アマチュア無線がデジタル化していると言う話を以前アップしました。
実はデジタルの通信をどうしても聴きたかったので、デジタルの電波を復調できる無線機を入手して、開局申請をしました。開局申請は総務省管轄で以前は手紙による申請でしたが、現時点ではネットで行うことになっています。以前持っていた無線機は新しい法律では申請拒否され(旧スプリアス・・・不要輻射が多過ぎ)で結局新く買った小さな無線機だけで開局しました。
手のひらにおさまる様なハンディー機です。
2つあるデジタル規格のうち、選んだのはYAESU陣営のWIRES-X。詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。
公平性を考慮してD-STARのリンクも貼っておきます。
開局の初動が8月初旬、その後紆余曲折があり、免許を手にしたのが10月1日です。
コールサインをもらってめでたく電波が出せることになったので、早速近所にある宇都宮郊外のショッピングモール屋上から隣町の真岡市の基地局にアクセスしたら、南極の昭和基地からCQ出してる局の声が聞こえます。
「8J1RL」が昭和基地記念局のコールサイン 、「JF1IGQ」がアクセスした基地局のコールサイン です。
屋上駐車場の車の中から、応答したらあっという間に交信成立。
宇都宮から昭和基地って14,000kmも離れてますけど・・・
まあ、実際に電波が飛んだのはお隣、真岡市までの20km程度なので頭で考えると大したことないのですが、昭和基地の人と片手で持てるハンディー機の電波でお話し出来たと言うのは頭で考えるより遥かに感動的な体験でした。
私が最初にアマチュア無線を開局した90年代から考えると、奇跡ですね〜(^o^)v
交信後の屋上から眺める夕日は、格別に綺麗でした。