はじめまして、もずくです。
まずは所信表明ということで、ALISをWeb3.0な世界への入り口とするための私なりのアクションについて語りたいと思います。今日の記事は少し文章量が多めですが、最後までお付き合いください。
ここでいうWeb3.0な世界というのは、一部の企業や組織が個人のデータ(コンテンツや個人情報)を独り占めすることなく、誰もが利用できる形で共有されたウェブの世界です。
Web3.0では、インターネット上での取引(支払いなど)を匿名のまま行うことができます。実名や個人情報を相手に見せなくても、取引相手として信用してもらえるような仕組みがWeb3.0の中に備わっているからです。
Web3.0は、ブロックチェーンという2011年に発表された新しい技術によって実現されます。ブロックチェーンはインターネットくらいインパクトのある発明だと称賛する人もいるくらいです。
とまあ、Web3.0を言葉だけで説明するのは難しいので、いずれALISで絵を交えて説明したいと思います。
☕ Web3.0という表現は他の分野でも使われています。有名なものとして、VR・AI・IoTを組み合わせて実現される新しいウェブ体験があります。ブロックチェーンのWeb3.0と、どちらが先に正式なWeb3.0となれるのか勝負ですね。
Web3.0は、これまでのウェブとは異なる新しい体験を私たちに提供してくれることになると思います。そんな素晴らしい技術なのに、なぜか多くの人はWeb3.0に懐疑的で、そこに近づこうとしません。
その理由は、Web3.0を実現する技術がブロックチェーンであり、ブロックチェーンといえば「仮想通貨」だからです。現状では「仮想通貨」という言葉の印象が大きすぎて、その向こう側にあるWeb3.0という存在まで怪しく見えてしまうのかもしれません。
そんな怪しげな「仮想通貨」なのですが、その正体は、最新の技術によって実現された電子的なお金です。もう少し正しく言い換えると、インターネット上で価値を交換・保存することのできる新しい仕組みが「仮想通貨」です。
仮想通貨の基盤となるブロックチェーンは、上にも書いたとおり、Web3.0という新しいインターネットの世界も作り出そうとしています。インターネットも普及した当初は危険だと騒がれましたが、いまやインターネットを使わずに仕事や生活をしている人は超少数派です。未知なるものは危険…と感じるのは人間の本能ですが、飛躍のチャンスでもあるので、まずはきちんと相手を知ることが大切ですね。
ということで、ブロックチェーンという技術自体にはなんの怪しさもありません。ブロックチェーンによって実現された仕組みの一つである「仮想通貨」が怪しいだとか危険だとか言われているだけです。
仮想通貨が怪しいと言われている理由の一つに、「ギャンブルなんでしょう?」と思っている人たちがいます。確かに今は価格の上下が大きいので、株や為替(円やドルの売り買い)に比べるとギャンブル的要素は大きいかもしれません。
また、日本には株や為替すらギャンブルだと思っている人も結構いると思います。そんな人たちでもTwitterやInstagramなどのSNSを使っている人は多いでしょうし、ブログを読み書きしている人もいると思います。
繰り返しますが、ブロックチェーンが実現しようとしているのはWeb3.0の世界です。Web3.0は、いまのSNSやブログも飲み込んでいく可能性を秘めています。そして仮想通貨は、そのWeb3.0の上で流通する価値そのものです(お金とは限りません)。株や為替も価値の一種なので、Web3.0の上に乗せられます。
だから、いつかは株もSNSもWeb3.0の上に乗っかる未来が到来するかもしれません。インターネットやウェブのように、みんなが意識せずに使っている当たり前になっているかもしれないのです。
ちなみに、この絵では「仮想通貨」のことを「くりぷと」と表現しています。仮想通貨と書くと「仮想的なお金 → ニセモノ・危うい・不安定」といったイメージに繋がるので、私のコラムでは「クリプト(くりぷと)」と呼びます。これは英語の「crypto currencies(暗号通貨)」から取っています。
ちなみにALISは「くりぷとSNS」と一部の人たちから呼ばれています。
ALISは「人の信頼を可視化することを目指したメディア」です。単なるブログではありません。でも、そこのところは今日は置いておきましょう。
私(もずく)の考えるALISの役割は、そんな素晴らしいWeb3.0の世界(くりぷとの世界)への門戸を開くことです。
「仮想通貨=怪しい・近づきたくない」というイメージを断ち切って、もっとたくさんの人にWeb3.0の世界に足を踏み入れてもらいたい。そのための入り口となるのがALISの役割の一つだと思っています。
これは私が一人で考えたものではなく、2018年5月20日に開催された大阪Meetup(集まり)で話し合った中で出てきた案の一つです。
☕ ALISには、アンバサダーというボランティアでALISのために活動する人たちがいます。この大阪Meetupは、アンバサダーであるワインさんとRickyさんが企画されたものです。二人ともとても素敵な人です。
それまでクリプトには興味のなかった人たち(特に女性や学生)に興味を持ってもらえるようなイベントやセミナーを企画して、そこでクリプトやWeb3.0、ALISについて知ってもらいます。そして、ALISの記事を読んで「いいね」ボタンを押してもらうところから始めてもらおう…と。
そしてこれから先、日本でWeb3.0が普及しはじめたとき、すでにその世界で活躍している人たちから「ALISでWeb3.0やクリプトのことを知ったんです」と言ってもらいたいなぁと個人的に思っています。
ところが、ALISがWeb3.0の入り口になるには一つの障壁があります。
たとえば、がんばって魅力的なセミナーを開き、たくさんの人にALISを知ってもらえたとします。。
皆さんは家に帰って早速ALISを開くでしょう。ドキドキですね、新しい世界がそこに開けているわけですから
しかし…
自主規制と書いてますが、もちろん規制されるような内容はありません。
ただ、内容がちょっと難しい記事が多いな…と私は感じます。読者がクリプトのことを知っている前提になっている記事がほとんどだからだと思います。
あと、クリプトやWeb3.0とは直接関係のない、コミュニティ色の強い記事もたくさんあります。それはそれでALISを盛り上げる面白い記事なのですが、ALISでWeb3.0やクリプトのことを知りたいと思って入ってきた人たちには???だと思います。
そこで出てきたのが、クリプト初心者専用のポータルサイトを作ろう!というアイデアです。
ALISの記事の中から、クリプトやWeb3.0の基本的なことが書かれた記事を集めたり、そういった知識がなくても楽しめる記事を集めて、ALISとは別のウェブサイトにそのリンク集を作ります。そして、セミナーやSNSなどでALISを知った人たちに、まずそのポータルサイトを見てもらうようにします。
私は言い出しっぺでもあるので、クリプトやWeb3.0のことを知らない人を対象とした記事を中心に書いていきたいと考えています。私の記事を順番に読んでいけば、クリプトやWeb3.0の基本的なことが一通りわかるようなものを目指します。
なので、私の記事を読んで、ここがわかりにくいよ~というご意見や感想がありましたら、遠慮なく私のTwitterにリプをぶつけてください:)
よろしくお願いします。
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