はじめましてのヒトは、はじめまして。
いつもの皆様、こんにちわ。
大葉さんです。
自然信仰、とりわけ、山岳信仰といえば、最初に「富士山」が思い浮かびます。
突然ですが、富士山を司る神様は、女性です。お名前を「木花咲耶姫」(コノハナサクヤヒメ)といいます。昨今はゲームなどでよく見かける名前かと思いますが、元ネタ、これだったりします。
日本神話的には、天照大神の孫、ニニギノミコトの奥さん。実はお姉さんがいたりもします。お二人の子供のうちの二人が、のちの「海幸彦と山幸彦」の昔話につながるのですが、舞台がいきなり九州に飛ぶので、それはまた別の機会に。
「雪山にロマンを感じて死を覚悟して冬山登山する野郎が途絶えないのは、本質的に山が女性の化身だからだ」なんていう笑い話が、登山家の中で語られていたりするのですが、しれっと日本神話にもそのネタが組み込まれているんですよね、興味深い。人間の考える事って、千数百年程度の年月では、本質的には変わらないようです。
話を元に戻しまして、富士山です。眺める方向によって、表富士と裏富士の2つのアピールがあります。今回は山梨側なので裏富士から観察した場合をご紹介。
甲斐の国、一宮、浅間(あさま)神社です。
■浅間神社(御朱印)
■オフィシャルサイト
フリガナを振って頂けております。
■交通アクセス
山梨県笛吹市一宮町一ノ宮1684
中央線「勝沼ぶどう郷」駅、あるいは「山梨市」駅から、タクシーで10分。中央自動車道の一宮御坂IC近辺です。一の鳥居は富士山方向を向いていますが、本殿や拝殿は別方向を向いています。天然記念物の夫婦梅が有名なので、2-3月頃は少し混むかもしれません。
神社近辺をお散歩していますと、ブドウ畑が一面に広がっておりまして、少し日本離れした光景が見られます。甲州ワイン(山梨ワイン)生産の中心地的場所でもあるので、帰路の途中にワイナリーを訪問してみるのも一興かと思います。
■個人的な感想など
お散歩、楽しかったです!(山梨市駅から神社まで往復、歩いた人)
「あさまじんじゃ」をきっかけに、いわゆる裏冨士側を始めて観光したのですが、静岡側と全く異なる印象を受けました。山に囲まれた盆地の中、南にそびえる大きな大きな御山が「富士山」なんですね。大きな男の人の背中を見ているような印象を受けました。そして山梨の風景、独特ですね。いい意味で日本離れしています。ワイン普及活動の成功を祈ります。
御朱印はありませんが、山梨市駅近辺の「山梨岡神社」もおすすめ。でっかい石碑が無造作にいっぱい転がっていたりします。明らかにストーンサークル的な形したものも在りますし、何か呼び出すつもりでしょうか?というか、こんなの、町中に置いてて良いんでしょうか?www
■ギャラリー
次回は表富士側です。
ではでわ。