目次
【01】 はじめまして『億ラビット』です!
【02】 ALISの一番の財産はコミュニティである
【03】 ALISコミュニティの強みとは
【04】 内部を盛り上げることと外部に対してALISの価値を上げる両方の戦略が必要
【05】 ALIS全体を一つのブログとしてみてコミュニティがスイミーのように動く
【06】 現状のシステムの中で過去記事が埋もれて使い捨てにならない仕組みを作る
【07】 プロブロガー短期養成ブートキャンプを作って新参者の書く力を短期間で育てる
【08】 初心者がゼロから最低限のリテラシーを付けられるブロックチェーンアカデミー
【09】 ALISでしか読めないニッチなコンテンツを増やす・ブルーオーシャン取り
【10】 組織的リサーチで他媒体よりも質の高い情報を発信する
【11】 日本の情報を英語で世界に発信する
【12】 結果として
【13】 ALISの価値を上げるために外部開発者が勝手に開発可能なツール
【14】 ALISのコミュニティは数十年後の人間社会の縮図に成り得る!?
【15】 ここまで読んでくれた皆さんへ
【16】 最後に運営さんへ
【17】 写真著作権表示
はじめまして。オクリビット星からやって来た億ラビットです。ALISコミュニティの皆さん温かく迎え入れていただいてどうもありがとうございます!ALISMANさんにライバル認定されたり、他の方々からも強そうだとか強敵の予感といったようなお言葉を頂き、もう既にアットホームな感じを受けています。
さて一発目の記事に何を書こうか迷いましたが、自己紹介はある程度記事を書いて認知度を上げてからの方が効果的であるとどなたかが述べていたので、億ラビットくんの詳しい紹介は次に回します。今回は最初なのでALISに対する魂の叫びを書き連ねます!
私自身日本とヨーロッパでいくつかのスタートアップ立ち上げに携わり、様々な苦難を経験して来ましたが、そんなしがないいち起業家からの視点で、こうすればALISは上に登っていけるのではないかというアイデアが沢山あります。そして、起業家である以前に私は一日18時間プログラミングをすることが生きがいの、技術者でもありハッカー(よい意味の)なのでかなりぶっ飛んだ方法を提案してみようと思います。
また、ALISで記事を書くのであれば、わかりやすい文章、読まれやすい構成と適度な文量を追求すべきかと思いますが、今回ばかりは敢えてアンチテーゼで超長文を書きます。携帯で読んでる方、長すぎて最下部のいいねボタンまでたどり着けないかと思いますが、いいねは期待しておりません。ライバル(!?)のアリスマンさんを見習って、今後ALISで稼いだ報酬は全てALIS盛り上げ企画等で再分配することに使う予定です。
もちろんALISの運営の方々もまたユーザーとしてコミュニティに参加されてる方もこれは重々に承知していることだと思います。実際に運営の方々がALISのプロジェクトはコミュニティのものであると述べています。そして私、億ラビットがALISのコミュニティに参加したいと思ったのも、ALISコミュニティのメンバーの方々がALISを盛り上げようと皆さんで協力して精力的に活動する姿に心を打たれたからです。私が運営するオクリビットという外部サービスでも仮想通貨ブログランキングシステムにALISブログで参加可能にしたり、デイリーランキングにALIS部門を特設したりさせていただきました。
今現在でもそんなALIS伝道師の皆さんの努力は確実に実って来ていて、デイリーブログランキングの総合部門で上位に入るALISISTAの皆さんのドミナンスが徐々に上がって来ている気がします。ただ、ALISの特殊なコミュニティが持っている無限のポテンシャルは少しの工夫とハックがあればもっともっと引き出せるとも感じているので、今回はその方法を提案してみます。
ではALISコミュニティの持っている最大の強みとは何でしょうか。それはALISのために時間を費やしてくれるユーザーさんの数です。そしてコミュニティが一丸となってALISを盛り上げていこうという情熱を持っている事です。スタートアッププロジェクトを進める上でこういったコミュニティが存在する事自体、とても貴重な事です。ただし、現状のALISコミュニティの在り方を外から客観的に見ると、この人たちの情熱や時間をもう少しうまく使いこなす方法があるのではないか、それができればALISというプロジェクトはとてつもなく大きな成功を収めるのではないかという考えに至ります。
