バーニングフォームになったアギトは水のエル強化体に突進!!
しかし水のエルは強いです。
倒れたアギトに武器で攻撃する水のエル
受け止めるアギト
「まだ生きていたか!消え失せろ!!」
G3-Xが背後から水のエルの動きを封じようとしますが、アギトはぶっ飛ばされ、G3-Xは派手にぶっ飛ばされてしまいます。
アギト「氷川さん!」
G3-Xがやられたことで怒りの炎に火がついたバーニングフォームのアギトは水のエルにパンチを決めます!!
ぶっ飛ばされる水のエル
ここにエクシードギルスと化したギルスがエクシードヒールクロウを決めます。
さらにアナザーアギトがアサルトキック!!
そして仕上げは最強形態であるシャイニングフォームになったアギトのシャイニングライダーキック!!
これにはたまらず水のエル強化体も爆散!!
水色の塊になって飛んでいきました。
アギトは翔一に戻り、倒れているG3-Xに駆け寄ります。
「氷川さん!!」「氷川さん!しっかりして下さい!!」
うつ伏せに倒れているG3-Xを起こすとマスクは目のところが割れてかなり悲惨なことになっています。
「氷川さん…」
キチガイ患者として入院中のオーヴァーロードのお兄さんのところに敗れた水のエルの水色の塊が飛んで戻ってきます。
手を広げて受け止めるお兄さん
最初はただ帰ってきただけと思ったようですが、すぐに水のエルがアギト達に敗れたことを知ります。
かなりショックを受けているようです。
「馬鹿な…アギトの力がこれほどの物だったとは…」
都立吉澤病院に氷川誠は入院になります。
小沢澄子と尾室巡査が連絡を受けてやってきました。
病院の廊下にいる翔一と涼とバッタリ
小沢澄子「津上君!!」
翔一「あっ!小沢さん…」
小沢澄子「どうなの?氷川君の具合は?」
翔一「はい…命に別状はないみたいですけど…ただ頭を強く打っちゃって…詳しく検査した方がいいって…」
小沢澄子「そう…悪いわね…いろいろと面倒かけちゃって…」
翔一「いえ…そんなことは…」
小沢澄子「こちらは?」
小沢澄子は涼を見て反応します。
翔一「あっ!紹介します!芦原涼さん!なんて言うか只者じゃないって言うか…」
小沢澄子「ええ…聞いてるわ…氷川君から…」
翔一「こちらが氷川さんの上司にあたる小沢澄子さん…」
翔一は涼に小沢澄子を紹介します。
小沢澄子「よろしく!」
涼「確かG3-Xだったか…あれがどれほどの物かは知らないがもうこれ以上俺達の戦いに関わらない方がいい…所詮ただの人間の力ではどうもできない…多分な…」
小沢澄子「確かあなたもアギトと同じ力を持っているんだったわね!あなたの力がどれほどの物か知らないけど人間を侮らない方がいいわ!結局、最後に勝つのはただの人間なんだから!多分ね…」
涼「フン!そうなるといいがな…」
涼は無愛想なまま立ち去ります。
翔一「ああ!芦原さんちょっと!じゃあ氷川さんのこと後はよろしくお願いします!」
涼を追う翔一
尾室巡査「小沢さん!なんでこういう時僕っていつも無視されるんですか!たまには紹介して下さいよ!僕もアギトと知り合いになりたいっすよ!」
2人が立ち去った後尾室巡査が不満そうに言います。
しかし小沢澄子はこれを無視!
