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Little Boy Diary – Day 11 カップヌードルとフランス人、そしてリハーサル

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  • 2019/12/30 01:09

31/07/2017

Edinburgh入りして早くも3日目。

前回バタバタのフライト&謎の奇声をお届けしましたが、それらがあまりにもインパクトがあったので書き忘れたことがありました。

成田から経由地のポーランドへのフライトは、前日から一睡もせずに乗り込んだので飛行機に乗ってからはすぐに爆睡。

そして気がついたらワルシャワに着いてました。

去年のように並びのシートに面白君が座ることもなく(昨年ご支援してくださった方は昨年のFAT君を再読してください)平和そのものだったのですが。

ポーランドのワルシャワ・ショパン空港に到着してすぐmaddyが異変に気がつきます。

降りるために手荷物を準備していると、座席の下に置いておいたリュックを手に取ると。

「あれ?なんか濡れてる」「水?」「水入れてないし」

リュックを受け取った瞬間、漂う異臭・・・出汁の匂い。

リュック全体から漂う「日清」的な匂い。

なんで?なんで飛行機に乗っただけでリュックからカップヌードルの匂いがするわけ?なんて思っていると、私たちの前に座っていたフランス人の若者のところに、別の場所に座ってた友人(きっと若者グループ数人でバラバラの席に座っていた)が何人かやってきて、

「カップヌードル、やばくね?マジやばくね?」

「俺、3個も食べちゃった」

「マジ、カップヌードル、やべーよ〜」

見ると、彼らの席の周りには食べ終わったカップヌードルのカップが無造作に散らかっている。

座席の下を覗くとリュックが置いてあったところに倒れたカップヌードルの山が。

しかも、中身の汁は拭き取ったようになくなっており、フォークだけが綺麗に添えてある。

「食い終わったら汁捨てろやっ!」と、言ってやろうと思った時にはすでに遅し。

飛行機の扉が開いて、次から次へと乗客が降りていく。

その若者たちもいつのまにかボンジュール、ボンジュール言いながら立ち去ってしまった。

と、言うことで濡れたままのリュックを背中に背負うことは出来ず、移動中はずっと腕に引っ掛けて持ち歩くことに。

と言うことで、この後、昨日書いた5時間トランジットのバタバタの最中と、エディンバラ入りしてからの深夜のスクリームは、ずっと魚介の旨味が効いたリュックを持ち歩きながらの出来事でした。

話は変わって、昨日はEdinburgh2日目。

早速、劇場入りしてテクニカルリハーサルでした。

リュックの「旨味」を丁寧に落としてから、事前に宿で台詞の確認。

そして夕方6時から始まるテクリハに合わせて、少し早めの5時に宿を出ました。

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毎年通っている劇場までの道のり

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例年だと、Edinburghの街はすでにfringe一色になっていて、いたるところにポスターやチラシ、大きなノボリなどが貼られ「THE FRINGE」的な感じになっているんですが、今年は私たちの入りが参加団体の中でもトップクラスに早いため、街はまさに準備中。

いたるところで工事を行い、様々な業者の人たちが作業をしています。

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こんな感じですでにポスターが貼られ始めてる場所もあります。

これから数日間(今年のfringeの正式な会期は8月4日から)で街中がfringeに染まることでしょう。

と、言うことで劇場に入る前に困った時の「Boots」へ。

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Bootsに行く道すがら。

はい、映画「Trainspotting」で有名なあの通りです。

真ん中の時計台は有名なホテル。

JKローリングが最上階のスイートでハリーポッターを書いています。

ちなみにあのホテルの下がEdinburgh駅。

Bootsはドラックストア的なところですが、サンドイッチなどの食料品や電化製品なども置いている「困ったときはBoots」と言っても過言ではない、定番のお助けスポット。

何を買ったかと言うと「ドライヤー」です。リュックが全然乾かないんだもの。

これじゃあ、大事な制作道具や衣装などを持ち歩けないですから。

でも、大丈夫。

Bootsには1000円以下でドライヤーを売ってるんです。

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Bootsの前から見えるエディンバラ城。

左側では毎年世界中の軍隊が行進を競うミリタリーアーミーと言うフェスティバルの会場を設営中でした。

そして、小屋入り。

前回もお話した通り、劇場グループは違うんですが、建物は昨年と同じなので勝手知ったるところ。

Cvenueのスタッフと初めて面会し、色々と説明を聞く。

一番驚いたのが、とにかくスタッフの数が多い。

各部署に配置されたスタッフが劇場内を慌ただしく動き回っています。

劇場内を案内され、プロモーション部門の部屋も案内してもらいました。

感触的にはとても良かったです。

1ヶ月もの間、劇場スタッフとは様々な情報をやり取りし、共に作品を創ってくれる大事なパートナー。

ここでの人間関係や、スタッフの力量は本当に大事なんです。

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まだ、セッティング最中の劇場ロビー

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昨年Spotlitesの時にはなかったバーカウンターなども出来てました。

この後、音響、照明、客席の配置など入念な打ち合わせをたっぷり4時間。

メインでついてくれるのはイギリス人のスタッフ二人とシンガポール人のテクニカルスタッフ。

イギリス人の女の子は日本語を勉強しているそうで、合間に「敬語」を教えたら、「Oh,知ってるよ。セパイとコパイでしょ?」と言ってた。

きっと「先輩と後輩」と言いたかったんだろうけど、「いいジャーン!」と言っておいた。

そして、立ち位置を確認しながら軽く通し稽古。

初の劇場で緊張しちょこちょこ台詞が飛びましたが、fringeでは本番前にこれだけしっかり時間をもらって稽古出来るのは奇跡に近いんです。

多くのカンパニーが本番ぶっつけだったり、1時間ほどの確認で本番をスタートさせるので、今回頭からフルランする私たちには時間を割いてくれた感じ。

まだまだ、課題は残っていますが、ドレスリハーサルの前にじっくり劇場を確かめることができました。

で、結局、劇場を出たのが23時。

がっつりの1日だったので、ヘロヘロ。明日(今日)は1日OFFなので、しっかりと稽古をして8月1日のドレスリハーサルに備えます。

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テクリハ中。

明かりと立ち位置の確認。

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