結論から言うと、こういった情熱と時間を持て余したコミュニティが存在する場合、うまく進む方向性を与えることで数の力と組織の集合知を使って伸し上がることができます。わかりやすい言い方をすると、集団が同じ目的・方向性を持ってスイミーのように動くということですね。ライゾマティクスCEOの斎藤精一さんがそれを『スイミー理論』と呼んでいました。一匹一匹の魚は小さくても、全体が同じ方向にまとまって動いているので一つのとても大きな魚として見えるということです。
アノニマスという匿名ハッカー集団なんかが正にそれですね。(アノニマスの活動を知らない方はWikipediaを参照下さい。)
アノニマスは
「命令というよりもアイデアに基づいて運用されている非常に緩やかで、分散化された指揮系統をもったインターネット上の集まり」
とされています。
別に数の暴力を使って悪いことをしようと提案しているのではありませんし、アノニマスが悪い集団だと言っているわけではありません。ただ、ALISコミュニティにはそれと同じだけの力を持てるポテンシャルがあると言っているのです。
その証拠に最近オクリビットのデイリーブログランキングでALISの記事がトップに来ることが増えています。オクリビットのブログランキングは記事の質を評価するものではなくツイッター上のシェア率をコミュニティへの影響度として評価しているものです。そもそもプロジェクトの草案でコンテンツの質という基準が曖昧な対象は評価しないと断言しています。そのコンテンツがコミュニティに対して起こした現象で影響や貢献度を評価する仕組みがオクリビットです。だからALISのブログがこのランキングの上位に来るのは正当な結果なのです。そしてこれはALISコミュニティのアノニマス化が既に始まっている証拠です!
アノニマスというのは分散型コミュニティの先駆けなんですよ!誰が先導しているわけでもないのに世界中に散らばる同じアイデアを共有するハッカーたちがスイミーのように同じ目的に向かって大きな力として動ける。
ALISのコミュニティに参加してそこで文章を書くということが少なくともツイッター上に置いては外部ブログに対して優位性を持ち始めています。本来ならシェアされないであろう記事がコミュニティの後押しを得て爆発的にシェアされているということですね。おそらく、質の低い記事が不当にシェアされているとも言い換えられるので、この現象に批判的な見方をする方は少なからずいるかと思うのですが、これはよく考えると、正しい方向に導かれることで凄い可能性を秘めていることなのです。
ALISには記事を書いたりいいねを押したりすると報酬がもらえるというシステムがありますが、それがインセンティブで記事を書いている方も多いでしょう。それはそれで素晴らしい事です。ひとりひとりのユーザーさんがアリス内部で競争しあって自分の利益を追求していく事は経済の原理からするととても健全な事です。ALISに参入してきた方が内部で盛り上がる仕組みの充実は当然不可欠です。そして、内部が盛り上がる仕組みは情熱を持ったコミュニティの皆さんが様々な方法で作ってくれていますし、今後もどんどん色々な試みがされてさらに盛り上がって行くことと思います。
ただし、ALIS内での競争原理を追求するだけではALISは内部崩壊します。ALISが盛り上がり実力者や同じトピックの競合記事が増えてALIS内で上位に入ることが難しくなると、同時に貰える報酬の頻度も額も下がります。よって新規ユーザーや書き手として実力のないユーザーのALISで記事を書くインセンティブが下がって行くからです。また、限られたジャンルでは記事のネタも枯渇していきます。それが今話題のALIS離れでしょうか。
最終的に、ALISが過疎化することによって自分が報酬を受ける頻度やその額が上がる方がよいという考えにも到達し得ます。これはとても危険な考え方です。なぜなら、ALIS離れが進むことで人気記事の上位に来ることが簡単になったということは、ALISの記事の質と量の低下を意味することであり、それは外部に対するALIS自体の価値が下がるのと同義です。そうなれば当然ALISトークンの価値も下がって行くので、結果として、ALISで貰える報酬は紙切れ同然となります。
