タイトルの通りです!
2020年3月期決算を迎えた企業が、その年の6月半ばごろには大体決算資料として出そろってるやろ、と思い2019年4月~2020年3月決算期の暗号資産取引所を中心に、どれだけ儲かっているのか調べたくなったので調べてみました。順不同。
第6期決算公告(2019年1月1日~2019年12月31日)
営業収益 53億4,100万円
営業利益 ▲9億7,300万円
経常利益 ▲9億2,600万円
当期純利益 ▲7億5,100万円
利益剰余金 110億4,300万円
本業からの利益を表す営業利益はマイナス!
厳しい年となりました。
マネックスに買収されました。マネックスの決算説明資料から抜粋です。
営業収益 3,812百万円
営業利益 310百万円
税引前利益 293百万円
注:マネックスのクリプト事業のみを取り上げています。
本業からの利益を表わす営業利益は約3億円程度のプラス。販売管理費の大幅削減が効いていますでしょうか。上場企業(マネックス)の指導で数値的には立て直した印象!!
フィスコに買収されました。株式会社フィスコの資料から仮想通貨・ブロックチェーン事業を取り上げてみます。
株式会社フィスコ2019年1月~2019年12月末決算期のうち、仮想通貨・ブロックチェーン事業を抜粋
売上 10百万円
営業利益 ▲1百万円
テックビューロ株式会社からは「旧Zaif事業譲渡終了後の、契約承継をご承諾頂けなかっ たお客様への返金対応延長について 」という資料の中で
2019年4月22日 13時をもちまして、テックビューロ株式会社(以下「弊社」といいま す。)から株式会社フィスコ仮想通貨取引所(以下「譲渡先」といいます。)へ、Zaif ExchangeおよびZaif Instant Exchange(以下「Zaif」といいます。)の譲渡が完全に終了した
との発表はあったようですね。
なので、フィスコの決算情報にZaifの仮想通貨事業がかかわってくるのは2019年4月以降となりますかね。Zaifもサービスを止めていた期間が長かったので今回のフィスコの中期経営計画資料からはなんとも言えません。
また、サービス統合日時:2020年2月12日をもって、Zaif取引所とフィスコ仮想通貨取引所が完全に統合されました。
参考:【重要】サービス統合スケジュールについて
まだ2019年分は出ていないようです。おととし分のデータを見ると2019年3月31日で決算を迎えているので、次の決算データは2020年3月末までの決算データとなりますかね。そろそろ出てくるころかと思われます。特に2019年3月期は10億円弱の営業利益がでていて驚いた記憶があります。
以下のURLでアップロードされ次第、更新したい!
(以下更新分)
第4期決算公告(2019年4月1日~2020年3月31日)
営業収益 41億7,638万円
営業利益 10億5,654万円
経常利益 10億1,669万円
当期純利益 7億0,619万円
利益剰余金 8億2,216万円
TAOTAOは、Yahoo! JAPANの子会社のZコーポレーションが出資する金融庁認可済みのTaoTao株式会社が運営する仮想通貨取引所。社名変更前の会社名はビットアルゴ取引所東京となりますでしょうか。
前回の財務諸表が出ていたのが2018年12月31日までの決算期分だったので、次回が2019年12月31日分までが出てきますかね。
こちら👇で確認出来そうですので出てき次第、気持ち的には更新したい!
暗号資産取引所事業は金融サービス事業として統合されてしまったようで、わたしの口からはなんとも言えません。
もしかしたらSBI VCトレード株式会社のウェブサイト下部の開示情報から決算公告が更新されるかもしれないので、定期的にチェックしてみたいと思います。
https://www.sbivc.co.jp/profile/
参考までに、前年度にあたる、2019年3月期(2018年4月1日~2019年3月31日)は営業収益21億円、営業利益4.8億円、当期純利益が2.6億円とのこと。
(以下更新分)
第4期決算公告(2019年4月1日~2020年3月31日)
営業収益 80億2,206万円
営業利益 61億1,211万円
経常利益 61億7,606万円
当期純利益 41億7,576万円
利益剰余金 40億8551万円
SBIさん儲けすぎぃぃぃぃ~~~~~~~
他に主要な取引所があれば、コメントいただければ調べてみたいと思います。
以下、コメントいただきましたBitbankとDMMコイン追加です。
第6期(2019年12月期:2019年1月1日~2019年12月31日)
営業収益 1,555 百万円
営業利益 ▲56 百万円
経常利益 ▲46 百万円
当期純利益 ▲63 百万円
ビットバンクさんは赤字ですね。相場が大きく下落した2018年から2年連続して赤字となるようです。会社側の説明としては2018年からの回復期で変動が激しかったとしながらも黒字転換まではいかなかった模様。
第4期決算公告(2019年12月期:2019年1月1日~2019年12月31日)
営業収益 3,954 百万円
営業利益 971 百万円
経常利益 721 百万円
当期純利益 452 百万円
GMOは黒字!!本業からの利益を表す営業利益は前年(2018年12月期)の814百万円から比べても971百万円と伸びています。
会社側の説明として、2019年は以下のような施策を行ったとのこと。
2019 年1月に取引所取引(レバレッジ取引)へのアルト コイン4銘柄の追加、同年2月に取引所取引専用ツール「Web Trader」の提供開始、同年5月に取引 所取引の API の提供開始、同年 12 月にネムとステラルーメンの取扱い開始
GMOコインにしても、まだ2019年度の資料は出ていませんが、DMMビットコインにしてもレバ取引専業といった感じの取引所は安定の黒字という印象でしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます。