記事を書くのがひと月半ぶりになっしまいました。
この間にビットコインが100万円越えて120万円。一時は150万円まで行ったのかな?
私は、昨年末にほとんどの仮想通貨(”暗号資産”ってどうも馴染めない)を売って、一旦ノーポジでしたが、春から徐々にBTC,XEM,LTC,BNBなどに仕込み直してたら2倍になりました。
新規の個人顧客流入がまだまだ弱い中、思ったよりファンドあたりの法人が牽引して、回復が早かったようですね。
もちろん今後も仮想通貨市場が伸びる期待感はありますが、リスク分散と堅実な資産運営も重要ですね。老後のための+2000万円のためにも笑。
(ちなみに日本の公的年金運用は過去平均4%超、7月5日発表の2018年運用実績は”2.4兆円の黒字”。米中摩擦で市場大幅下落だったのに優秀です。また2009-2018年10年間の運用益がマイマスは2010年と2015年だけ。生活保護制度や医療保障は北欧には譲るものの、「生活支援の先進国」だって知ってました?)
仮想通貨用にプールしていた資金の半分をめどに、他の金融資産運用に切り替えていくことにしました。
そうそう、趣味で勉強したファイナンシャルプランナーですが、資格の話を聞いた友達や(そのまた友達も。あんただれ?)や会社の人から、保険の見直しとか資産運用の相談を受けるようになりました。2回目からはお金を頂こうかな。
これは我が家も、「ちゃんとしないといけない」ですね。
と言うわけで、不動産や株やファンドを検討した結果、とりあえず、NISA枠(年120万円)を使って投資信託を始めました。
(過去の取材でお世話になった某銀行証券営業部長さん、某証券ファンドマネージャーさん、今思うとすごい勉強をさせてもらってましたね。感謝です。)
私のように、これから投資をしたい人、「特に投資信託に興味のある初心者」の参考になるようなことが書けたらと思います。
今回は、私が選んだ積み立て投信についてご紹介しようと思います。
さて、株も投信も初心者に一番難しいのは”売り時”です。仮想通貨もそうですね。
”安い時に買って高い時に売る”と言いますが、初心者にこの先の予想は困難です。
プロでさえ、予想的中率は6割程度なんだそうです。サイコロ並み?
投信でも、プロが投資先を選び運用する「アクティブ投資信託」は、優秀なのは1割。
残り9割は市場平均とかの「インデックス投資信託」に負けています。
インデックス投信は、信託報酬や手数料がアクティブの数分の一で、5年~10年のコツコツ積み立てなどの長期運用に向いた、”ほったらかし”が可能です。
なので、私は、インデックス投信だけにしました。
かなり考えて組んだので、自分ではけっこう気に入っています。
野党が破綻だと騒いでいる年金は、”株式”と”債券”が約半々で運用されていて、実は平均して4~5%の運用益を手堅く出してきたそうです。
私の場合は、短期的に凸凹リスクを許容するかわりに、もう少しハイリターンを狙います。
米国の非金融業でIT企業を中心としたNASDAQ100指数インデックスを中心として、これに定番の”債権”の代わりに”REIT(不動産投資)”を入れて、特にトランプ政権下を意識しています。(来年再選しなかったら再考!)
注:上記は2008年初の株価指数値を100としたパフォーマンスを比較したグラフ
出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(2018年10月24日)
出典:楽天証券「トウシル」より引用
https://media.rakuten-sec.net/articles/print/17401
米市場指数には、NYダウやS&P500の指数もありますが、NASDAQ100がもっとも伸びが高いです。
米株式中心なのは、過去30年を見ると(上の表は10年ですが)、日本(TOPIX)はほぼ横ばいに対し、米国経済はずっと右肩上がり続いています。
山や谷も当然ありましたが、5年以上のスパンで見ればいつも上昇は凄いです。
日本と違って企業の新陳代謝が健全に続くことと、先進国で唯一人口増加が続いていることもこの成長の秘密です。
また、日本が上昇した時は、その8割以上で米はもっと上昇しているので、つまり、「米市場インデックスがあれば日本市場インデックスは要らない。」かな。
債券を入れずにREITにした理由は次のとおりです。
金利上昇では債券、金利低下では株式(とREIT)に人気が出るため、リスクコントロールの組み合わせの定番が、債券と株式の組み合わせです。
しかし、トランプは実業家なので株価に関心は高く、大幅な金利上昇に抵抗感が強そうです。債券まで振れず、REITとのサイクル、あるいは共存がありえます。
なにより、日本では低金利継続が濃厚で、やはり債券人気は遠いと思います。
加えてオリンピック後も、特定都市部に集中しているオフィス需要などは底堅く、地方と異なり都心オフィス運用が多くを占めるJ-REAITは堅調と思い全体の2割をJ-REITにしました。
株式:REIT=7:3
海外(株式+REIT):国内(J-REIT)=8:2
どうです。ちょっと面白い組み合わせでしょう?
インデックス投信ばかりなので、信託報酬も各0.1%から0.4%台。平均して0.3%以内に収まりました。
いつもはほったらかしでOK。
NISAなので毎年120万円まで買えるから、自動積立60万円以外の空き枠分は、何かの要因で下がったら買い増しとかできますね。
ちょっと長くなったので、今回はこのへんでおしまい。
初心者ネタをまた書きたいと思います。
追伸
公的年金の成績データと投資先ポートフォリオの記事
「じぶん年金」を考える参考になりますよ