もにこです!
フォークコインなどがカジュアルにビットコインのロゴをコピーしていますが、果たして権利関係はどうなっているのでしょうか。軽く調査をしてみました。
まず、ビットコインのロゴはパブリック・ドメイン(CC0)です。
https://bitcointalk.org/?topic=64
https://bitcointalk.org/?topic=1756.0
これは予想がつく問題でしたね。
参考は上述の記事です。
……といっても、画像がサーバーから削除されているような。こちらの記事はどうでしょう。
https://medium.com/@_Phil_Wilson_/bitcoin-symbol-and-logo-origins-5d428d40380
どうやら現在よく知られているロゴを作成したのはこちらの方のようです。
ロゴの作り方や込められた意味などが載っております。
もにこが風の噂で聞いていた情報では、「₿」の二本棒は「฿(タイの通貨、バーツ)」との混同を避けるため、だったのですが……製作者様の言葉をもにこなりに抜粋してまとめると、
現在の基軸通貨である「$」にとって代わるように、その上から「B」をスタンプしたデザインにしたからであり、つまり「₿」の二本線は背後にある「$」のものである。
でどうでしょう。助けて英語。
もにこの抜粋ほんにゃくが正しければ、とてもかっこいい由来だと思います!
ロゴの著作権は放棄されていても、名称の商標登録はされていました。
マドリッド協定議定書というものがあります。簡単に言うと、この議定書に参加した国々は、その範囲内で商標が国際的に保護されるというものです。自国内で商標登録した後、手続きを経れば参加国内の商標全てに登録したことになります。
というわけで、そういったものを取りまとめている世界知的所有権機関(WIPO)の商標データベースにアクセスし、「bitcoin」と検索してみます。
http://www.wipo.int/branddb/en/
※株式会社 TIBANNE は「Mt. GOX」の親会社
これらはほんの一部なので、上記サイトで色々試してみると面白いですよ。
ところで、Mt. GOX はゴックスしたはずなのに、ステータスがアクティブになっています。何故でしょうね?
それを知るために、日本の特許庁のデータベースから検索してみることにします。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage
全て bitFlyer が握っています。出願日が一番古いものの詳細を見てみます。
2011年には bitFlyer はまだ設立していません(2014年1月設立)。
もにこ的に和暦で書かれると大混乱してしまうのですが、今年2018年は平成30年です。登録証が発行されてから2年後にマウントがゴックスしています(2014年2月)。その年の瀬に権利が譲渡され、移転しています。このためステータスがアクティブだったようです。WIPOの権利保有者が更新されていないだけなのでしょうかね~?
もにこは専門家ではないので、法律関係に詳しい方にお任せします。
……以上、もにこのざっくりリサーチでした!
いかがでしたか? 明日使える無駄知識は増えましたか?
何故もにこはこんなリサーチをしたかというと。
もにこの師匠とそのお友達は、2013年からアメリカでビットコインを販売しています。といっても、本物ではなく偽物、フィジカルなビットコインです。こちらです。
使いまわし画像きたこれ。
ちなみに作られたのは2012年です。
本物は Decentralized とはいえ、リアルの商品は Centralized な現行法の下で運用保護されますので、ちょっと調べてみたくなっちゃったのです。
2018年4月26日現在、日本にお住いの方向けに、リップル、ライトコイン、ゴールド・イーサリアムの3種コインを師匠の許可を得てもにこが販売していますので、よければ日本のアマゾンで探してみてください。ちょっと宣伝しちゃいました。
アルトコインの場合、コイン作っていいかなー? とお伺いしてから作っていますよ。
ではでは、もにこでした!