ALISが進むべきはこの逆の方向です。ALISのメンバーひとりひとりが、ALIS内での競争で自分の価値を上げていくと同時に外部に対するALISの価値も上がっていくような記事の書き方をすればよいのです。ALISの価値を上げることに貢献する記事を書けば自ずとその方のALISコミュニティ内での価値も上がって行きます。おそらく現状のALISの仕組み上、コミュニティ内での自分の価値が上がっていくと自ずといいねも増え、報酬も多くなります。ですので、他の人よりいい記事を書いて蹴落とそうとするよりも、いかにコミュニティの発展やALISの価値向上に貢献するような記事を書くかを意識する方が、結果的に報酬の合計値が高くなるような気がします。
ALISの外部に対する価値を上げるためにコミュニティ全体がシェアする必要がある考え方・アイデアがあります。そのアイデアの核となるのは、ひとりひとりのメンバーが同じ方向性を持ってスイミーのように動く、すなわちALIS全体を一つの大きなテーマ(ブロックチェーン・暗号通貨関連)を持ったブログメディアと捉え、各ユーザーがALISブログに対する共同編集者であるという考え方です。
また、これから提案するのは、運営に対するシステム改善要望等ではなく、現状のシステムと提供されている機能ですぐ実践できるコミュニティハックの数々です。
現状のALISのシステムだと、今現在の人気記事と新着記事の表示しかないため、過去に書いた記事がどんどん下に埋もれてしまい質の高い記事も一瞬トップに表示されて消えていく、正に使い捨てのような状態になっています。検索機能やタグ機能もないため、過去記事を掘り起こす術があまりありません。まず、この状況を解決しない限りALISの外部価値を高める事は難しいと思います。
既に実践されている方も沢山いますが、現状の仕組みでこれを解決するひとつの方法はALISの過去記事へのリンク集を掲載したまとめ記事を作ることです。それは自分の過去記事への一覧でもよいですし、何らかのトピックに対する記事をまとめたものでもよいでしょう。ただし、そのまとめ記事自体はALISの外部にもあることが望ましいです。なぜならALISにその記事を書いたとて、そのまとめ記事自体も過去記事として埋もれていくことになるからです。プロフィールや全ての記事のフッターにまとめ記事へのリンクを貼るのも一つの方法ですが。SEOの観点からみても外部のドメインからALISへリンクが貼られている方がその記事の検索エンジンに対する価値が上がります。要するにALIS外部からALIS記事に対して大量のリンクが欲しいわけです。これによって当然外部への露出が上がるのでALISの価値も高まります。ALIS内部でリンクを貼り合っているだけでは、それを目にするのもALISユーザーさんがほとんどになりますし、リンクも内部完結していてサイト内ナビゲーション以上の価値があるものではありません。ですので、ALISのまとめ記事を外部ブログに書いて過去記事を埋もれないようにするというが現状でALISの価値を上げる一つのやり方です。
先に上げたOCRYBITのブログランキングもそのひとつです。毎日オクリビットからALIS記事へのリンクを貼ることで、ランキング登録ブログの記事は少なくとも外部ソースから一つリンクを貼られている状態になります。ひとつの媒体からでは効果は微々たるものですが、外部ブログを持っているユーザーさん皆がこれをやり始めたら、ALISの外部露出と価値はかなり上がると思われます。
また後の項目でも書きますが、ALISの過去記事の検索機能やタグ付け、カテゴライズ機能は外部の開発者が簡単に作ることができます。ALIS公式の機能が実装されないのであればどなたかが作ってしまうのがよいかもしれません。
先にも述べましたが、ALIS内には元々の有名ブロガーさんや書き手として実力あるインフルエンサーの方が少なく記事の質自体が低いという問題が指摘されています。この解決策を提案します。
