今回は、Web3.0記事10本目。『IoT×シューズ×情報銀行』です。
CEATEC JAPAN2018のMUFG取材から、三菱UFJ信託銀行のちょっと変わった情報銀行の取り組みのひとつをご紹介します。
なお、三菱UFJ信託銀行は、パーソナルデータの流通を促進する仕組の情報信託銀行サービス「DPRIME」β版実証実験を、協力会社10社約1000人の規模で2018年11月19日からすでに開始して、2019年度からの正式提供を目指しています。
モーションセンサーや通信機能を備えた靴型のウェアラブルデバイスとプラットフォームを開発の(株)no new folk studio社(略称nnfs)は、MUFGの一員である三菱UFJ信託銀行(株)の『情報信託プラットフォーム』プロジェクトに参加しています。
nnfsがシューズ大手の(株)アシックスと開発したOrphe(オルフェ)は、フルカラーLED・モーションセンサー・Bluetooth通信機能を搭載した“スマートフットウェア”です。
シューズ”Orphe”とスマホのみでも、iOS/Android対応のアプリケーションでSCENE[光と音のデザイン]を自由に操ることができます。
また、ソールに内蔵した9軸モーションセンサで取得した動きのデータを、リアルタイムでBluetooth通信でクラウドに収集でき、MUFGのデータサービス基盤「DPRIME」上に格納します。
引用:三菱UFJ信託銀行サイト及びパンフレット
個人の運動データを預託し、そのデータを欲しがる企業や研究機関にデータ開示した見返りに対価を得る仕組み=「情報銀行」です。
三菱UFJ信託銀行及びMUFGでは、この他にもMUFGのデジタル通貨"coin”を使った情報銀行や様々な新サービスの実現を目指しており、日本のWeb3.0におけるビジネス最前線の企業として注目です。
Web3.0絡みの中でも「情報銀行」は、新ビジネス創生として政府も肝入りの分野なので、これからも注目したいと思います。
情報銀行をはじめとするWeb3.0のデジタル革命が、私たちにパーソナル情報の主権を取り戻してくれて、さらに、魅力的な運用サービスがどんどん生まれて欲しい。
私も企業も、Win-Winでよろしく!
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