仮面ライダーBLACK第39話「アイドルの毒牙」を観た感想

せいちゃん
2021/11/03 10:41

冒頭、新人アイドル歌手大井裕子の番組の収録が行われています。

大井裕子「こんにちは！大井裕子です！ようこそ裕子の不思議な国へ！今から30分君はテレビの前から動けない！」

ウィンクする裕子

大井裕子「裕子の新曲！MOG-ROG真心あげる聴いてね！」

キャピトラ

光太郎がやってきました。

杏子と克美は大井裕子のビデオを観ています。

光太郎「ああ〜もう喉がカラカラ！」

光太郎もテレビを観て大井裕子に目を奪われます。

光太郎「へえ〜なかなか可愛いじゃない！誰？」
杏子「大井裕子っていうんだって！いつも来る中学生が彼女のファンを増やしたいからお店で流してくれって持ってきたの！」

ビデオのパッケージを光太郎に見せる杏子

克美「なんでもコンサートもサイン会もやらなくて、ビデオでしか観れない人気急上昇のアイドルなんですよ！」
光太郎「へえ〜神秘のベールに包まれたアイドルってわけだ…ちょっと興味あるな…」

ニヤけている光太郎

杏子「そうかしら…」

杏子は面白くない様子

ビデオの中の裕子がとんでもないことを言い出します。

大井裕子「真心のまは悪魔のま！あなたに悪魔の心あ.げ.る！」

杏子「顔は可愛いけどなんか嫌な感じ…」
克美「そうよね！悪魔の心なんて！」
光太郎「そこがいいんじゃないかな…天使と悪魔の間って感じで…うん！いい線いってる！」

克美も杏子もちょっと光太郎に呆れた表情

突然ビデオの中の裕子の目が光り、緑色の光線を放ったことに気づいた光太郎

呆然としている光太郎

杏子「どうしたの？光太郎さん？」

反応がない光太郎

杏子は光太郎の目の前に手のひらを出して動かします。

光太郎「あっ！」
杏子「もう〜！光太郎さん！見惚れちゃって！！」
克美「ウフフフ！」
光太郎「はい！」

光太郎はビデオのパッケージを杏子に返します。

光太郎の心の声「どうしたんだろう？今の不思議な感覚は…」

ゴルゴムのアジト

大井裕子がシャドームーンの前にいます。

シャドームーン「ビシュム！お前が立てた計画は上手くいっているようだな…」
ビシュム「はい！愚かな人間共が裕子の虜となり、ゴルゴムの奴隷となる日もそう遠くないかと思われます！」
シャドームーン「社会や学校に失望し、アイドルを応援することでしか生き甲斐を感じられない若者に目をつけるとは…いいところに気が付いたな！」（シャドームーンがこんなことを言ってるのが笑えます。）
ビシュム「はい！」
シャドームーン「お前達だけでどこまでやれるか見せてもらおう！」

街では大井裕子のビデオを販売しています。

若者達は先を争ってビデオを購入しています。

皆、裕子命の鉢巻をしていてキモすぎます。

光太郎がここでも都合よく登場！！

裕子のビデオを争う群れに巻き込まれます。

光太郎「なんの騒ぎだ？」
店員「大井裕子のビデオは大量に入荷しております！皆様の手に充分渡ります！押し合わないでください！」
光太郎「異常すぎる！昨日見たときのあの感覚といい、裕子のビデオには何かある！」

光太郎は自分のアジトでロードセクターの画面に裕子のビデオを映し出して再生します。（光太郎も買ったんですね（笑））

光太郎の心の声「歌自体に催眠効果や暗示の要素は含まれていないようだが…」

しかしまた緑色の光線を放つ裕子の瞳！

光太郎はかなり幻惑されたようです。

裕子の顔が3つになって回転しています。

光太郎「どうしたんだこれは？そうだ！裕子の目が光って！」

ビデオを巻き戻す光太郎

また裕子の目が光るシーンを観る光太郎

光太郎「これは脳神経に直接作用する特殊な波長だ…」

大井裕子「皆、裕子のことだけ考えて！親も兄弟もお友達も先生も皆忘れて裕子のことだけ！」

ロードセクターの画面にDANGERの文字が浮かび上がりました。

光太郎「繰り返して観る内、このメッセージが確実に意識に刻まれ、やがて人々は裕子の虜となっていく…人間の心理を巧みに操るとはなんて恐ろしいビデオなんだ！またしてもゴルゴムの仕業か！」（的中率100％の光太郎です（笑））