まずALISは初期段階でインフルエンサーの方々や有名ブロガーさんを取り込む必要はないと思います。逆に、ALISを使ってくれているアマチュアブロガーさんたちを育てるシステムを作るという考え方をすべきです。ALIS内にプロブロガー養成ブートキャンプを作るのです。短期間でプロブロガーさんの足元には及ぶような実力を付けられる学習コースを共同作業で作るのです。
プロブロガーの方が何年もかけて身につけた書く技術やそれをうまく伝えるノウハウが短期で身についてたまるかと言われるかと思いますが、ひとりで学ぶのではなくALISのコミュニティメンバー10人なり100人なりが協力してリサーチして記事を書いてシェアし、前述したようにまとめ記事として『短期間でゼロからプロブロガー並の実力を付けるには』的なチュートリアルを作れば十分に可能です。
ALIS全体の集合知として一人のプロブロガーさん並の知識を付けるということです。その学習リソースがあることで独習して短期間で実力を付けられるメンバーはコミュニティの中に沢山いるはずです。新しくALISに入ってきた素人のブロガーさんにとっての指針にもなります。
また、そのチュートリアルはALISでどうやってよい記事を書くのかと同時に、一般的にどうやってよい記事を書くのかも学べることが大事です。現在のところALISで投稿できるトピックは仮想通貨縛りとされていますが、ブログの書き方やALISの仕組みに関する記事を投稿することは既に許容範囲になっていると思います。
実際にそういった記事を書いているユーザーさんは沢山いるのですが、いかんせん記事が埋もれてしまって以前見た良記事を探し出すことが難しいのが現状です。もう少し体系的に学べるまとめ等が欲しいところですね。
さらに単に独習できる学習リソースがあるだけでなく、既にALIS内で実力を付けたトップブロガーさんからメンターを受けられる仕組みがあるとなお良いと思います。実際、このメンター制度的な試みは先見の明をお持ちのしまりすさんやアリスマンさんが既に始めているので注目していきたいところです。アリスマンさんやしまりすさんの活動は完全無料で行われているようですが、後々はこの仕組みがALISのトークンエコノミーの中で有料でもできるようになるとトークンの新たな用途にもなり、学びの還元にもなってALISコミュニティの活性化につながると思います。
またALISの公式アンパサダーでもあるseiyaさんが三日坊主が続けられる仕組みがないとALISが新規ユーザを獲得して伸びて行くのは難しいのではという旨のことを仰っていましたが、この貴重なご意見を真摯に受け止め素人の新規ユーザーさんが段階的にインセンティブを得ながら続けられる仕組みを考えてみます。
(seiyaさんの人気ブログ『今すぐ始める仮想通貨投資』も是非お読み下さい!)
まず、先に上げたブロガー養成リソースやメンター制度で書き手として成長していける仕組みは一つのインセンティブになるのではないでしょうか。それから、新規ユーザーが初めて投稿した時にピックアップする仕組みや、先日『ALISグランプリ』という4人のALISISTAさんが記事に対する投票数を競う企画が行われて盛り上がりを見せていましたが、同じような企画をまだ登録後日の浅いユーザーさん対象に開催するのも良いかもしれません。ALISで記事を書いて実力が伸びることが段階的に評価されていく仕組み作りがコミュニティの中でできればよいのではないでしょうか。
また、ALISの中には仮想通貨やブロックチェーンについてあまり詳しくないので記事が書けないという方も沢山いると思います。他ジャンルが開放されれば問題は解決されるのでしょうが、やはりALISコミュニティの一員としては、ブロックチェーンや暗号通貨の仕組みをより詳しく知っていただいて、ALISが実現しようとしている世界やビジョンを共有してもらえたらこの上ないことだと思います。
Liskが無料で公開しているLiskアカデミーのようなブロックチェーン・暗号通貨の仕組みを短期間で体系的に学べるリソースを作り上げるというのはどうでしょう。これも、前述したプロブロガー養成ブートキャンプと同じで、コミュニティメンバーの共同作業で記事を書き上げチュートリアルとしてまとめ記事を作ることによって短期間で実現できます。
