はい、どうもぽんです。今回のサムネはヴォエ絵verです笑
昨日、みずみずこと我らがALISファウンダーの一角、水澤氏が、今の現状に耐え切れず(?)ついにヴォエについて言及しました。笑
(ヴォエとは?についてはこちらの固定ツイートから)
この件について、まずは、ALIS運営が想定していたであろうファネルについて考察し、後にヴォエからみたALISプラットフォームのグロース戦略への別のアプローチを考察したいと思います。
その前段として一旦、Whitepaperのグロース戦略を要約・考察してみたいと思います。(恐らく、横文字多すぎて理解しにくいって方も多いと思うので笑)
現在、ALISはClosed βテスト中でありますが、運営はALISプラットフォームのグロース戦略の中の第1STEP:「ニッチな領域におけるマーケットシェア確⽴」を達成するために大事な要素を、以下のように定義しています。
・ユーザによるフィードバック
・いかに内輪から始めるか
ニッチな領域とは、まだ市場があまり目をつけていないような隙間の領域で、Whitepaperでは仮想通貨や漫画、アニメを指しています。
つまり今のβテストはこの段階であり、最近よく「ジャンルを拡大してほしい」なんて声も多いですが、ここで上記の大事な要素をしっかりと確立させて丈夫な土台を作っておかなければ、第2STEP:「あらゆる⼝コミサイトの領域に拡⼤する」に入ったときに、既存ブログサイトや情報サイトなどに食われてしまう恐れがあります。
先にも書きますが、今はしっかりALISに定着したユーザかつ信頼されたユーザ、それに見合う信頼された記事とその記事の量を増やすことを第1に考え、ジャンル拡大やユーザの拡大に慎重になっているのだと思います。
では、それぞれの要素について書きたいと思います。
■ユーザによるフィードバック
運営はSNSにおける承認欲求、すなわちいかに多くのユーザが⾃分の投稿に対するフィードバックを気にしているかという点において、ユーザによるフィードバックが重要なのは明らかであるとしています。
また、AARRR((ユーザの)獲得、利用、継続、紹介、収益というユーザーの行動変化から見るサービスの成長のモデル)の初期フェーズすなわち、ユーザがALISに登録し、ブログを書き始め、書き続けるというフェーズにおいて、最も重要なのは「いかにユーザにやめさせないか」であり、その重要な課題の1つが「ユーザによるフィードバック」だとしています。
例えばTwitterでツイートしても、ずっといいねもコメントももらえなければ投稿したくなりますし、最終的にはやめたくなりますよね。
このいいねやコメントがフィードバックであり、これがユーザ間で自発的に行なわれるということがプラットフォームを成長させる重要な要因であることは明らかだと思います。
この課題については、ALISトークン配布ロジックを実現することで解決することができるということです。
いいねする側にもトークンを配布することで、ユーザのフィードバックに価値を持たせ、これを促すことができるためだと考えられます。
■いかに内輪から始めるか
運営は、日本で成長したSNSの共通的な要因は「内輪感」だとしています。
なぜ「内輪感」が重要なのかという点については、mixiやFacebookがそうだったからというだけで説明は十分かもしれませんが、私が推測するに、サービスに定着した信頼性の高いユーザを多く作り出すには、ある程度(ジャンルやユーザを)絞った形、すなわち内輪で始めた方が実現性が高い点にあると考えます。
内輪の方がコミュニティはより密になりやすく、そうすればやめる人も少なくなりやすいと考えられます。
そうしない内にユーザをただ増やしてしまうと、ふるいにかけられいつしかユーザは過疎化し、サービスの破綻に繋がる可能性が高くなります。
ある一定数、信頼性の高いユーザがしっかり定着すれば、そこからグロースさせていくのは難しい問題ではないと考えられます。
「楽しそう、盛り上がっている、成功している、利益を生んでいる」定着しているユーザはこれをしっかり体現して発信していくわけですから、それを見て新しい人がどんどん入ってくると考えられます。
そこで、ALISでは「仮想通貨・トークンに興味がある人」にターゲットを絞り、仮想通貨・トークンについての記事のみを書かせることにしています。興味がある人ですから、その記事も信頼性が高いものである可能性が高くなると考えられますし、同じ興味を持つ人が集まるため、コミュニティも密に形成されやすいと考えられます。
蛇足ですが、これらのことから今の段階で不用意にジャンル拡大をしてしまうと、その構造が崩れかねないため、慎重にタイミングを見ているのだと思います。
これらの結果、ユーザ・ジャンルの制限や、機能追加の優先度が現状のようになっていることは理解できたと思います。
●第1STEP:「ニッチな領域におけるマーケットシェア確⽴」のまとめ
A.ニッチな領域×⾼信頼度を必要とするユーザが多い分野(初期は仮想通貨を想定)において、ユーザ集客を効率的に実施する
B.ユーザが参加後から多くのフィードバックを受けることができる仕組みを報酬を中⼼に準備する(タグ指定による新規記事の通知アラート、⾃分の投稿に対するコメントの通知アラート、など)/Whitepaperより
さて、これはまだ前置きな訳ですが、ALISプラットフォームのグロース戦略(の第1STEP)についてはご理解頂けましたでしょうか。
これを前提として、ALIS運営が想定していたであろうファネルについて書きたいと思います。
まず、ファネルとは、こちらによると以下のように説明されています。
ファネル(漏斗)とは、広く集客したうえで、ふるいにかけられた見込み顧客が、検討・商談、そして成約へ流れる中で段々と少数になっていくことをいう。 その様を図にすると、漏斗で濾した様子に似ているところからそう呼ばれている。 一般に、商品・サービスの購買過程をフェーズ分けしたものをモデル化したものである。/マーケティング用語集