氷川のところへ向かいます。
尾室巡査「ちょっと小沢さん!!」
小沢澄子がドアを閉めたところに前を見ずに入ろうとしたため顔を打つ尾室巡査
完全なアホです。
翔一は木野のところへ行ってお礼を言います。
翔一「木野さん!ありがとうございました。何かいい病院紹介してもらっちゃって…」
木野「彼の具合は?」
翔一「大丈夫みたいです…」
木野はサングラスをして立ち去ろうとします。
翔一「待って下さい木野さん!実は俺…ちょっと聞きたいことがあるんです…」
木野は振り返ります。
翔一「ほら、あかつき号のことです…俺がアンノウンに襲われて海に落ちて…あれから何があったのか…」
木野「思い出したのか…過去のことを…」
翔一「はい…」
近くにいた涼は敏感に反応します。
病院を出ようとしてたのに中に戻ってきました。
オーヴァーロードのお兄さんはキチガイ病院脱走しようとしています。
病室を出て廊下を歩いているとおっさんの医者から呼び止められます。
「君!!どこへ行くつもりだ!!」
「待ちなさい!!」
お兄さんの腕をつかむおっさん医者
オーヴァーロードのお兄さんは目を光らせます。
ものすごく眩い光に包まれる2人
おっさん医者はビビったのか「いや…」と言って立ち去りました。
翔一と木野、そして涼は外で話しています。
涼「じゃあお前もあかつき号に乗っていたのか…?」
翔一「はい…」
涼「一体何があったんだ!あかつき号で!頼む!教えてくれ!!」
翔一「それは…俺も木野さんに聞きたいんですけど…」
木野「思い出したのならそれが全てだ…お前が変身し、海へ消えた後、アンノウンもまた姿を消した…俺達に起こったことは決して口外してはならないと言い残してな…あの時謎の人物がお前にアギトとしての力を与えたんだ…」
謎の人物とは光の力のお兄さんです。
木野「あの光の余波を浴び、俺達もまたアギトとしての宿命を背負わされたんだ…」
翔一「ええ…覚えてます…でも何者だったんですか?俺達をアギトにした人って?」
木野「分からない…分かりたくもない…それを知ったら人間である意味を見失うような…そんな気がする…」
涼も翔一もシリアスな表情…木野は常にシリアスです。
木野「お前は俺が過去に生きていると言ったな…そのとおりだ…だからこそ俺は生きていられる…俺だけじゃない…あの一件以来あかつき号のメンバーは皆、以前の自分ではいられなくなった…皆、あの事件を忘れようとして人生を変えた…」
翔一「でも俺達、あいつをやっつけることができたじゃないですか!もしかしたらあいつがアンノウンのボスだったのかもしれませんよ…なら、もう全て終わったってことないですか?」
木野「だといいがな…」
木野は立ち去ります。
沢木哲也邸
なんと闇の力のお兄さんがソファーに腰掛けていました。
沢木哲也「あなたは…」
闇の力「もうすぐこの世のアギトが消え失せます…」
沢木哲也「どういうことだ?」
闇の力「アギトの力は私が思ってた以上のようだ…わたしの手でアギトの力を奪い取ります…」
沢木哲也「だが…また新しいアギトが誕生する…それはあなたにも分かってるはずだ…」
闇の力「ええ…君は分かっていますか?自分のしようとしていることの愚かさを…」
沢木哲也は何とも言えない表情
闇の力「人は決して人を救うことはできません…1つの悲劇が終わってもこの世にはまた別の悲劇が生じる…人がアンノウンと呼ぶ私の使者が滅んだもしても、この世が平和になることはないのです…分かりますか?アギトの存在は無意味なのです…」
苦悶の表情を浮かべる沢木哲也
翔一と涼は2人でまだ話しています。
涼「そうか…そんなことがあったのか…あかつき号で…」
翔一「はい…でもビックリしました…俺があかつき号で会った芦原さんが芦原さんのお父さんだったなんて…」
涼「全くな…」
翔一「いい感じの人だったな…お元気ですか?」
涼「死んだよ…あかつき号の事件以来人が変わったようになってな…最後は衰弱死だったらしい…」
翔一「そうですか…」