ほとんど知識のない状態からブロックチェーンの仕組みを学んでくれたユーザーさんというのは、ALISコミュニティにとって大きな戦力になります。なぜなら最低限の知識を付けることで、仮想通貨の記事を書くことができるようになり、初心者が噛み砕いて書く記事は他の初心者に対して非常に有用なものとなるからです。それによってALIS全体の仮想通貨関連記事の量と質の押し上げにもなります。有名ブロガーさんやインフルエンサーの方が書く記事のほとんどは初心者を対象にしたわかりやすい記事です。初心者の方を対象にした記事の方がターゲットが大きいからです。
ここからは、ALISユーザーさんが組織的にどういった記事を書いていけば外部に対するALISの価値を高められるのかを書いていきます。
まず初めは、ALISでしか読めない超ニッチなコンテンツを増やすことです。これは特に上記したALISに新規で来た書く経験の浅いユーザーさんたちに挑戦してほしいことです。なぜなら、誰も書いていないトピックについての記事であればそのトピックに置いては質の低い記事でも勝てるからです。もちろん興味ある人が少ないので爆発的にいいねが貰えることはありませんが、そのトピックについてはあなたしか書いてないので検索エンジン等に引っかかって継続的に読まれ続けることになります。書いてすぐにいいねは貰えなくとも、あなたの発した情報の価値とあなたがALISに対して与えた価値は日が立つにつれて上がって行きます。
こういったマーケティング手法をロングテールといい、競合が少ない分野の事をブルーオーシャンといいます。ALISがひとつのブログメディアとして組織的にスイミーのように動くことで、数の力を使ってブルーオーシャン総取りをすることができます。仮想通貨界隈は技術革新が日進月歩で進み、新しい通貨や概念がどんどん出てくるので競合がいないブルーオーシャンなトピックが沢山あるとされています。
例えば、
日本で誰も知らない有望な草コインについてどこよりも詳しく書く
まだ認知度の低い新しい概念についてどこよりも詳しく書く
ホワイトペーパーを読み解きわかりやすいまとめを書く
学会から出るブロックチェーン関連の論文を読み解きわかりやすいまとめを書く
暗号通貨・ブロックチェーンについての知識は豊富だが、文章を書くことには慣れていない方がこれに取り組めば長期に渡りロングテール高価のある貴重なリソースになります。
次に外部の質の高い媒体に対抗する方法です。大手メディアにメジャーなトピックの記事の質でも勝つということですね。これも、数の力を使えば可能です。ALISには一人では他のブロブロガーさんや大手メディアのライターさんに勝てるような記事は書けないけれども、あるスキルだけを抜き取れば突出したものを持っているユーザーさんが沢山います。
例えば、
知識が豊富でリサーチが得意な方
文章構成が得意な方
イラストを描くのが得意な方
人を惹きつける文章を書くのが得意な方
コミュニティの盛り上げや情報のシェア拡散が得意な方
もしこれらの方々が共同で記事を作り上げ、報酬を分配できる仕組みがあったらどうでしょう?どんな外部メディアにも負けない記事が沢山作れると思いませんか?現状のシステムでもある程度可能かと思いますが、今後投げ銭機能などが実装されるようなのでコミュニティの皆さんの工夫次第で実現可能な試みです。また、ALISトークンを使って公式にこういったシステムが実装されたら、おそらくALISの価値とんでもないことになります!
もしこの仕組みができて分散型のユーザーさんがスイミーのように力を合わせて一つのメディアとして動くのであれば、リサーチの幅広さや記事の質、情報のシェア・拡散度において中央集権の外部メディアがALISにかなわなくなる時代が来てもおかしくありません。ALISがトークンエコノミーのアノニマス化すれば、世界最大の仮想通貨メディアCoinDeskにも勝てる日が来るでしょう。実はメディアの在り方も中央集権からALISのような分散型への過渡期であり、これは現実的に十分起こり得ることです。
共同執筆システムが整備され他トピックが開放されると、これと同じ事があらゆるジャンルで可能になるのです。ALISとそのコミュニティの秘めた可能性凄くないですか?
