４万円で始めるメキシコペソ/円（MXN/JPY）投資手法

連獅子
2020/03/14 23:55

連日、株価は大暴落、仮想通貨も大暴落して紙切れになってしまいましたね（いや、紙じゃないか）。週末マーケットがクローズする直前には、少し株価が戻す傾向にあったようですが、ショート勢の単なる投げとも思えますし、新型コロ助も荒ぶったままだし、来週もまた乱高下の相場が続くのではと思います。

なお、このblogを書いている時点（15日AM8時頃）でのWeekend Wall Street index（俗に言うサンデーダウ）は、-4％もの下落となっています。

Content image — Weekend Wall Street index / IG証券

さて、この大暴落で儲かった人もいれば、大損した人もいると思います。退場に追い込まれた人、追証を負った人もいると思います。でも厳しいですがそれが投資の世界です。生き馬の目を抜くこの世界で、安全に自分の資産を守ることはそんなに容易ではありません。

少額でメキシコペソに投資してみよっか

今日は、初心者の方や、再起をかけてリスタート、という方にオススメの案件（こう書くと怪しい？）、メキシコペソにのんびりと投資してみようぜ、という記事です。

メキシコは中南米の中でブラジルに次ぐ経済規模（2017年時点）を持つ、新興国です。銀などの鉱物資源が豊富であり、メキシコ湾岸では石油や天然ガスが産出されます。そのため、メキシコペソは資源国通貨と位置づけられ、原油など資源価格の動向に影響を受けやすいという特徴があります。
メキシコは米国と国境を接しており、地理的条件から対米依存度が高く、メキシコの輸出全体の約8割が米国向け、輸入の約半分が米国からです（いずれも金額ベース）。そのため、米国の景気動向はメキシコ経済にとって重要です。
メキシコペソをみるうえで、米国とメキシコの関係にも目を向ける必要があります。両国の関係が良好であれば、メキシコペソの下支え材料となる一方、関係の悪化はメキシコペソにとってマイナス材料と考えられます。
BOM（メキシコ中銀）の金融政策もメキシコペソにとって重要です。BOMはインフレ目標を採用しており、前年比のCPI（消費者物価指数）上昇率を+3％（その上下1％が許容レンジ）にすることを金融政策運営の目標としています。市場でBOMの利上げ（観測の高まり）は、メキシコペソの上昇要因となり得る一方、利下げ（観測の高まり）はメキシコペソの下落要因と考えられます。
マネースクウェアより引用

まあ、一言でいえば、いわゆる『新興国通貨』ってやつですね。高金利通貨と言ってもいいです。金利を高く設定することで、スワップ目当てのロンガーを誘引し、外貨を得ようという作戦をとっている国ですね（？）

つまり、トルコリラや南アフリカランドなどと同じです。普通に投資するとリスクが高いと思える通貨です。

MXN/JPYは、どんな値動きしてんの？

では、５年間のチャートをみてみましょう。

5年間で見ると、8円くらいから4.9円まで下がってるという見方もできますが、52週レンジをみてみると4.5074～6.0126という結構狭い範囲にいることがわかります。チャートをみても、2016年初旬からずーっとこのレンジです。狭いレンジの通貨は、そうです、リピート注文が有利ですよね。

どこで買えばいいかな？

ちょうど今は市場最安値をつけたところなので、もっと下がるかも、というところを見込んで、４円までを想定して少額手動トラリピの表をつくってみました。運用資金は４万円です。2000通貨ずつ買って、決済幅は0.15です。４円までのドローダウンをしたとしても、含み損は3万円とちょっとです。気楽なもんですね。なお、購入数を1000通貨にすれば、利益も半分になりますが、運用資金はたったの２万円です。