昨日の記事の続きです。なお、昨日の記事はスマホで投稿したものをあとからPCでちょっと体裁を整えています。
昨日のポジションをそのままいじらずに、マーケット終了を迎えました。現在土曜日なので、市場は動いていません。
さて、この状況でgemforexの損益はどうなっているでしょうか。みてみましょう。
昨日はプラス評価だったのに、一気にマイナスになってしまいました。両建てだから、相場が上がろうが下がろうが、スワップを除いた為替損益は変わらないはずなのに、どういうことでしょうか。
このカラクリは、スプレッドです。スプレッドというのは、売値と買値の差のことですが、詳しくは以下のサイトを参照。
スプレッドは、休日など、市場の流動性の低い時間には広げておくというのが、FX業界での通例なのですが、どのくらい広げるかというサジ加減は業者によって自由です。gemforexはこの点を利用して(?)休日に一気にスプレッドを広げてロスカットを誘発したりするんですね。えぐいですね。
なお、年末年始などの休日には他の業者でもスプレッドを一気に広げる可能性もあるので、一般的にFXでポジションを持ったまま年を越すのはよろしくないと私は思います(もちろん、スプレッド拡大をわかった上で長期保有するのは良いですが)。
では、実際に今日のスプレッドがどうなっているか、みてみましょう。
昨日の記事と見比べてもらうとわかりますが、USDJPYは16 → 81、EURUSDは18 → 65と、一気にスプレッドを拡大させているのがわかります。えげつないやりかたですが、わかってしまえば対応のしようがあります。
両建てしておくだけでスワップ収入が得られるというのは同一口座、同一通貨ペアでアービトラージができるというわけですから、こんな簡単な投資はありません。そんな美味い話はないだろー、と誰もが思いますが、その刈りかた(つまり殺されかた)がわかっているなら、対応策をとっておくことができます。もしgemforexで少額から試してみたいという方は以下の2点に留意してはじめてみてください。なお、投資は自己責任ですのでお忘れなきよう。
1.スワップを毎日確認する
スワップポイント一覧は、毎日更新・公開されています。この点、非常に良心的な業者といえます。私は毎朝、このページを見て、USDJPYとEURUSDがプラススワップの設定に維持されていることを確認しています。
過去には何の予告もなく、USDHKDのスワップがマイナスに転じたこともありましたので、ここだけは確認必須です。
2.両建てポジションは1組ずつ、できれば週に1回のペースで増やす
わかっている人ならいいのですが、両建てポジション(つまり2ポジション)を一気に何組も持つと、週末にスプレッドが開いて即死、ということもありえます。証拠金を少しずつ入金して、できれば週に1組だけポジショニングして、週をまたいで安全を確認してから次週にまた入金、ポジショニング、ということをおすすめします。
スプレッドに注意さえすれば、gemforexは海外FX業者の中ではかなり良心的だと私は感じています。日本の業者と海外の業者では利益にかかる税金の税区分も異なることから、国内、海外両方の業者をうまく使って投資するのがいいと思います。
では、今日はこのへんで。