ALISユーザーさんがスイミーのように動いて組織的に書くべき分野の3つめは、日本語でしか情報が得にくいトピックを英語で世界に発信する事です。世界の人たちは日本人が思っている以上に日本に興味があります。特に仮想通貨界隈では相場が冷え込んでいた数ヶ月前なんかは、一日の取引量の60%が日本円だったなんて日もあったわけで、日本市場が仮想通貨界隈の大きな勢力であることは疑う余地もありません。
にもかかわらず、日本の情報を英語で世界に発信しているメディアは驚くほど少ないのが現状です。もちろん言語バリアなどもあり日本人で英語が堪能な優秀なライターさんは限られてるのが一番の問題なのでしょうが、これもALISが数の力と共同執筆の仕組みを使って取り組めば実現可能な分野です。ALISには英語で文章を書けるライターさんが沢山いると思うのです。
日本国産のサービスや通貨、日本の仮想通貨界隈の情報について英語で読みたければALISがそのゲートウェイとなれば、ALISが言語の壁を乗り越えて一気に広まりますし、今後海外展開する際にも国外ユーザーの取り込みが容易になると思います。
とても長くなったのでまとめます。
ALISの一番の財産はコミュニティでありトークンエコノミーの分散型コミュニティとしてアノニモス集団、またはスイミーのように動くことによって、社会革命を起こす可能性がある。
現状のシステムでALISの外部価値を高めるために
過去記事を埋もれないように工夫する。外部ブログにまとめ記事を作る。
外部のプロブロガーを取り込むのではなく、内部からプロブロガーを育てる仕組みを作る。
ブロックチェーン・仮想通貨の仕組みをゼロから学べるアカデミー的な仕組みを作る。
書くのが得意でない人たちはニッチなトピックを攻めてロングテール戦略でブルーオーシャンを獲る。
書くのが得意な人たちは、共同リサーチ・執筆でメジャーなトピックで最大手メディアにも負けない質の高い記事を作る。
英語で書ける人は、国内情報を英語で海外に発信
これによってALISの外部価値が高まると、当然ALIS通貨の価格が上がります。なのでALISで上位に入らなくても稼げるようになる。上位に入れば今の10倍稼げるようになるかもしれません。ただ、そんなことは現状あまり重要ではないのかもしれません。
もっとエキサイティングなことは、ALISコミュニティに今この黎明期に参加することで、
書き手として、情報発信者としての実力が上がる
ブロックチェーン・暗号通貨に対する知識が豊富になる
社会革命を起こすコミュニティの一員として活動でき、その貢献が認知される
その結果、名実ともに稼げる情報発信者になる
ALISで記事を書き上位に上がることが栄誉になり、ひとつの記事で数万、数十万といった額が稼げるようになると、結果として外部の有力ブロガーさんも続々参戦してくるのではないでしょうか。
さて、ALISの運営の方はリーンスタートアップの概念を開発サイクルに取り入れて必要最低限の機能を備えたプロダクト(MVP)からユーザーと一緒にサービスを作り上げていくと述べていますが、ここに少しジレンマがあるような気がします。
リーンな開発サイクルの核となる概念とは、ユーザーさんの声を拾い上げて短期間で何度も機能改善や新機能実装を行い、テスト運用の結果、必要なものは改善、不要なものは取り除く、そのサイクルをできるだけ短くして最短時間でユーザーが求めているサービスを創り上げるということです。
ただALISの場合トークンとはいえ既にお金を動かすサービスを実装しています。お金が動いている以上、真にリーン開発サイクルと言えるほどの実験的なサービス運用は、ベータ版であるといえ難しいのではないでしょうか。実際にユーザーが求めている検索機能やタグ付け機能、コメント機能等は、まだ実装される気配がありません。リーンな開発サイクルとはユーザー側が声を上げ、開発がそれを必要と判断したらその機能が数日で試験実装されるような開発サイクルが理想的です。
私はALIS開発の能力を疑問視しているわけではありません。おそらく大変優秀な方達が開発に参加されていることと思われます。ただ、お金を動かすサービスの性質上新機能の実装に慎重を期さなければならないのは仕方がないことだと言っているのです。それでいて、この様な形でユーザーコミュニティを巻き込んだ開発の仕方をするという試みとその勇敢な決断は賞賛されるべきです。なぜなら、ALISがベータ版開始から一ヶ月あまりで、社会革命を起こしうる今のコミュニティの在り方になれたのは、運営さんのその決断があってこそだからです。
ALISの運営の方は、『ALISはコミュニティが作るサービス』であるといっています。であるならば、公式からの機能実装を待たずに外部の開発者が必要な機能を勝手に作ってしまえば良いのではないでしょうか。それによってALISの価値向上を加速化させることができると考えます。ただできるだけ今後公式が実装するであろう機能とコンフリクトしない方法で開発することが望ましいです。
例えばオクリビットのデイリーブログランキングがまさにその一例です。ALISでは既に人気記事としていいねが多い記事をトップに表示する機能があります。運営さんが公式にこの機能を改善していけばランキングのようなものもできるでしょう。ですので、オクリビットのランキングはそれにコンフリクトしない形で、ツイッター上でのシェア率を数値化したものです。
以下にALISの価値向上のために外部開発者の方が勝手に実装できる機能を3つ提案します。どなたか外部エンジニアの方作っちゃいましょう!
