バオウです。
貨幣×ブロックチェーンの代表格である
bicoinが現在抱える問題について言及してみたいと思います。
早速ですが、課題に関しては以下のリンクを参照してみてください。
参考:https://blockchainexe.com/blockchain_problem/
非常によくまとめてらっしゃいますので、大変参考になりました。
この場を借りて御礼申し上げます。
さて、リンク先に記載があるように、bitcoinは様々な課題を抱えています。
ここでは代表例として、スケーラビリティ問題について言及してみましょう。
(その他は割愛します。)
bitcoinのトランザクション速度は7tpsとされています。
トランザクションとは、ある一定区間の取引履歴のことを指しましたね。
ここでは1秒間に7件の取引情報が処理可能であるといえましょう。
何を意味しているのかを理解する為に、大雨の日のダムについて考えてみましょう。
天気予報により、大雨になる事が予め予測できた夏のある日。あなたはダムの水門を
開きました。水門から放出される水量は毎秒1Lとしましょう。(現実では機能しませんが)
ここで、ダムに貯蔵できる最大水量は10Lとします。
雨量が毎秒0.5L程度なら問題なく放水可能だと思います。
これが仮に毎秒2.0Lになったら?そうですね。放水速度<貯蔵される速度
となる為、ダムにはどんどん水が溜まっていきます。
しまいには、ダムから水が溢れ出し、とんでもないことになりかねません。
bitcoinはまさしくこのような状況に差し掛かっているのです。
とはいえ決壊する事はありません。ただただ処理が間に合わずに、無限のダムに
トランザクションが蓄積されていく事になります。
ではなぜこれが問題となるのでしょうか。
答えはbitcoinを決済手段として用いようとするからです。
決済として用いる以上、やはりスムーズな取引が要求されます。
上記リンクにもあるように、クレジットカードのトランザクション速度は
最大約6000tpsと言われています。
比較対象にならないくらい処理が遅いのですね。。
こんなに遅くては、取引情報がどんどんダムに蓄積されていきます。
もちろんブロックチェーンを用いている為、原理的には時系列に
処理情報が並ぶはず。あなたが送金した情報は、あなた以前に
ダムに蓄積された情報が処理された後にしか処理されないのです。
おわかりいただけたでしょうか。
これがスケーラビリティ問題の全貌です。
処理速度が圧倒的に足りない為、トランザクションが詰まるのです。
文字通りトランザクション詰まりと言われています。
bitcoinはそもそも、貨幣×ブロックチェーンの市場実験的な立ち位置にありました。
現在は投機的な立ち位置となっていますが、そもそも実験の為に作られた
仮想通貨といっても過言ではないと思います。
スケーラビリティ以外にも様々な問題は存在します。
これらの問題を解決する為に、日夜開発が行われている、という事です。
いかがでしたでしょうか。
スケーラビリティ問題について疑問解決の糸口となれば幸いです。
次回は課題の多い、bitcoinを改善した通貨である
ディジバイト(DGB)について言及してみたいと思います。
次回もよろしくお願い致します\(^o^)/