みなさんはTwitterのタイムラインに流れてくる仮想通貨のエアードロップ情報って見てますか?
僕は結構見てます。
もちろんエアドロでコインを頂けるのも嬉しいですが、どんな目的の仮想通貨なのか? 運営さんは何を思い、何がしたくて新しい仮想通貨を作ったのか?
そこに凄く興味があります。
そこで、今回は2018年8月13日にCoin Exchangeに上場する「MangaCoin」のイトーさんに連絡を取り、新しい仮想通貨「MangaCoin」について聞いてみました。聞きにくいことも聞いてますのでぜひご一読ください。
この度は上場おめでとうございます。先ず、マンガコインのご説明からお願い致します。
はい。 マンガコインはモナコインベースの仮想通貨です。 漫画家支援を目的としております。 これを使って、マンガに特化したクラウドファンディング(クラウドマンギングと名付けました)をメインプロジェクトとしています。
クラウドマンギングとは具体的にどのようなものですか?
クラウドマンギングは、まず①構想案を公開、②寄付開始、③寄付募集、④漫画執筆&公開、この手順で、マンガを作り上げるものです。この寄付募集を、マンガコインを使って行います。
また、なぜそのようなことをお考えになったのですか?
きっかけは私が仮想通貨に興味があり、また、漫画が好きだったからです。 ですので、仮想通貨を使ってなにか漫画家の方へ支援ができないかという事を考えました。 その結果、このような構想を考え付きました。
それは、漫画家さんからの依頼があってという訳ではないのですね
はい、特に依頼があってから動いたというわけではなく、私から考え付きました。
漫画家のアスシスタントさんやアマチャア漫画家さんを支援するのが目的ですか?
そのように限定しているわけではありませんが、アシスタントの方やアマチュア漫画家の方の支援も目的にしています。
プロの方もOKなのですか?
はいOKです。漫画家支援を目的にしておりまして、特にアマチュアの方限定というわけではありません。
通常、クラウドファンディングですと何かしらの返礼があるかと思うのですがクラウドマンギングにはそのような形のものはありますか?
今ディスコードで行っているクラウドマンギングでは返礼品はありませんが、今後専用サイトを作成予定で、そこではイラスト等の返礼品もできるような仕組みも考えています。
大変、失礼な言い方になりますが、クラウドマンギングは仮想通貨を使用しなくても出来るのではないですか?
仮想通貨を使用しなくても可能ですが、仮想通貨のメリットがあります。 1、実施が非常に簡単な事。 2、手数料が非常に安い事 3、登録が不要な事 4、ブロックチェーン上で外部から達成状況を確認できる事、実際にDiscordで行いましたが、多くの人が気軽に行いました。 こういう手軽な実施は法定通貨では難しいと考えられます。
運営さんからコインを買って送らなければ行けないのがムダという意見もありますが、その点についてはどう思われますか?
運営というより、取引所から購入する手間というデメリットは確かにあります。 このデメリットは仮想通貨に慣れている人であれば比較的小さいかと思われます。 法定通貨と仮想通貨はどちらか一方というわけではなく、メリット、デメリットを考慮して、ユーザーが選択するのがベストだと思います。また、私たちの取り組みが普及すれば、仮想通貨自体も普及し、この「手間」というデメリット自体が小さくなる可能性があります。 今はまだ仮想通貨があまり普及していないので、デメリットが大きく感じられると思いますが、いずれこれは小さくなると考えています。
それはトークンエコノミーを意識してのことでしょうか?
そうですね、トークンエコノミーも意識しています。
私の個人的な意見ですがMangaCoinはクラウドマンギングだけでは弱いかなと感じます。弱いというか特徴が乏しいように思います。もっと、大きなことをやって頂きたいです。例えば、漫画家さんだけではなく原作者さんとの橋渡しや出版業界への売り込みのアドバイス、また、これから漫画家を目指す子供達への漫画教室、海外の漫画好きな方への日本留学支援、クラウドマンギングだけでもこれだけのことは出来るように感じます。
あと、マンガという世界共通な娯楽を仮想通貨で扱うのですから、ぜひトークンエコノミーを作って頂きたいと思います。支援した方もいつのまにか支援されているような仮想通貨循環型の世界を築いて欲しいと思いますが如何でしょうか?
ありがとうございます。 マンガコインはまだ誕生から4ヶ月の通貨でして、まだまだ色んな事に挑戦していきたいと考えています。 コミュニティの方からも、色んな意見を聞いてきてここまできました。 原作者さんとの橋渡しや出版業界へのアドバイス等、素晴らしい意見だと思います。他にもトークンエコノミーの創設は、将来的には考えていきたいです。 今は一歩一歩、出来る事から着実に実現していこうと考えています。あとやはりマンガは子供の夢ですから、漫画教室など、子どもとかかわれるのも良いと思います。 ほんとに子供でも気軽に扱えるような通貨にしたいと考えています。
私たちが他に考えている案として、原作の方、作画の方、の方をクラウドマンギングで募集して、マッチしてもらう、といったアイデアも出ています。 マンガコインの可能性は広いと思います。
MangaCoinで支援したいと思う人が集まりますか?
