2014.8 前回大雨で行けなかった榛名神社へ行ってきました。参道へ繋がる上り坂の両側におみやげ店や飲食店などがあるのですが、ほぼ、何処のお店にも「榛名神社参拝者駐車場 無料」の看板が出ています。10時ごろ着きましたが、すでにけっこう賑わっていましたよ。
「二ノ鳥居」
「一ノ鳥居」は、南に5~6km離れた 県道211号(安中榛名湖線)沿いにあるらしいです。広大な神域です。
鳥居をくぐった右側の「いわな」のノボリの「蕎麦茶屋・本坊」で、お昼にお蕎麦を頂きました。手打ちの門前蕎麦、美味しかったです。五代目だそうですよ。
「随神門」
「二ノ鳥居」をくぐり、すぐの所にあります。弘化4年(1847)の建造。
随神門をくぐると、「榛名神社緑地環境保全地域」の案内板。 榛名神社の森を対象とした18.5㏊の区域が、 環境保全地域に指定されています。少し雨が降っていましたが、苔生し、しっとりとして、それもまたいい空気でした。
「鞍掛岩」
更に進んだ右手にあります。榛名神社境内にある 奇岩の一つで、アーチ型の石橋の様な形をしていました。
「三重塔(神宝殿)」
神仏習合の名残を留める建造物。 神宝殿と現在は呼ぶ。 明治2年(1869年)に再建されました。大きな岩が見えてきました。
「神橋」 「落石防護屋根」を抜けたところにあります。
「神橋」の左手に見える「行者渓」
案内板には「安藤広重六十余州名所」とあり、広重が日本全国の名所を描いた版画図絵の中で、「上野国榛名山雪中」と題して描いたのが、この「行者渓」の景色だそうです。右の岩に扉がありますね。
その扉は、「東面堂」
参道左の岩にはめこまれた扉で、「東面堂」という建物の名残だそうです。開けてみたいですね。異次元空間に通じそう・・・。
「万年泉」
一年中水の涸れることがない万年泉。
榛名神社は雨乞いの神として名高いが、 雨乞いの際はこの水をいただいていったそうです。
右が御水屋です。
御水屋から神幸殿を経由して神門に至る階段。
う~む・・この岩の割れ目に入っていくのか・・・なかなかスゴイなあ。
手水舎脇の小祠と瓶子の滝(みすずのたき)
スギも大きく岩も凄いことになってきました。 神門が見えてきました。ここをくぐると境内に入ります。
階段上から観る御水屋・神幸殿方向。
双龍門と鉾岩(ローソク岩)
いや~なかなかの迫力ですね。ここをくぐって拝殿へ。
国祖社・額殿
国祖社は享保年間(1716~35)に建立され、額殿は文化11年(1814)の増築。
写真に切り取るのが難しい空間です。上下左右の広がり感は写真では表現できません。ご神木と右後方は御姿岩
拝殿
文化3年(1806)の再建。
いや~、なかなかスゴかったです。
すごい空間でした。
弥陀窟
神楽殿後方にそびえ立つ岩壁上方に3ヶ所ほどの窪みがあり、この窪みには阿弥陀三尊が祀られているとも、弘法大師の彫った阿弥陀如来像が納められていたともいわれているそうです。
拝殿の脇を通ると・・・御姿岩
榛名神社の奇岩を代表する岩のひとつで、御姿岩は本殿背後にそびえ立ちます。
御姿岩と本殿が一体化するように本殿が建てられています。岩の頂部はまるで人間の頭のような形をして突き出ています。途中のくびれたところには御幣が飾られています。
御姿岩は神が降り立つとも、神様そのものの姿であるともいわれています。御姿岩の下部には洞窟状の空間があり、そこに「御内陣」と呼ばれる主祭神を祀る場が設けられているそうです。
ここは何重もの扉があり、神職者さえも見ることのできない場であり、どのようになっているのかは秘中の秘とされているようです。
圧巻でございました。
本社は御姿岩に接し、岩奥に御神体をお祀りしているのだそうです。
リッパなスギの巨樹があちこちにありました。
砂防ダムと上流のつづら岩
この岩もすごいです。近くで見てみたいものです。
いや~、予想以上にスゴイ空間・空気でした。某サイトでは関東トップ10パワースポットに入っていました。確かに人を惹きつける空間・空気でした。神域内ではほぼ雨も上がっていて充分に堪能できました。新緑、紅葉、雪の景色も素晴らしそうです。また季節を代えて参拝に行きたいと思いましたね。
iphoneにて撮影
参道沿いの岩場には、沢山の「イワタバコ」が咲いていました。
好きな花なのですが、ここで見られるとは思いませんでした。
ギボウシ あちこちで咲いていますね。夏の花^^
タマアジサイ
山地で自生する場合、花は8–9月に咲くが、平地で栽培しているものは6–7月ごろに咲き始める。という事で、9月ごろまで楽しめるアジサイなんですねー。