コロナ禍以前、カナダのブリティッシュコロンビア州にあるナナイモという小さな田舎町に住んでいたことがあるので、その時の生活を振り返ります。
そもそもナナイモという都市に聞き覚えのない方の方が多いと思いますので、簡単にナナイモという都市について解説します。
よく日本っぽい都市名と言われますが、残念ながら特に関係ありません。カナダの先住民のFirst nationの言葉で「人と会う場所」という意味を持っているそうです。余談ですが、都市には日本人コミュニティがありそちらはナナイモという言葉から「7Poteto」という名称です。
では肝心の場所ですが、カナダの西海岸にあるブリティッシュコロンビア州のバンクーバーのさらに西側に実は島があります。バンクーバー島です。こちらも余り知られていませんが、日本で言うと九州並みの大きさを誇り、ブリティシュコロンビア州の州都もこちらの島にあるビクトリアという都市です。
ナナイモは島の東海岸に位置していて、バンクーバーの中心部から西におよそ60キロ、船や水上飛行機、飛行機などで行き来することができます。州都のビクトリアからはおよそ120キロです。
人口およそ10万人で州都のビクトリアに次ぐ規模の大きさの都市です。年にはバンクーバーアイランド大学という大学があり、カナダ各地から学生が通っています。大学から市内は少し距離があるため学生街という栄え方をしている印象はありませんでした。
10万人ほどの都市ですが、かなりのんびりとした空気が流れており、観光客も多くはないため、ゆったりと過ごすことができます。
湾岸部には繁華街が発展しており、基本的な買い物からおしゃれなブティックやカフェなどが軒を連ねます。またHarbourfront Walkwayではのんびりと海岸沿いを歩くことができて自然を感じることができます。
「The Bastion」同じく海岸にはかなり古い砦が今なお残っています。木製で作られておりかなり貴重なものだ当時案内された記憶があります。
また、周辺には島がいくつかあり、自然を感じながらのんびり観光を楽しむことが可能です。
穏やかな気候です。夏は少し乾燥気味ですが、東京などとは違い湿気がなく過ごしやすい暑さと言えると思います。
冬も基本的には東京並みにしか雪は降りません。私が滞在していた時はたまたまお大雪の年に当たってしまい、かなり冷え込みと雪が降り積もりましたが、かなり例外的だと皆さんおっしゃっていました。逆に当たりだったのかもしれません。
都会とまでは言えませんが、沿岸部に行けば大抵のものは揃うので余り不便さは感じません。交通機関としてはそもそも島内に鉄道がありませんので、バスかタクシーもしくは自家用車となります。バスは発達しているので乗り継ぎも良くかなり便利に利用できました。
物価としては高くはないですが、そこまで安いという印象もありませんので普通ですかね。
皆さん優しく、外国人であることにきがついて声をかけてくれたりオススメのカフェを教えてくれたりしました。
先住民との歴史があるため、そういったお土産屋さんやミュージアムなどもあり、カナダの暮らしに触れることができる穏やかな都市だと思いました。
ゆっくりとカナダ旅行をすることができるのであれば、ぜひバンクーバー島にも訪れてみてください。