こんにちは、雨弓です。ひとつよしなに(^o^)
本日からALISさんのβ版が公開ということで、せっかくなので時事ネタを書いてみます♪
今日はみなさんが思っていることについて…
「えっ、ちょ、BCH上がりすぎじゃない…?」
4/18には$780だったBCHは、
本日4/23の今は190%アップの$1450まで上がっています!
(8.5万円→15.6万円)
そこで今回はBCHが高騰している理由について個人的に推察します!
1. 5/15 【ハードフォーク】
2. 4/16 【ソフトウェア開発キット“nakasendo”リリース】
3. 4/20 【Antpool、送金手数料12%分のBCHをBurn報告】
4. 5/18 【COINGEEK.COM CONFERENCE in 香港】
1. 5/15 【ハードフォーク】
いきなりですが、多分これの期待上げだと思います(ど直球)
今回のハードフォークでは以下の3つの内容がパワーアップします。
1)ブロックサイズの拡張。8MB→32MBに(BTCの32倍)
2)OP_CODESが使用可能になる。
3)OP_RETURNのデータ容量を220バイトに拡張。
1)ブロックサイズの拡張
今回のハードフォークによりブロックサイズはなんと4倍の32MBになります。将来はさらにブロックサイズを拡大していく予定ですが、それでもBTCの1MBと比較すると大変な大きいブロックサイズであることがわかりますね。
ちなみに現状でも8MBをめいっぱい使っての“送金づまり”や“手数料の高騰”は全く起こっていませんので、これにより何かすぐに状況が変わるわけではありません。
しかしより実用性が高まるので、企業が導入したりサービスにはさらに組み込みやすくなると思います。
2)OP_CODESが使用可能になる
現在もっとも期待されているのはこちらだと思います。OP_CODESとはオペレーションコードの略でこれによりBCHに色んな命令を組み込むことができるようになります。
ただし、今回の実装ではイコールで「スマートコントラクトがなんでもできる!」「イーサリアム的な使い方ができるようになる!」という単純なものではないようです。
今回実装されるのは「OP_CAT, OP_AND, OP_OR, OP_XOR, OP_DIV, OP_MOD, OP_SPLIT, OP_NUM2BIN, OP_BIN2NUM」の9種類で、基礎的なことは可能ですがまだこれによりどのようなことができるようになってくるのかということは私自身よく分かっていません。
また、3月に東京であったSatoshi's Vision Conference(サトシヴィジョン会議)では「ColoredCoin」や「ICO」にもBCHが対応していくという話題もありましたが、それに対応する「OP_GROUP」というコードも今回はまだ実装されません。
ということで「やれることは広がる」が「どんなサービスができるのか」はまだ不明です(※分かり次第追記します)。
3)OP_RETURNのデータ容量を220バイトに拡張
OP_RETURNとはトランザクションの出力する部分(厳密にはちょっと違いますが)に80バイトまでのデータを入力することが出来ます。これが今回220バイトになるということです。何を言ってるのか1ミリもわかりませんね。
現在のビットコインやビットコインキャッシュは手数料を払うことでブロックチェーン上にデータを残すことが出来ます。
その容量が文字数で言うと80文字から220文字になるということです(ただし日本語はデータ量が多く3バイトで1文字なため実質73文字です)。ですのでブロックチェーン技術を活用して文字や何か情報を残すサービスなどの活用が広がるということになります。
以上3点を総合すると、かなり開発の幅が広がりブロックサイズの上限も上がるので色々と新サービスやアプリ、新しい使われ方がでてくるのではないでしょうか。
2. 4/16 【ソフトウェア開発キット“nakasendo”リリース】
4/16にBCH界隈では有名なクレイグ・S・ライト博士(サトシ・ナカモトではと噂される人ですね)が所属する“nChain”というブロックチェーンの会社から“nakasendo”というソフトウェア開発キットがリリースされました!
BCHのブロックチェーン上でのみ作動する開発キットということで、開発の障壁を下げてくれるのではと期待が集まっています。まだリリースされたばかりでどのようなものなのかまだ確定情報がありませんが、5/15のハードフォークと合わせて新規サービス開発の強力な武器になるかも?…と期待しています(^^)
【4/24追記】後述するHandCashも“nakasendo”をテストで使っており、「足りないピースる埋めることができ、次のステージへと導くもの(ソフトウェア開発キット)だ」とツイートしています。いい感じそうですね!
3. 4/20 【Antpool、送金手数料12%分のBCHをBurn報告】
世界最大級のマイナーであるAntpoolに関して、『Antpoolが送金手数料の12%分をBurn(使えなくするように)した』というニュースが出ました。この狙いについてはまだ分かっていませんが、手数料がほぼゼロに近いBCHのさらにわずか12%ということでハッキリ言ってなんの影響もありません。
一部日本のツイートやメディアでは誤って「マイニング収益の12%」と報じており、こちらであればかなりの量のBCHがBurnされるのですが、これは誤りです。ですのでこのニュースの影響は(勘違いしていない限り)ありません。
4. 5/18 【COINGEEK.COM CONFERENCE in 香港】
こちらは5/18に予定されているBCHの商用利用促進に向けた世界会議です。COINGEEK.COMというBCH推しのメディアが主催しています。
個人的には3月のサトシヴィジョン会議に参加していなかったCoinTextのVinとHandCashのAlexの発表が気になっています。ここは既にサービスもローンチしているので、今後の展望などはBCHの発展・実需に関わってくるのではないでしょうか。
※CoinTextとは:SMSでのBCHが使えるサービスです。銀行口座を持たない発展途上国や自国通貨に信用がない国などでも使えるため、今後爆発的なサービス需要が期待できます。日本ではまだ使えません。
※HandCashとは:非接触型の送金アプリです。SUICAやPASMOの様に使えるので今後の店舗などでの使用に期待できます。日本でもAndroid版はローンチされていますがiOSにはまだ対応していません。
【4/24追記】“Yours”もカンファレンスで「本当に大きな発表がある」とアナウンスしています。楽しみですね!
※Yours.orgとは:オンラインメディアプラットフォームの1つです。ALISやSteemitと非常に似ていますが独自トークンを持たず、そのかわりに現在はBCHを使用しているサービスです。日本でも使えますが、日本対応していないため使っている方は少ないと思います。
(1度言ってみたかった)
現状はハードフォークへの期待上げかもしれませんが、私はハードフォークの向こう側にある「どのように使われていくか」という点がもっとも重要だと思っています。
期待や盛り上がるのは非常に良いことですが、「上がっているから買う」ということは経験上失敗することが多いのでお気をつけて。
最後に友人の子規さんが良いことをおっしゃっていたのでご紹介。
それでは。