上記の通りで、広く集客した中からふるいに掛けられ購入に至るまでのマーケティングのモデルを示しており、そのときのユーザの行動を認知・関心・検討・購入という段階で示したものになります。下の層に行くほどユーザは減っていくことになります。
さて、ここ水澤さんがいう「これまでのファネル」ですが、これは恐らく以下のようなものだと思います。ざっとしたイメージです笑
ようするに、ふるいに掛けられる対象は仮想通貨やトークンに興味があり、ALISでブログを書いてみたい人です。
このようにふるいに掛けられた結果、ALISに定着した信頼性の高いユーザと、信頼性の高い記事が最終的に残っていくことになります。
今のβテストはこの中の初期フェーズの検証に主軸を置いており、これが「三日坊主がALISでブログを書き続けられるか」という検証をしているのだと考えられます。
先のAMAでも運営はやたらと「Retention」という言葉を言っていましたね。これは先ほど説明したAARRRのひとつで、継続してくれるユーザの事を指します。
いかにしてこのファネルを通過する中で、最終的に残る人(ALISに定着した信頼性の高いユーザ)を多く獲得するか、というのが喫緊の課題だといえるでしょう。
そして前述した、仮想通貨やトークンに興味がある!ALISでブログを書いてみたい!というのがこの運営が想定するファネルの入り口に当たるのだとこれまでの話から推測できます。
そして、水澤氏のツイートにある「これまでのファネルとは違う場所に入り口が出現しているという仮説」。
まさにヴォエからこの別の入り口が見えてきたのです。
もともと三毛ヒゲさんがこの絵を宣伝しはじめ、少しずつ普及?し、ぽんは4番目にヴォエ絵になったのですが(とけい、もあい、いちごの斡旋w)、内々で盛り上がれたらまぁ楽しいかというくらいのもんで、まさかヴォエが今ほど広がるなんて思っておりませんでした。
でもSNS上で、ひたすらヴォエヴォエ言ったり、ヴォエヴォエ絡んだり(主にいちごとモアイ笑)、コラで遊んでみたり・・・。
そんな感じでしているうちに、自然と増えていったんですよね。
仮想通貨もブログも関係ない、楽しそう。そういう理由だけで参加する。
先ほど記述したこととは別の入り口がコミュニティの中から出現していたのです。
まさにヴォエからのアプローチが。笑
そうしてヴォエ軍団は増えていき、多種の性格の持ち主、多用なスキルを持った人も増え、どんどんヴォエでできることも増えてきました。
実は水面下では、色々な企画などを起案したりしている人もすでにいますし、ヴォエ軍団で多用な議論をしていたりします。
いつしかヴォエはただの賑やかしの集団ではなく、価値を創出する集団へとグロースしていっているのです。
ALISも皮肉っぽく「内輪で楽しんでいるだけ」、「ALISに関する記事ばかり」なんてことが言われたりもしていますよね。
って感じでしょうね。運営さんからすると。
1点目については内輪から始めることの重要性を前述した通り、2点目についてはClosedβに参加するくらいなのだからALISに興味があるだろうし、仮想通貨・トークンに興味がある人ばかりなので、ALIS関連の記事が多くなるのは当たり前のことです。
先ほどのヴォエと一緒で、今はALISも内輪内輪といわれるのかもしれません。それは意図的であり、ユーザが限定的なので仕方ないといえます。
仕方ないと言いますか、むしろ成功なのです。内輪からはじめているのです。
これが将来Open化し、ジャンルが拡大し、書き手が増え、信頼できる記事が増えたとします。
それでも内輪と言われますでしょうか。
Steemitはユーザが100万人います(ノンアクティブ含め)。
内輪なんてあまり言われてないですよね。
同じようなコミュニティ上でグロースしていくプラットフォーム・サービスなのにです。
内輪となんで言われるかなんてものはただの規模の話。
しっかりした地盤が出来上がり、規模がでかくなれば、むしろその内輪とやらに参加したい人が増えるでしょう。
ですので、今はどんどんコミュニティの中で内輪で盛り上げて楽しそうなところを周りにみせていきましょう。
「内輪で盛り上がってるだけ」なんてのはノイズであり、むしろそういう意見がでるということは内輪で「盛り上げられている」のです。
ALISサポーターズ(ALIS非公式コミュニティ)も、そこで行なわれる部活動もヴォエと一緒です。
内輪で盛り上がっておもしろいものを創出していく。
そうすればそれに集まる人が増えていく。
いつしか内輪といわれる規模でなくなっていく。
そのときにはもう運営のいうグロース戦略の第2STEPに入っているのです。
内輪内輪だと皮肉を言っている人は損です。
その創出されている段階を知って、見ておきながら変なプライドが邪魔してなのか分かりませんが入れずにいるのですから。
運営が将来見ているグロース戦略の通り、きっちりSTEPが進むのであれば、そうした人たちがいつかころっと手のひら返して「楽しそう。」、「ALISもしかしていいんじゃないか。」なんて思うフェーズが必ずきます。
ヴォエもそれを体言しています。
変な絵。なんて言葉で終わらせることも一つです。
でもTwitterなどで盛り上がっているうちに、ヴォエの連中おもしろいな。実はいい記事書きよるであいつら。ヴォエって変にスキルを持った人も多くない?なんか企画してるの?なんや楽しそうやな。みたいになってくるのです。
まずは一つ。ヴォエからいかがでしょう?
ほなまた。
ヴォエに興味の出た方はこちらの固定ツイートからどうぞ。
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⇒分析や考察の記事を多くあげています。やや長文が多いです。笑
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