GWが目前ですが、今年のGWは旅行など行ってはいけませんよ。ステイホームでどれだけ楽しめるかが世界のトレンドですからね。東京からわざわざ沖縄だの軽井沢だのに行くのはダサい、まさにイモね! こういう風潮で対応しましょう。
さて、非常事態宣言から本格的なテレワークを始めたという日本のサラリーマンは多いと思いますが、やはり自宅で仕事をするには足らないものが多いと思うんですよ。今日は仕事中に同僚とSkype雑談してたら、先方宅にAmazonで注文していたというバカデカいプリンタが届きまして。期せずして『開封の儀』を小一時間見せられていたのですが(笑)、やっぱりテレワークをするにあたって新しく買わないといけないものはあるよなあ、と思いまして、ちょっとブログにしてみようかと思った次第であります。
私の場合は職務の関係上、やっぱり高速で出力できるプリンタは大事だよな、って思いますね。我が家で愛用しているのはブラザーの複合機「MFC-J6583CDW」です。これは愚息の中学受験の対応で、学校や塾から持ち帰ってきてはトメドナク家に溜まりまくるプリントをスキャンして電子化するための、A3対応スキャナ及びコピー機として購入したものでした。家庭内LANに有線接続でぶら下げていますが印刷スピードは文句なしです。両面印刷もできます。欠点は存外にデカくて重いということだけです。年賀状を印刷したことはありません(年賀状はe-mailで済ませます)。
これはまったく個人的な話ですが、プリンタで打ち出した書類にベタベタといろんな色の蛍光ペンを塗りたくるのが好きなんですよ。若手弁理士ならわかってくれると思うのですが(予備校ネタ)。
ただ、レーザープリンタで出力した書類なら、どんな蛍光ペンでもいいのですが、インクジェットだと、結構ペンのインクを選ぶんですよねぇ。蛍光ペン愛好家の間で名高い、ニュルンベルクの絶対王者、STABILO BOSSあたりはギリギリOKラインですが、あまり考えずに安い蛍光ペンを買ってきたりすると、インクジェットプリンタで打ち出した書類には使えなかったりするんですね。書類は滲むし、ペン先は黒くなるしで、もう泣きたくなるという蛍光ペンあるある。
こうした悲劇を起こさないために、ドイツ製の質実剛健、ステッドラーのTextsurfer® classic 364(ハイライター)を長らく愛用しています。いや、正確には愛用していました。最近、まったく手に入らなくなりまして。もう製造してないのではないかと危惧しております。たまに見つけると信じられないくらいプレミア価格だったりするので、失意に打ちひしがれながら、やむなくSTABILOや、ステッドラーのTextsurfer®gel 264を使っています。もうあの独特のニオイの(くさい)364には会えないのかなあ。
私には必需品です。かつてはApple Musicを愛用していたのですが、現在はAmazon Music Unlimitedに宗旨替えしました。もうすっかり密林の住人です。正直、キュレーションはAppleのほうがセンスあるな、とは思いますが、ある程度自分で聞きたいものを指定できる人なら、どちらでもそれほど変わらないかな、っと。そうなるとどうせプライム会員だし、というトータルコスト的なところでAmazonの策略にドップリ。
テレワークにおいては、生活音はなるべくマスクしたいので、常に小さい音でBGMを流し続けています。クラシックやジャズが多いです。なお、今日は延々とマイルス・デイヴィスでした。そういう気分だったんです。
私はいまバランスボールに座ってボインボインしながらこのブログを書いていますが(笑)、椅子はかなり重要度高いですよね。腰痛持ちの人だったら「あるといいもの」どころじゃなくて最重要品でしょうね。
なお、バランスボールを買ったという話は以下参照。
テレワークにおいては一日の大半を座って過ごす、という人も多いでしょうから、椅子にはお金をかけたほうがいいですよ。いやほんとに違いますから。ケチらずにお金をかけるべきところですね。枕やベッドのマットレスにお金をかけるのと同じです。
蛇足ですが、オフィスチェアって案外しっかりしたものが多くて、長時間座っていても負担が少ないものがチョイスされていたりします。さすがに一日中パイプ椅子で仕事という人がいたら、もう少し待遇を考えてもらったほうがいいように思えますが、これが自宅だとあまり椅子に意識が向かない人、多いんですよね。在宅ワークも体が資本であることに変わりはありませんから、ぜひ意識してほしいです。
暗い中で画面に向かうと、没入感があってゲームなんかは盛り上がるのかもしれませんが、デスクワーク的にはよくないですね。特に目に悪いです。特に画面も見るけど紙媒体もよく見る、という場合には、少なくとも手元を照らすライトはあったほうがいいと思います。最近の中華製LED卓上ライトは安いですからね、気軽に買えますので導入をおすすめします。
なお、間接照明なんてのはおしゃれなホテルの部屋やゲームをするときならともかく、自室の仕事用デスクには不要だと私は思っています。部屋の天井についている照明(照度MAX)と、手元を照らすスポット照明、そして輝度を少し落としたモニター、目を疲れさせず、肩コリをなるべく和らげるためにはこれがいいです。
これは完全に私の趣味ですが、業務で2時間以上は紙に文字を書いている日もあるので、使いやすい筆記具には結構コストをかけています。かつて、弁理士試験を受験した際には、二次試験である論文式試験の対策のため、一日中、それこそ12時間以上にわたって原稿用紙に文字を書いていました。最近の人々はPCやスマホを使って文字を「入力」することには慣れていますが、紙に字を書く能力は著しく退化していますね。『筆力』といいますが、普通の人はおそらく30分ですら原稿用紙に字を書き続けることはできなくなっていると思います。私が見た感じ、つい先日まで学生だった新卒の新入職員でもそうです。
そんなふうに筆力の弱った我々に、万年筆は筆圧なしでサラサラと字を書くことのできる、古き良き便利ツールです。筆圧が強くてすぐに手が疲れてしまう人にこそ、万年筆をおすすめします。万年筆のペン先(ニブ)は使い込むにしたがって、その人の筆記角度などに応じてちょうどよく変形していきます。よって、スラスラと文字を書くためには万年筆を「育てる」必要がありますが、そのように使い込んだ万年筆は、筆記において他の筆記具を選択できなくなるほどの良さがでてきます。
私が主に愛用しているのは、弁理士試験でも一緒に戦った、ペリカンの万年筆「スーベレーン800ブルー・オ・ブルー(5万円)」と、中華万年筆「Jinhao 三国志演義(無料ギフト)」です。Jinhaoの万年筆はタダで手に入れたものですが(ちょっと調べてみたら3ドルで売られていました(笑))、通常のインクを入れても全然使い物にならなかったものの、プラチナの油性インクPIGMENT(赤)との相性がすごく良くて、今は赤ペンとして使っています。正直、万年筆は値段は関係なくて、使い込んだ時間と、インクとの相性が重要ですね。興味のある方はいろいろ試してみると、どっぷりと沼にハマると思いますので、どうぞこちらの世界へおいでください。
快適で生産性を高めるテレワーク環境について、手に入れるといいんじゃないかというものを「モノ」の観点から書いてみました。実際のところ、モノはお金さえかければすぐに手に入るのでハードルはそれほど高くはないんですよね。本当に重要なのは、仕事の環境、つまり仕事をする場所や、同居人(配偶者や子供、ペットたち)との折り合いや、食事とかオヤツとかの誘惑をどうやってコントロールするかっていうところだと感じますが、これについてはまた改めて書いてみたいと思います。
では、今日はこのへんで。