今回は、長期積立をテーマにします。長期積立をするということを筆者はとても大事なことだと思っています。想像してみましょう。お小遣いを毎月1万円を投資すると決めたとします。何に投資しようかな?興味のあるジャンルの株かな?それともFX?暗号通貨?よし!株にしよう!と。
大事な1万円を株に投資したとします。毎朝増えたかな?ニュースは?日経は?などと気になると思います。決算時期になれば、決算はどうだったのかな?とか世界情勢が揺れれば、地政学リスクで株価がどう動くとか、地震や台風などの自然災害などがおきれば株価はどう動くかな?とか
1万円を投資すると色々なことを普段から気にかけ、一喜一憂したり、不安になったり、きっと色々なことがあると思います。ただそれは自分の経験値として積みかねましょう。そして長期で運用すると決めたら、心に余裕をもって1年低迷したとしても、売らずに持ち続けることで、先が見えてきたりもします。
例えば、このように右肩に下がったとしましょう。長期積立は下がることが当たり前!という気持ちでいましょう!というのも、何かあることは当たり前です、逆に何かあって良かったと思えることが大事です。それはなぜか?
貯金をしていたとしましょう。大学を出て22歳で就職。初任給から毎月コツコツ2万円貯金。目標は欲しい車を買うこと。そして、頭金100万円貯めて、目当ての新車を納車。お金はあくまでも手に入れる手段で、貯めてきて右肩上がりに100万円貯まりました。でも車を買いました。0円緩やかに右肩上がりのチャートが、大暴落、一気に暴落です。でも、目的のものを手に入れることが満足でこのように考える人はいないと思います。お金はあくまでも手段です。目的は車を買うことです。
具体的に20年間長期積立に置き換えてみましょう。まずは、長期積立のストーリーを作ります。例えば、老後のに備えて貯蓄したいと仮定します。
ここでの目的は、老後に備えての貯蓄です。手段が20年間の積立です。頭金100万円で車を買った時の大暴落のが、市場で何回起きるのでしょうか?相場の世界では7、8年に1度暴落がくると言われています。しかも、予期せぬ暴落が…車を買うという透明性の暴落ではありません。20年の間に3回くらいきます。細かいのもの含めるともっといくでしょう。ですが、歴史的にその暴落を乗り越えて、世界経済は右肩に上がっています。なので、長期積立をすると決めたら、長期の時間軸で考えることが重要と言えそうです。ではいつ始めればいいのか?
上の表(S&P500)を見てみましょう。いつ投資をすればいいのか?うーん…筆者にはわかりません。しかしひとつだけわかることはいつ始めても右肩で上がっているんだから、1日でも早く始めるに越したことはないということです。あくまでも、筆者の考えですが、投資は自己責任ですので…右肩で上がりすぎて怖いと思われた方
これは2019年までですので、この後に、コロナショックが起こります。しかし、現在ではS&P500は4,400を超えています。もっと上がっているということです。
ですので、長期積立をされる方は、このチャート位の年足をみてどっしり構え、長期軸は長期軸で考えるのが良いのはないでしょうか?
最後に、短期・中期・長期の積立のコツは、時間軸に合った考え方で乗り切る。これが一番だと思います。短気は3か月位まで・中期は1年くらいまで・そして長期はそれ以上。シナリオを立ててそのシナリオが大きく変わったときのみ、行動をとる。このことを頭にれておくとグッと気持ちが楽になり、楽しく資産運用ができるようになると思います。