05/07/2016
生活の基盤にTENTがある状態。
TENT先行で1日が決まります。
これは8月28日の千秋楽まで続きます。
この状況を「FUN / 楽しみ」に感じられないと、到底やりきれないのです。
まさに「Sustainability」についての策をしっかり講じないとなぁと痛感します。
この「Sustainability」、日本語にすると「持続可能性」。
企業の人事部も、重要視していると思うのですが、芸術の世界でも重要視されています。
Edinburgh Festival Fringeでは、たくさんのAwards(賞)が設定されているのですが、その中に「Fringe Sustainable Practice Award」というものがあります。
この賞は、長く創作・作品上演を続けていくための対策を形式化して実践している団体に贈られます。
気合いで乗り切る!というのは、どの業界でもそうであるように、Show business・演劇業界でも決して生産的ではありません。
日本の演劇界は、まだまだこの点でかなり遅れていると感じます。
プロとして観客の心を動かす最高の作品を生み続けるために、芸術以外の幅広い知識を知恵にすることが不可欠なので、こういう意味でも常に進化している世界の基準に敏感でありたいです。
ちなみに、現段階(7月5日現在)発表されている賞のリストです。
これから1ヶ月の間に、どんどん賞の数が増えていきます。
そういえば…昨年、フェスティバル事務局の共有スペースで作業していると、満面の笑顔でイギリス人女性が話しかけてきました、「何か悩みはない?」と。
決して怪しい勧誘ではなく、この人たちは先述の「Sustainablity」に取り組む団体で、芸術関係者の心身を守る取り組みをしているとのことで。
実際、本番中は必死すぎて無茶な走り方をすることもあるので、こう言った何気ない声がけでハッとすることもあり。
と、Edinburghが近づいてくると、いろんな意味で緊張してきます。
そんな中、ご支援くださる皆さまのメッセージにいつも励まされています。
TENTがEdinburghでデビューして、その後いろんな場所で発表できますように…そんな野望を抱きながら、今日も創作。
今回はTENTの中で起きることを書く予定が…。
次回こそお楽しみに。