過去記事検索機能・タグ付けカテゴライズ機能
公式の発表によるとALISの記事はまだ5000ほどしかないようなのでこの機能は外部開発者でもスクレイピング等で結構簡単に実装できます。そして、この検索機能から外部のブログ等にコピペまたは埋め込み可能なリンク集が簡単に作れる機能があると理想的です。
コメント機能
ハッカーニュースというIT・スタートアップ関連の世界一のニュースサイトをご存知ですか?Yコンビネーターという世界一のスタートアップアクセレレータが運営するサイトで、ニュースやブログ記事へのリンクを持ってきてそれについて、世界中の人々がコメント欄で議論できるサイトです。スタートアップ関連の情報を収集するならまずここというサイトです。仮想通貨界隈でも重用されているRedditなんかとも似ていますが、実はRedditもYコンビネーター出身のスタートアップです。ALISもこの仕組みを外部に実装してしまえば現在未実装のコメント機能の代用になるのではないでしょうか?ツイッターのアカウント等でALIS記事へのリンクに対してコメントしあえるようにするのです。DISQUSなどのコメントシステムを使えば案外簡単に作れるでしょう。そして、このコメントシステムはALIS公式のコメントシステムとはコンフリクトしませんし、外部にあることでALIS記事の価値を高めます。
記事リクエスト機能とそれをボランティアで書く人のマッチングシステム
最後に提案するのは、自分では書けないけど誰かに書いて欲しい記事をリクエストする機能とそれをボランティアで書く人をマッチングするシステムです。投げ銭によって報酬を与えられる機能や、共同執筆で報酬を分配できる仕組みがあれば完璧です。おそらく、どなたかがこのシステムを勝手に実装してしまった時点でALISの世界制覇は確定します!なぜなら、上述してきたALISの外部価値を上げていく方法が非常に容易に実行可能になるからです。また、ALISトークンは用途が特にないから価値が下がっていくという主張をいくつか目にしましたが、今回の記事だけでもいくつもの用途を提案しました。
大変長くなりましたが、実はここからが本題です!途中読み飛ばしてもぜひここから先だけは読んでいただきたいです。
今回の記事で、ALISの無限の可能性を引き出すためにはアノニマス集団やスイミーのようにコミュニティメンバーひとりひとりが同じ方角を向いて、その数の力と集合知で他勢力を圧倒していくというような、ずいぶんとやり方の汚い提案に聞こえたかもしれません。
しかし、よく考えるとこれは非常に美しいことでまさにブロックチェーンが目指す未来の分散型コミュニティの在り方なのです。分散したメンバーが誰に指示されることなく同じアイデアを共有してコミュニティに貢献していく、ハッカー集団アノニマスの在り方はその先駈けであったということです。
ブロックチェーンが目指しているものの一つは中央集権・中央管理を取り除き透明性の高い分散型の仕組みで社会を効率化していくことです。今回、私が提示しているのは単なるアイデアであって、皆さんを扇動して何かをしようというわけではありません。
実際これを、中央集権的にALISの運営がやったらこのアイデアは反対勢力によって潰されて終わります、コミュニティメンバーが個人個人の方法で組織を盛り上げることを追求する中で尚且つこのアイデアを共有し、結果的に全体が自然とその方角に向かうことで初めて、このとてつもないポテンシャルが発揮されるように思われます。中央集権がなく分散したALISコミュニティのメンバーが思い思いの活動をする中でいつのまにか巨大スイミーになっていたという状況ですね。
そして、なぜALISのコミュニティが革新的であるかを話させて下さい。ALISが目指すものの一つに信用を可視化するということがあって、現在のALISはそれを記事に対するいいね数に独自の可視化ロジックを適用して測ろうとしています。実はこの信用の可視化というのはブロックチェーンが創る未来の人類社会に置いて非常に大切になってきます。現代社会に置いて私たちは信用をお金という概念に置き換えて取引をしています。しかしオクリビットは未来社会では信用を証明するお金というものはブロックチェーンの合意形成アルゴリズムで計算される評判(レピュテーション)に置き替わると考えており、その評判はコミュニティへの貢献度をベースに計算されると考えています。
mahsonoさんというとても知見の深い方が、人間社会の信用の歴史についてわかりやすく紐解いくれています。(こういった質の高い記事が埋もれてしまわずに上がってくるようなシステム改善が待ち望まれますね。)後編では未来の信用について考察しオクリビットのプロジェクトについても言及してくれています。