はい、集まると思います。 まずはクラウドマンギングでマンガコインを使ってもらい、多くの漫画家の方に参加してもらいます。 そうすれば、それを読みたいと思う人も増えると思います。
というのも日本には投げ銭の文化はありますが、支援(タニマチ)の文化は一部のお金持ちの文化であり支援して書いてもらうというのはちょっとピンときませんが・・・その点はどうでしょう?
純粋な支援というよりも、寄付する方は、「漫画を読みたい」というインセンティブがあります。 それが結果的に支援につながる、ということです。
支援した方しか読めないのですか?
いえ、誰でも読めます。
では、支援せずに読んだ方が得ではないですか?
得か損かで言えば、そうなってしまいますね。 「読みたい」という事と、「支援したい」という事の2つの目的があり、ただ読みたいだけでは待っていればいいといことにもなりますが、支援したいという人もいれば、寄付は集まると思います。
なるほど、分かりました。 話は変わりますがコインの発行枚数についてお伺いします。コイン発行枚数500億 MANGA(プレマイン350億 + PoW150億)の意図するものを教えてください。またなぜ、プレマインされたのですか?
はい。使用割合としては、以下のように考えています。 初期売却:20% マーケティング:20% 開発:20% 運営:10% マイニング:30% これは他通貨の比率を参考に考慮しました。マンガコインは元々イーサリアムトークンでして、それを独自通貨に変えたわけですが、 トークンはいわばプレマイン100%ですが、このうち30%をマイニングに回し、 残りをプレマインとして開発・マーケティング費などに回そうと考えたからです。
プレマイニングを行う事は非中央集権型仮想通貨においてその性質とは相反する行動になるという意見もありますがその点はどうお考えですか?
プレマイニングをエアードロップなどに回せば、流通する事にはなるとは考えております。
マイニングが30%は少し少なくなくありませんか?
元々、トークンの時はロックアップ比率を30%と考えておりまして、独自通貨にする際にそれをマイニングにしようと考えまして30%と考えました。 今後、少ないという意見が多くなるようでしたら、ロックアップなどの措置も検討する可能性もあります。マイニング以外を運営が全部保有という事でしたら少ないとも思えますが、運営費は10%でして、 他にはエアドロップや開発のために使いますので、少なくはないのかなとも思います。
分かりました。ありがとうございます。 次は上場時の価格設定について教えてください。
価格設定は、基本的には買い板に対して注文するという形です。 ですので事前に価格を決めるという事はしません。買い板が1satでしたら1satで売る事になりますし、2satであれば2satで売ります。
つまり、運営さんは最初に板に並べずに買い板状況を見て売り注文を出すということですか? なぜ、そのような形を取ったのですか?
相場を歪めさせないためです。価格というのは市場が決めるべきだと思っています。
ここ何ヶ月の間に上場した日本発の草コインは元気がなく1satから3sat位を行ったり来たりしてますが、その点についてはどう思いますか?
なかなか他の通貨様の事は言いにくいですが、私たちは構想案やスタッフの優秀さから言って、決して劣ってはいないと思います。 satはどうなるかというのは、なんともいえませんが、ただ上場時に仮に低かったとして、それでも継続していけばまた盛り返すとは考えています。 上場時が絶対の基準だとは考えていません。あと他の通貨様はほとんどトークンですが、私たちは独自通貨というのも強みだと思います。
私の感想は日本のコミュニティだけでの取引が多く感じます。 海外の取引所なのですから海外の方にもっと保有して頂かないと価格は上がって行かないのではないでしょうか?取引時間の推移を見ても明らかです。
そうですね、海外の方への普及も考えております。 Twitterやテレグラムも英語版もあります。 ただ割合としては確かに日本人の方が多いと思います。それは今後の課題かと思います。
独自通貨のお話が出ましたので、お聞きしたいのですが、ウォーレットの設定が分かり辛いですがそのような意見はありませんか?
よく分からないという意見もあります。 コミュニティの有志の方が案内を作ってくれましたので、それをご案内してます。
私も実際にやってみたのですが、出来ませんでした。 このマニュアルを見てもう一度やって見ます。 また、もにゃのようなスマホアプリを開発する予定はありますか?
スマホアプリも、これはエンジニアの方と相談しながら開発も検討していきます。
ありがとうございます。 そろそろお時間になりました。 最後にMangaCoinについて告知等ございましたらお願い致します。
ありがとうございます。 マンガコインはクラウドマンギングに参加して頂ける漫画家の方を募集中です。 興味を持っていただける方は、是非ご参加をお願いしたいと思います!
ありがとうございました。
ありがとうございました。