はじめましてのヒトは、はじめまして。
いつもの皆様、こんにちわ。
大葉さんです。
諏訪巡りの旅、番外編は守矢信仰、ミシャグジ様の総本社のご紹介です。
地域土着の原始宗教を垣間見れる貴重な史跡ですので、ぜひ、訪れるべし。
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日本最古の書籍として有名な古事記ですが、序文にこのような記載があります。
ここに舊辭の誤り忤へるを惜しみ、先紀の謬り錯れると正さむとして、和銅四年九月十八日を以ちて、臣安萬侶に詔りして、稗田阿禮が誦む所の勅語の舊辭を撰録して、獻上せしむといへれば、謹みて詔旨のまにまに、子細に採りひぬ。
日本語訳
元明天皇は歴史や伝承に間違いや嘘が混じっていることを悲しみ、これを正そうと考え、和銅四年9月18日に臣安万呂に、稗田阿礼が天武天皇の命で記憶していた歴史・伝承を書いて書物にするように命じました。臣安万呂は物語を編纂することになりました。
※こちらのサイトから引用させて頂いております。
つまり、古事記は勝者側の視点から記載された、日本神話という形をとった歴史書であり、敗者の主張は「間違いや嘘」として切り捨てられていると考えられます。
通常は書籍、歴史書が破棄されてしまうものですが、諏訪は伊勢、出雲と比較しても遜色がないレベルで古文や遺跡が残っています。戦国時代、武田信玄が(もともとは適量地であったはずの)諏訪文化を手厚く保護した点も重要です。それらを丁寧にたどっていくと、最後に辿り着くのがミシャグジ様信仰です。
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これまで紹介してきた諏訪大社 上社のご神体には、以下のふたつの説があります。
大祝とは、上社最高の神職の肉体に神様を下ろす儀式、および、その執行者、を指します。いわゆる現人神をお招きする神事です。
さて、この上社最高の神職ですが、役職名は神長官(じんちょうかん)
明治時代に神官の世襲制度が廃止されるまで、「漏矢」から枝分かれした「守矢」一族がその役職についていらっしゃったようです。
はい、明神入諏の際にタケミナカタに敵対した、土着勢力側のボスですね。
明神勢力に歩み寄ったのが、一族の中の「守矢」
まだ行けていないですが、諏訪湖南西部には「漏矢神社」が鎮座しています。
上社、下社、漏矢神社を結ぶと、すっぽりと諏訪湖が囲い込まれてしまいますねw
果たして、誰なんでしょうねぇw
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■交通アクセス
〒391-0013 長野県茅野市宮川高部389-1
■ギャラリー
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これにて一旦、信州諏訪の旅は終了とさせて頂きます。
皆様、長い間お付き合いありがとうございました!
ではでは!