バオウです。
前回はbitcoinの抱えるスケーラビリティについて言及しました。
今回はDGB(デジバイト/ディジバイト)について紹介したいと思います。
結論から言えば、なぜこの通貨がこの程度の価格評価なのかが、不思議で仕方がありません。
(かの有名なjohn mcfee氏も、実力としては1$程度の価格がつくはずと言及していました。)
そんなDGBについて見てみましょう。以下のbitcoinとの比較表を御覧ください。
様々な数字が出ていますが、いずれもDGBの方が優れていますね。
では内容について順番に上から見てみましょう。
①スケーラビリティ
以前紹介しましたスケーラビリティに関してです。bitcoinは7TPSであるのに対して、DGBは280TPSの仕様となっております。速度にして280/7=40倍もの数字を叩き出しています。
前回のスケーラビリティに関してご覧になった方、疑問があるかもしれません。
(気になる方は前回の記事参照!)
そうですね、クレジットカードの決済速度には到底及びません。
(クレジット:MAX6000TPS)
はい、おっしゃる通りです。ですが心配には及びません。画像注釈にもあるようにDGBは
2年毎にTPSを倍にする仕様となっているのです!笑
最初から実装すればいいのに、、、と思いますが、そうは問屋がおろしません。
ブロックチェーンの技術は黎明期であり、発展が著しい分野ではあります。
しかし、クレジットカードのように大規模なトランザクションを成立させる為には
それなりのサーバー運営が必要となります。
まだまだ発展途上であるブロックチェーン×通貨の技術では急激に増加する
トランザクションを処理できるネットワークが構築できていないのです。
回りくどいですが、技術の発展を見越して、拡張性を持たせているとの認識でOKです。
今から10年後の2027年には5960TPSに達し、クレジットカードと同等のTPSとなります。
そうすれば、海外在住のご家族、友人への送金がリアルタイムで実施、、なんてのも夢ではなくなりますね。
②スピード
文字通りです。ブロック生成時間を表します。ブロック生成時間とは、トランザクションを詰め込んだ
ブロックを生成するのに要する時間です。bitcoinは10分と大きい生成時間を要します。仮に、10分以内に
ブロックサイズを超える取引がなされる事があれば、次のブロックへ情報が流れます。
そうしてトランザクション詰まりが発生して送金までの時間が。。。となります。
DGBはブロック生成時間が短い為、bitcoinと同じブロックサイズであればトランザクションが
流れる事はありませんね。そしてスピードが早くなるという原理です。
③マイニングアルゴリズム
詳細は割愛します。(機会があれば別途解説します。)
bitcoinと比較して、5つのマイニングアルゴリズムを搭載する事で、
単一のアルゴリズムと比較して、マイニングの集中化を防止します。
(尚、マイナーにとってはいずれのアルゴリズムでも20%の採掘である為、どれでも良い)
④フルノード数
ノードに関しての定義は少しややこしいのですが、こちらのサイト様がわかりやすく解説していました。
参照先を下記します。
http://www.jpbitcoinblog.info/entry/20170213/1486912581
要するに、取引の監視をする役割の事です。ノード数=監視者が多いので、DGBの監視者の目を誤魔化す事が果たして本当に可能ですか?ってのが数字の意味です。
⑤難易度調整
マイニングアルゴリズムの難易度調整について、DGBはリアルタイムでその難易度を調整しています。
https://jpbitcoin.com/altcoin/digibyte
リアルタイムで難易度調整が行われる為、ブロック毎に難易度が乱高下しないという特徴をもっています。
⑥発行枚数
bitcoinと比較して、その発行枚数は約100倍となっています。
もし仮に、bitcoinに置き換わってDGBが主要通貨となり、bitcoinの市場規模と同等となったときは・・・
夢が膨らみますね!年内はとりあえず1$を目指してほしいです。
どうでしたでしょうか。内容を掻い摘んで記載したので伝わりにくい部分もあったかと思います。
詳細について疑問があればコメント欄への記載をお願い致します。
次回はCPU/GPU/ASICマイニングについて言及しようかなあ。。
by バオウ