今は本を読むときに2通りの入手の仕方がある。1つは本屋に行って紙書籍を購入するというもので、もう1つは電子書籍をkindleなどで購入するというものだ。最近は電子書籍で購入が増えてきているが、ぜひ本屋にいって紙書籍を購入するということを続けて欲しいという主張をしたい。(紙書籍で本を読んで欲しいという主張ではない)
本屋に行く意味は大きくわけて2つある
本屋に行くと入ると必ず、直近で人気のある本が並べてある。どんな本がいま入り口近くに並んでいるかを確認するだけでも非常に大切なことだと思う。1ヶ月かそれより早いスパンで並び変えられているので、世の中の状況を反映させるのが早いと思う。世の中の状況といってもニュースなどとは違い、人々がどのようなことにいま興味があるのかを把握できるという点が強みである。
情報がありふれた社会で自分は様々な知識に触れていると考えているかもしれないが、実際はそうではない。YouTube1つをとっても自分の好きなジャンルを関連動画として出されるものには触れるが、それ以外のジャンルの動画に出会う機会が制限されている。しかもその事実に気づくのは難しい。自分の好きなジャンルの動画が無限にオススメされてくるからだ。Kindleなどで電子書籍を購入する際も無意識的に自分の好きなジャンルのみを購入するようなアルゴリズムが裏で働いているということに気づかねばならない。
その点、本屋というのは情報の偏りが出づらい。人気で前に出ている本が目に入りやすいというのはあるが、多くの種類の本に均等に目に入る機会が提供されているのが本屋だ。実際に訪れることで新しいジャンルの本に気づくことは多く、それは電子書籍書店ではなかなか再現することはできない性質である。
ぜひ定期的に本屋に訪れてほしい。