発売されてからもう何年たってるんだろ?
今更ながら火花を本日読了したので感想文
小説なのでネタバレはさけてざっくり紹介
売れない芸人が師匠とあおぐ先輩との
日々を綴る形式で書かれた小説
作者の又吉直樹が現役芸人であることから、
表現にとてもリアリティを感じた。
売れない芸人の焦り、焦燥、妬み、
漫才に対しての理想と日々の生活とのジレンマ
この主人公が又吉直樹の創作物であることを
忘れてしまうくらい
生々しい人間がこの作品の中にいて、
笑いあり涙あり考えさせられるところあり
それらがけして混沌ではなく、
むしろキレイに整頓された印象。
話のオチも非常に心地よい読了感
小説読んだの10数年ぶりだったけど
なかなかいい作品でした。