涼「ようやく分かった…木野が言ってたように父さんはあかつき号のことから逃げようとしていたんだ…弱い人間だと責めるのは簡単だが俺にはできない…背負いきれない現実というものもある…今の俺にはそれが分かる…」
涼を演じてる友井雄亮ですがカッコいいと思います。怒ったような無愛想な表情とたまに見せる優しい表情のギャップがいいですね。
この俳優は相当モテると思います。
涼「それでお前どうなんだ?」
翔一「何がですか?」
涼「記憶を取り戻して何か変わったか?」
翔一「いや…別に…」
涼「そうか…そこがお前のいいところだ…」
翔一「あっ、そう言えば…」
涼「どうした?」
翔一「よく考えると俺…あかつき号から落ちて2週間くらい海の中にいたことになります…アギトになってなかったら完璧に死んでましたね…アギトになってラッキーでした…」
笑顔を見せる翔一
涼「物は考えようだな…」
一瞬怒ったような表情を見せてから呆れたような表情に変わった涼
翔一は美杉家に帰ってきました。
翔一「ただいま〜」
真魚が「翔一君!」と飛んできました。
翔一「あっ、ゴメン!ゴメン!今、夕食の用意するからさ!」
翔一は冷蔵庫の野菜を取って料理の準備
真魚「料理なんてどうでもいいって!それより私、今日北條さんと会ってきたんだよ!」
翔一「北條さんと!なんでよ?」
真魚「ほら!雪菜って人が翔一君に宛てた手紙のことで!」
翔一「それってあれじゃないかな…なんで北條さんが持ってるのか分からないけど俺の姉さんが出した手紙…」
真魚「翔一君のお姉さんが?」
翔一「うん…津上翔一って姉さんの恋人だった人の名前でさ…」
真魚「何よ?じゃあ翔一君は?」
翔一「うん…俺の名前は沢木哲也…よろしくね!!」
真魚「嘘…」
義彦と太一にも自分の本当の名前は沢木哲也だと話す翔一
義彦「沢木哲也?」
翔一「はい…」
義彦「それが翔一君の本当の名前だって言うのか?」
翔一「だから翔一じゃないですって!」
太一「じゃあまた思い出したんだ…昔のこと…」
翔一「うん!お陰様で!」
義彦「沢木…哲也」
義彦は何か聞いたことがあるみたいな表情
太一「なんかカッコいいじゃないか!えっ!翔一?」
翔一「だから翔一じゃないって!」
義彦「翔一君!思い出したことを全部話してくれないか…君はどこで何をしていたのか…何故記憶喪失になったのか…」
翔一「それは…おいおい…それよりこれからのことなんですけど!」
義彦「なんだね?」
翔一「俺…いつまでも先生のところでお世話やになるわけにはいかないんじゃないかなって…こういう場合、記憶を取り戻したら昔の生活に戻るのが筋なんじゃないかなって…」
義彦「それは…そうかもしれないが…」
真魚「帰るところがあるの翔一君?」
翔一「それはないけど…俺、父さんも母さんも子供の頃死んじゃってるし…」
義彦「翔一君!前にも言ったが私達は翔一君のことを家族同然だと思っているんだ…記憶を取り戻しても翔一君は翔一君だ!」
翔一「いえ…だから翔一じゃなくて…」
義彦は遮ります。
義彦「翔一君さえ良ければいつまでも家にいてくれて構わないんだぞ!翔一君!」
翔一「本当ですか?」
義彦は笑顔で頷きます。
太一「遠慮すんなよ翔一!大体翔一がいなくなったら誰が飯作るんだよ?掃除や洗濯だってさ!」
翔一「そりゃそうかあ〜ハハハ〜ハハハ〜よーし、美味しい料理を作るぞ!!」
真魚は素直に喜べていないようです。
1人自分の部屋で父親との写真を眺める真魚
真魚にはサイコメトリーの能力で父親が殺害される瞬間が見えるようです。
そして翔一の顔が浮かんでいます。
深夜に自転車で帰宅しているOL風の女
背後から怪しい声が聞こえてきたので振り返ります。
しかし誰もいません。
気のせいかとまた自転車で前に進もうとすると前方からアンノウンが飛んできました。
女は首を締められて殺害されます。
そこにバイクで登場したのは木野薫!!
女は殺されたのに来るのが遅いです…
「変身…」
アナザーアギトに変身する木野
今回のアンノウンはオウルロードです。
優勢のアナザーアギトですが、そこに闇の力のお兄さん登場!!