それを未来先駆けでやったのが、賛否評論を巻き起こした仮想通貨インフルエンサーランキングでした。定義が曖昧なインフルエンサーを美しい未来社会を創るであろう貢献ベースの評判査定アルゴリズムで再定義したのです。
話がそれるのでオクリビットプロジェクトの詳細については割愛しますが、ようはトークンエコノミーを創るプロジェクトに貢献しようという情熱を持ったメンバーが沢山いるALISのコミュニティは、数十年後の人類社会の縮図になる可能性があるのではないかということです。
ALISのホワイトペーパーを読むとALISの創立メンバーがいかにSteemitに感化されたかということが書いてあり、ALISとはいわばSteemitを国内向けにした後発プロジェクトです。ただし、ALISにしかなくてSteemitが持ち得ていないもの、それがこの特殊なコミュニティです。
ALISコミュニティがこれからのトークンエコノミーを牽引する世界で最も革新的なコミュニティになれるのは日本の特殊な文化があってこそだと思うのです。皆で同じ方角を向いてコミュニティを盛り上げていこうという情熱を持ち、無償でも貢献できるメンバーが沢山いるというのはその背景に日本文化があるように思えてなりません。未来のトークンエコノミーの中では、まさにこの貢献が評価されてお金に替わる信用となっていくと考えています。それを世界で最初に形にして行くのが美しい日本文化の上に建つALISのコミュニティなのです。後発のALISがSteemitには成し得ない方法でトークンエコノミーの世界を牽引してくのは十分に可能な気がしています。
いやコミュニティの皆で盛り上げて世界を牽引していきましょう!最近ALISに対するネガティブなコメントを目にすることが多くなったと感じていますが、それは一時的な現象で、このコミュニティがある限りALISの未来は明るいと思います!
これだけ長い文章を最後まで読んでいただいて大変ありがとうございます。もし今回の文章を面白いなと思っていただけたら、是非私、億ラビットが運営するプロジェクト『OCRYBIT』にも興味を持っていただけたら幸いです。未来社会に実装されるであろう評判システムを考案し、それを基にしたランキング作成や評判をベースにした投票システムで組織運営できるDAPPを開発予定です。また、コミュニティへの貢献に対する報酬として分配されるオクリビットコインも発行予定です。仮想通貨ラッパーの億ラビットくんが首からブロックチェーンで下げているのがそのコインです!
現在公開しているのは実はプロジェクトの半分だけなのですが、近日中にプロジェクトのもう半分を発表します。人工知能と語学に関するプロジェクトで、世界で誰も取り組んでいないことです。社会システムと共に人間の知能にも変革を起こします!
ブロックチェーン・人工知能・語学
皆さんの支持が得られれば、ALISと共に今後の日本を盛り上げていくとても面白いプロジェクトになると思っています。認知度がまだまだ低いので是非ツイッターでフォローしていただけると嬉しいです。また、オクリビットのALISランキングにまだ参加されてない方、是非@ocrybitまでALISのユーザー名を教えて下さい。すぐにランキングシステムに追加させていただきます。
億ラビットをドイツ支部公認アンバサダーにしてみませんか?
ヨーロッパのシリコンバレーとも呼ばれるドイツ・ベルリンでALISを普及するために暗躍しますよ!
swimmy by Daisuke Sakai / CC BY-NC-ND 2.0
Early 1900's Wagon by Tjflex2 / CC BY-NC-ND 2.0
Guardsmen participate in 4-H Camp as instructors of Boot Camp Class by Virginia Guard Public Affairs / CC BY-NC 2.0
Bitcoin Blockchain Cryptocurrency by Attribution: Descryptive.com / CC BY 2.0
Like a sleepy blue ocean by Aftab Uzzaman / CC BY-NC 2.0
Fushimi Inari-Taisha, Kyoto by Bruno Vanbesien / CC BY-NC-ND 2.0
Brandenburger Tor by Luke Ratzlaff / CC BY 2.0