まず初めに、就職浪人とは
”学校を留年ないし、卒業後に、就職活動に専念する一定の期間を設ける”
ことを指します。
新卒一括採用が未だに色濃い状態が続く中で、
マイナスイメージを持つ人も少なくない。
そんな就職浪人のリアルを知っていただきたい。
まず、私の場合は
大学を卒業した後に、1年間就職浪人をした。
結論から言うと、6月に内定をもらうことができたため、
実質、大学卒業から2か月ほどがフリーの期間になる。
その間、どのような状態だったかというと、
なぜか。
それは、努力の方向性が不明瞭だから。
大学受験の浪人は、ひたすら受験勉強をする。
テキストの問題をとき、過去問を分析。
もっとも多くの正解を出せた人が受かるという
単純な構造だからこそ、
とことんやれば、結果がでる。
一方で、就職活動はどうか。
たしかにやることは多い。
・自己分析
・SPIの勉強
・面接練習
・業界研究
・企業研究 etc..
しかし、これをどんなに徹底しても
面接官の気分ひとつで落とされる可能性があるのです。
対人間だからこその難しさ。
やはり、成功までの筋道がはっきりしていると
人は安心して努力できる。
しかし、終わりのないマラソン、
さらには、コースがあっているかもわからないマラソン
これに耐えうる精神力はなかなかのものがある
さらに、大学卒業まで学校という大きな組織の肩書を
借りて生きてきたということに改めて気づかされ、
個人の無力さを痛感。
この経験を通して、
個人で何かを成し遂げることの難しさを実感。
進むべき道もわからず、
どれくらい遠くにゴールがあるのかもわからない。
この状況で走り抜けられる人が
学校や会社という肩書を脱ぎ捨てても
戦っていけるのだ。