アナザーアギト「お前は!」
闇の力「怖がることはありません…あなたの中のアギトの力を貰うだけです!」
アナザーアギト「何?」
アナザーアギトはお兄さんに殴りかかろうとしますが何やらバリアーが発動されてお兄さんには触れることもできません。
そしてぶっ飛ばされるアナザーアギト
ビビったのかバイクで逃走するアナザーアギト
闇の力「無駄なことを!」
警視庁
北條透が昼食中の河野のところへやってきました。
北條透「愛妻弁当ですか河野さん?」
河野「まあな…俺はラーメンの方がいいんだがどうも女房の弁当は量が多くてな…残すと怒るし…食うか?」
河野は奥さんの弁当が内心好きじゃないようです。
北條透「いえ…結構です!」
河野「そうか…で、その後どうなんだ?あかつき号事件と風谷信幸事件との接点を探すとか言っていたが…」
北條透「ええ…これは私の想像ですが人間がアギト化するための何らかの出来事があかつき号の中で起こったのではないかと思っています…そしてそれと同じことが人類という種の中にも起こったことがある…つまりあかつき号での事件はかつて人類に起こった何らか出来事の縮図だった…と言えるかもしれない…」
河野「何だかよく分からんが…でそれと風谷信幸殺人事件とどういう関係があるんだ?」
北條透「風谷信幸事件の犯人はアギトですよ!」
河野「何だって!」
美杉家
翔一は食器を洗っています。
真魚「翔一君!ちょっといいかな?翔一君!」
翔一「だから俺の名前は!うーん!まあどうでもいいけどさ、名前なんて…で、何よ?」
真魚「うん…実はさ、聞きたいことがあって…前に翔一君が記憶を取り戻した時にも聞こうって思ってたんだけど…」
翔一「だから何って?」
真魚は翔一に父親の風谷信幸の写真を見せます。
真魚「これ…」
翔一「この人…」
翔一は見覚えがあるようです。
真魚「うん…私のお父さん…翔一君どこかでお父さんに会ったことない?」
バイク走行中の木野に襲いかかるオウルロード
すぐにアナザーアギトに変身する木野
バイク走行中の涼はアンノウンセンサー発動!!
木野とオウルロードの方にバイクを走らせます。
明らかに翔一は風谷信幸に見覚えがあるようです。
しかも自分が殺したような記憶があるような感じです。
翔一「この人!」
真魚「翔一君?」
翔一は何も答えません。
アナザーアギトとオウルロードのバトル中にまたやってきた闇の力のお兄さん
アナザーアギトがアサルトキックを決めようと構えたところに火を放ち、アナザーアギトは火の海に包まれます。
そして火だるまになったアナザーアギトに何やら一撃放ちます!!
するとアナザーアギトの身体から光の力の子供が出てきます。
そしてアナザーアギトは変身解除!!
闇の力のお兄さんは光の力の子供にこっちに来なさいと受け止める姿勢を見せます。
光の力の子供は闇の力のお兄さんの身体の中へ入りました。
闇の力「貰いましたよ!アギトの力を!」
しかし闇の力のお兄さんはいきったのはいいが、何やら苦しみ始めました。
そして木野も苦しんでいます。
そこに涼が到着!!
倒れている木野へ駆け寄る涼
涼「おい!しっかりしろ!!おい!しっかりしろ!!」
そこで涼は苦しんでいる闇の力のお兄さんを発見!!
涼「あいつは…」
木野「よせ!奴とは…奴とは戦ってはならない!」
涼「何?」
凄い形相をしている闇の力のお兄さん
涼も怖い顔をしてます。
闇の力「そう…以前君を助けたことがありますね…君はその力のせいで苦しんだ…だが…もう終わりです…君の力を私に下さい!」
闇の力のお兄さんは涼が変身もしない内にパワー発動!!
火花が散ってぶっ飛ばされる涼
涼はギルスに変身!!!
闇の力のお兄さんとギルスは見つめ合っています。
いよいよ闇の力のお兄さんが前線に出てきました。この方は神なんですよね(笑)
光の力と闇の力
どっちも神様?よく分かりません。
「人は私の子供」なんて言ってるところは聖書の世界観と同じです。
要約すると、神様の使者がアンノウンという化け物で神様は人を愛しているけども、アギトになる可能性のある人間は殺さなければならない、しかし自分で手を下すことはしたくない、だからアンノウンを使って殺人を犯させているという話です。
今回、木野薫はアギトの力を奪われてただの人間になりました。ただの人になった木野を殺す理由は闇の力のお兄さんにはないでしょぅ。
ならばアンノウンも何も殺人犯さなくてもアギトの力を奪うだけでいいのでは?
アンノウンにその能力がないのなら闇の力のお兄さんが自ら出動して力を奪えばいいのです。
そして翔一は真魚の父親を殺したのでしょうか?
いよいよ物語も架橋へ入ってきましたね。