はじめましてのヒトは、はじめまして。
いつもの皆様、こんにちわ。
大葉さんです。
東京在住の友人からお声掛けを頂きました。
TVで特集していたようですね。ちょうど両国にホテルをとっていたので、早朝に散歩してきました。
さて、まずは回向院についての解説など。
宗派は「浄土宗」となっていますが、起源は江戸時代の振袖火事犠牲者を供養した万人塚。ありとあらゆる宗派の人々を供養するという方針の元、供養する親族や縁者のいなくなった「無縁仏(むえんぼとけ)」を受け入れる、懐の広い寺院です。一説には、水子供養のはじまりとも言われています。
さらには「動物すべての生あるものを供養する」という理念から、様々な動物の慰霊碑も敷地内に立ち並んでいます。一例として、猫塚、小鳥供養、さらにはオットセイのお墓、みたいなものもあります。
次に、なぜ、ねずみ小僧が絡んでくるのかというお話。
江戸を代表する、かの有名な大泥棒は、両親からは勘当されていました。また、妻や妾には、捕縛直前に自ら離縁状を突きつけるという潔さっぷり。
お縄にかかったその時は、戸籍上、「天涯孤独の身」という肩書だったのです。故に、無縁仏を受け入れる回向院に埋葬されたと、そういうカラクリでした。
いつの頃からか、回向院の参拝者は、長年捕まらなかった「ねずみ小僧」の幸運にあやかろうと、墓のお前立ちを削って持ち帰る習慣ができたそうです。
■両国回向院(御朱印)
■オフィシャルサイト
とっても閲覧しやすい、良サイト!
■交通アクセス
東京都墨田区両国2-8-10
両国駅から徒歩10分。ただひたすらに南に向かって歩いていくだけなので、迷子になることは無いかと思います。ねずみ小僧の墓のある野外と、観音様が祀られている屋内があります。建物の中に入るのには少し勇気がいりますが、こちらもなかなかに見ごたえがありますので、ぜひ足を運んでみてください。
■個人的な感想
歌舞伎の題材として有名な「ねずみ小僧」にあやかりたいのは理解できるんですが、「お墓の石を削って持って帰る風習」を定着化させるのはどうなのよ?とは思いました。あくまでワタクシ個人の感想ですが。
拝堂入口にある「鳴き龍」の響きはステキです。経験したことの無い方は是非!
天井に龍の絵が描かれたスペースで、蓮マークがある場所で手を叩くと???
■ギャラリー
さて次回。
武蔵の国で一番えらーい神社に行ってみましょうかw