどの高山植物をはじめユキワリソウやキクザキイチゲ・ザゼンソウなど各種の山野草が非常に多く自生する、「花の百名山」にも数えられる魅力の地。
この山荘は、大佐渡トレッキングコースのほぼ中間部に位置し、宿泊や食事・喫茶・トレッキング情報をご提供できる施設です。2005年にオープンしてから今日まで多くのトレッキング並びに観光客の皆様にご利用頂いております。特に山荘デッキからの眺望は感動の連続で日本海はもちろん、朝日や漁火、遥か本土の山並みを一望しながら、大自然を相手に静かな時間をゆっくりと過ごせる心地よい宿です。本年度は4月21日からオープン。ドンデン山荘HPより。 つづく~