大横綱とはよく言われます。大横綱とは一般的に優勝回数20回以上の横綱だという印象だと思います。
優勝回数
1白鵬44回
2大鵬32回
3千代の富士31回
4朝青龍25回
5北の湖24回
6貴乃花22回
7輪島14回
8双葉山12回
8武蔵丸12回
10曙11回
ただし20回以下であっても双葉山だけは12回でも69連勝の記録保持者であること、当時は今のような年6場所制ではなく、2場所とかだったために別格でしょう。
何故なら強い大関は当たり前のように大関はすぐに通過して横綱になるからです。
大関在位が長い大関は大大関というよりは96大関、87大関と言われたりします。
その中で敢えて大大関とは誰かを考えてみました。
まず大関在位期間のランキングです。
1千代大海65場所
1魁皇65場所
3貴ノ花50場所
なんと千代大海と魁皇がトップで並びました。
続いて大関在位最高力士の幕内優勝回数ランキングです。
1魁皇5回
2清水川、小錦、千代大海、栃東3回
内、魁皇は大関としての優勝は4回、清水川と千代大海は2回です。
しかし安定感はどうなの?って当然思いますよね。
そこで大関としての勝率なんですが、これは在位期間の長さ、短命でも勝率だけはいい力士もいてランキング作成困難ですが一応ネット上にありました。
1高安.665(113勝57敗55休)15場所
2把瑠都.6584(133勝69敗23休)15場所
3琴風.6583 22場所
4霧島.647 16場所
5貴ノ浪.645 37場所
6小錦.637 39場所
7若嶋津.633 28場所
8栃東.623 30場所
9魁皇.615 65場所
10清國.613 28場所
勝敗は3位以降割愛させていただきましたm(_ _)m
昭和の大人気大関貴ノ花は.603で12位、千代大海は.599で14位でした。
1千代大海15回
2魁皇13回
3豪栄道9回
4栃東8回
5小錦、琴欧洲、琴奨菊7回
こうやって総合的に見るとやはり在位期間が長くなればそれなりに角番も多くなるようです。
皆勤して負け越したのか、それとも怪我で休場して角番になったのかでも評価は変わってきますが、それを言うと大した怪我でもないのに休場して逃げる力士もいるので評価自体が難しくなってしまいます。
勝率で見ると把瑠都や高安は強いですが、如何せん大大関と呼ぶには在位期間が短すぎます。
また高安はまだ現役で大関に復帰は無理と言える状態です。
優勝回数では魁皇が群を抜いてます。むしろ5回も優勝してどうして横綱になれなかったの?という感じです。
その一方で魁皇は角番も多い。怪我のせいではあります。
大関在位65場所で並ぶ千代大海は魁皇よりもだいぶ落ちます。
安定感という点では貴ノ花になるのかなあと思います。
角番は5回で在位期間の割には少ないです。また人気があったようです。
ただ世代的によく知りません。
満身創痍でも39才まで現役貫いた。
通算1047勝、幕内879勝は共に白鵬に次いで歴代2位です。
魁皇の記録の一部です。晩節を汚すという言葉はスポーツ界ではよく言われます。
引き際を誤ったために過去の栄光を汚すスポーツ選手は多いです。
しかし魁皇は大関から陥落もせずに39才になる2011年7月名古屋場所まで現役を続けました。
負け越したから大関陥落ではなく角番になったってところで引退でした。
個人的に好きな力士でした。他に若嶋津や北天祐、霧島も過去応援してました。横綱は強すぎて応援し甲斐がない、個人的には大関が応援し甲斐があります。
尚、もしも稀勢の里が横綱になっていなかったらこれは稀勢の里です。
稀勢の里は大関在位が長くて横綱になって、横綱になってから怪我ですぐに引退したため大関の印象が強いです。
怪我しない、休まないのは素晴らしいですね。
そんな稀勢の里ですが横綱になって最初の場所で無理をして優勝したばかりに力士寿命を縮めてしまいました。
小結成績なんか91勝89敗の勝率.506です。12場所、つまり2年も小結に滞在してます。
どんな強い横綱だって下の方で負けたことはあります。
幕下で負けたりしてたんですね。