ストラテジストのmikadoです。
はじめまして。
今回は、国産ICOプロジェクトの投資ランク情報をお届けします。
商材レベルのデータ解析の記載は省いたサマリ版です。
なお、暗号資産分析は本業域ではないため粗雑なところはご容赦下さい。
近年の投資マーケット状況の変化(株式と暗号資産市場)
現在の米株式市場は、トランプリスクなどの不安定要素が増大し、成長性への投資の時代から、収益性と流動性を重視する堅実な株とファンドの時代へ大転換しつつあります。
近年のIPOによるベンチャー/新興株ブームは急速に終焉を迎えています。
暗号資産への投資においても、プロジェクトの実績とトークンの流動性が今まで以上に重視され、プロジェクトの選別が加速しています。
取引所Cryptopiaに続いて、今回、CoinExchangeが10月15日で取引を停止しますが、これによりここの銘柄中約8割が大きく流動性を失い、多くのプロジェクトが終焉に向かうでしょう。
【終焉に向かう国産コイン】
いくつかの国産コインは、CoinExchangeに大きく流動性を依存していたために、深刻なダメージを負いました。
1.ALIS (分散型ソーシャルメディアプラットフォーム)
→投資ランク: F(不適格)
CryptopiaとCoinExchangeを失ったことで99%の流動性を損失。
トークン価格も1/100に下落。
ICO資金4億円も残りわずか。会社存続には運転資金確保が急務であり、外部開発の請負に比重をシフトしていくだろう。
2.SKILLCOIN(人材市場に変革をもたらす)
→投資ランク: F(不適格)
CoinExchange閉鎖でほとんどの流動性を損失。
株式会社SKILLは「職歴BANK」のプロジェクトも推進中であるが、SKILLトークンが絡むとの公表は一切なく、CE閉鎖で同トークンは利用されない可能性が高まった。
3.NANJ(スポーツ振興支援)
→投資ランク: F(不適格)
CoinExchange閉鎖前に、NANJ株式会社の組織瓦解によりプロジェクトは実質終了。
補足とご注意
投資ランク:
実績、流動性、将来性の総評により評価。 Fはハイリスク・ローリターンおよびプロジェクトの継続に問題有り。
当情報は投資の結果を保証するものではありません。
あくまでご参考であり、投資はご自身のご判断でお願いいたします。