トランプ大統領が国家非常事態宣言を出しましたね。しかし、これは織り込まれていたのか、ダウ平均株価は1000ドル超高く推移し、米10年債利回りは0.95%という水準で、急激な反転をみせるか、というところまできています。
USDJPYは108円近くの水準にありますが、これは個人的には今までにない円安状況だと思います。これによって助かっているトレーダーは多いのかもしれませんが、リーマンショックの時のことを思い出すと、これからどうなるかわかりません。
現在、AUDUSDを見てみると、ちょうど2008年9月のリーマンショック時の水準にあります。
歴史を振り返ってみると、2008年のリーマンショックの起きた日には、ドル円は106.35円を始値として、104.66円で引けています(調べたい人はくりっく365のヒストリカルデータベースをみてください)。それほど動いていないと思うかもしれませんが、これを契機にして一月後の2008年10月にはUSDJPY=90円近くまで円高になっていったのです。したがって、歴史を鑑みれば、クロス円については今後値動きは要注意と考えます。
このような状況下、AUDNZDは月足の鉄壁ラインである1.02レベルを明確に突破してきました。
チャートは外為どっとコムのiPad用アプリのスクショです。
(いま気づいたのですが、外為どっとコムでは2019年初のフラッシュ・クラッシュのときでも1.0を割ってないんですね...イイナ...)
ここからは1.00のパリティまでフリーフォールしてもおかしくないですし、来週頭に急反発するかもしれません。普通に考えて反発するはずですが、おそらくAIが売っているであろう現状の中、パリティ割れを予測しておくべき状況です。
この状況においては、なにもしない(DO NOTHING)ということで乗り切ろうと考えています。急反発を見込んでロングを仕込むとか、考えられるところではありますが、AUDNZDで底値ロングを仕込むなんてあまり意味がありませんし、1.02まで戻ってから再び取引を考えたほうが良いでしょうね。
クロス円で利益が出ているポジションを決済して全体を軽くし、週をまたぎます。
では良い週末を。
(2020/3/17追記)
AUDNZD、やはりパリティを試しにきました。
(2020/3/25追記)
AUDNZD=1.02のレベルを回復したため、取引を再開しました。私がこの取引で利用している業者はみんなのFXです。