こんにちは。水泳コーチのたつきです
「いいこと思いついた!」
スイミングで子どもたちと一緒に活動をしていると
突然こう言ってくる子どもたちが、結構たくさんいます。
幼稚園年長さん〜小学生低学年くらいの子は特に多いです!
それも
ポンっ!
てっ、グーでパーの手の平をたたきながら笑
それで
「なになに?」
と聞いてみると
みんなで出来る遊びを思いついたり
水中で前回りをたくさんする方法だったり
とにかく、いろいろなアイデアをお話してくれます。
それを聞いた周りの子が
それならと
もっと違うアイデアを出してきて
みんなの意見が飛び交います。
普通のレッスンの場なら
もうメチャクチャ状態で
練習にならないですよねー笑
でも
その「いいことおもいついた」を
スルーしてしまうことは
子どもの成長のタイミングを
逃してしまうことになるのです。
目次
・いいことって別に大したことじゃない!
・何でも全身運動になる水泳!
・チャレンジは成長の第一歩!
・子どもと一緒に成長できるタイミング!
子どもの「いいこと」って
大人のワタシたちなら
すでに当たり前で、知っていることばかりです。
そんなときどうやって返すかっていうと
「すごいね!」
「それはいい考えだね!」
「やってみよう!」
って、乗っかっていきます\(^o^)/
大人にとって当たり前でも
子どもたちにとっては、未知の発見!
未知へのチャレンジなんです。
出てきた「いいこと」は
子どもたちがチャレンジできるように
時間をつくります。
レッスンの予定をぶち壊しても笑
なんでか?
まず単純に
水の中で身体を動かしさえいれば
どんなことだろうが「運動」になります。
水の中では4大効果と言われる
「浮力」「抵抗」「水圧」「水温(熱伝導)」
があります。
水に入ってるだけで様々な効果が
身体に負荷をかけるわけですが
その中でいろんな運動をすることは
水の負荷がかかり
陸上と違って
動かしにくい身体の動きを身につけることになります。
つまり
思い通りに身体を動かす経験は
イメージどおりの
水泳のフォーム習得を早めるために大切なのです。
そして
全身に水の負荷のかかる状態だからこその
全身トレーニングにもなっていきます。
※細かな効果は省略
何やっても
効果はある!の考え方です笑
次に、子どもの発見を大事にしてあげること。
こんなこと言っちゃだめですよ!
「いまはやらなくていい。」
いまだからこそ、なんです!
思いついた瞬間がもっとも右脳が働いてる瞬間です。
その「今」を逃すと、やはり熱は冷めていってしまいます。
「それは○○だよ。」
先に大人の考えを言ったら、子どもが挑戦する場は終了です。
子どもが自分自身で気づいた発見「興味・好奇心」に
チャレンジする場を用意してあげることで
チャレンジする「愉しみ」
失敗したときの「リカバリーの再挑戦」
成功したときの、さらなる「ステップアップ」
へと繋がります。
「そんなことより、〇〇に集中しなさい!」
そうかもしれないけど、それ子どもを否定していることです。
まず先にやらなきゃいけないことがあるなら
決め事・ルール・順番などを
子どもと話し合って
「それはいい考えだね!じゃあ、これが終わったらやる準備を一緒にしよう!」
としっかりと受け入れて上げる言葉をかけましょう。
他にも
そのタイミングによっては、いろいろ言いたくなることあると思います。
自分も
「これ終わってからにしよう!」
とか言って置きながら、忘れてしまうこともあります。。。
自分が忘れたり、失敗したときは
「ごめんなさい」ってちゃんといいます。
子どもを尊重し、ちゃんと向き合うことで
子どもにも受け入れてもらうことが
お互いに成長する上で大切なことです。
こういった関係ができてなければ
子どもが「いいこと思いついた!」って
おしゃべりしてくれることもありません。
ちなみに
最初に
「子どものいいことって大したことじゃない」
なんて書きましたが
実は
子どもの発想や、挑戦ってスゴイんですよ!
大人になると忘れてしまっていたことや
そんなこと、思いつきもしなかった!
てことがあったりします。
それは
危険だと分かっているから
思いつかなかったり
失敗の経験が
成功の方法だけを導き出すように
なっているからです。
そういった新鮮な発想に触れ合うことは
大人の私達に刺激を与えてくれ
新しいことへのチャレンジに
前向きにしてくれると感じています。