みんなのFX、LIGHT FXの運営会社であるトレイダーズ証券株式会社から、スワップポイント付与ルールの変更のお知らせが来まして。今後予見される大不況を見据えてルール改悪か?と思いきや、これまで長年、気になっても「ま、しょうがないか」と甘んじてきた点が改善される、神対応でしたので紹介します。
手動トラリピってのは、決まった値幅に対して広範囲に注文をばらまく、定置網漁みたいなものです。例えば南アフリカランド/円(ZAR/JPY)を6.00円で1Lot買おうというときに、6.00円に1Lotの指値注文を出すのではなく、6.50円~5.50円の範囲に0.10円刻みで0.1Lotずつ指値注文を出すということになります。
どちらも平均すれば全体として6.00円のポジションを1Lot持っているということになるわけですが、1つ1つのポジションをみていくと、これまではスワップポイントの付き方が変わってしまうことが多かったのです。
トレイダーズ証券からのお知らせによれば、従来との比較対象は以下のようになるとのこと。
■スワップポイントの付与方式の変更について
【現行】
1円未満のスワップポイントについて、受取りの場合は切捨てして(支払いは切上げて)付与される
【変更後】
1円未満のスワップポイントについて、受取り支払いともに積立して付与される
ここでいう「受取りの場合」というのは、プラススワップのことですね。支払いというのはマイナススワップのことです。これまではLotが1未満になった場合に、同様にスワップポイントも1未満の端数がでることが多かったところ、その端数はプラススワップのときには切捨て、マイナススワップの場合には切上げで計算されていたわけです。
要するに、手動トラリピのように細かいLotを積み上げてポジションを構成すればするほど、スワップポイントの面では不利になっていく、ということだったわけです。
表にすると以上のようになるとのこと。スパーキーなら変更後のプラススワップの受取時に0.8円や0.6円、0.4円を切り上げろと言いそうですが、まあそこは「発生していないお金を受け取る」ということになってしまうので、仕方ないところですね。
トレイダーズ証券から、スワップポイントの付与ルール変更が発表されました。これによって、みんなのFXやLIGHT FXを利用して、小ロットでポジションを持っている手動トラリピ派は、今後スワップポイントの恩恵が受けやすくなったといえますね。