光太郎は裕子のビデオの撮影が行われたスタジオを訪ねます。しかし大井裕子について全く手がかりは得られません。

「マスコミの人にも話したんですがね…わたし共はスタジオを貸しただけで大井裕子についてはナニモ知らないんですよ！」

光太郎「でも…撮影には付き合ったんでしょ！」
「いや…それが完全に秘密主義って言うか…スタッフも機材も皆、向こうが集めてきたし、撮影の日には私も建物の外に追い出されましてね！裕子の顔すら見てないんですよ！」
光太郎「何ですって！すると大井裕子が実在するかどうかも分からないんですか？」

ここでも裕子の「ウフフフフ！」という笑い声が聞こえてくる光太郎

ビデオに映っている裕子を観る光太郎の目は裕子の虜になっています。

ゴルゴムのアジト

バラオム「南光太郎が動き出したぞ！」
ダロム「奴のマルチアイなら裕子の正体が一目で分かってしまう！」
ビシュム「ご心配には及びません！あれをご覧ください！」

ビシュムが合図すると本物の大井裕子が上から降ろされてきました。

大井裕子「嫌〜助けて〜！！」

そして目の前に立っていた偽物の大井裕子はムカデ怪人の正体を現します。

アイドル大井裕子とムカデ怪人

ムカデ怪人は全く可愛くありませんし、グロくてキモいだけです。かなりなギャップ、コントラストです。

ムカデ怪人は大井裕子を脅かします。

大井裕子「嫌〜」

ビシュム「ムカデ怪人のサンプルとなった歌手志望の娘です！この娘を使えば南光太郎も見抜けますまい！」
シャドームーン「流石に抜かりはないようだなビシュム！」
ビシュム「シャドームーン様…南光太郎を裕子の虜にして見せます！そしてもう1つのキングストーンをシャドームーン様にお送りいたしましょう！」
シャドームーン「BLACKSUNとて愚かな人間の男に変わりはないからな…フフフ！いい余興だ！」

ナレーション

そして裕子の新作ビデオが発表され予約が殺到した！

街はまた大騒ぎ

光太郎は裕子のビデオを納入した業者の男をバイクで追跡します。

光太郎の心の声「裕子のビデオは一般の販売ルートを経ていない…あのワゴンを追えば必ず何かある！」

光太郎に追跡されていることに気づいたワゴン車の運転手

ふらつき運転をした挙げ句に事故ってしまいました。

運転手「ウワァ〜！」　

光太郎はバイクを降りて事故ったワゴン車へ

光太郎「おい！大丈夫か！しっかりしろ！」
運転手「ここは？」
光太郎「自分が何をしたのか覚えてないのか？」
運転手「俺は裕子のビデオを観ていたんじゃ？」

光太郎の心の声「ビデオのメッセージでコントロールされていたのか！」

「助けて〜！！」

ここで近くにある洋館から助けを求める声が聞こえてきました。

見ると洋館の二階の窓から大井裕子が身を乗り出して助けを求めています。

光太郎「大井裕子！」
大井裕子「助けて〜！お願い！」
光太郎「窓から離れて！」

言われたとおりに窓から離れる裕子　

光太郎は明らかに人間でないジャンプ力で二階の窓から洋館の中へ

大井裕子がシクシクと泣いています。

光太郎「どういうことなんだ？」
大井裕子「化け物に捕まって脅かされて！それで…私…」

裕子の肩にボディタッチする光太郎

光太郎「君もゴルゴムに利用されていたのか…」

頷く裕子

光太郎「もう大丈夫だ…さあ涙を拭いて！」

裕子にハンカチを差し出す光太郎

大井裕子「ありがとう…」
光太郎「さあ…」

頷く裕子

しかしハンカチを受け取ろうとした裕子は突然見えない力に吸い込まれて部屋の外に消えてしまいました。

光太郎「裕子ちゃん！裕子ちゃん！！」

閉まったドアを叩く光太郎

ここでムカデ怪人が天井を突き破って上から登場！！

光太郎「ゴルゴム！」

ムカデ怪人の攻撃を身軽にかわす光太郎　

ムカデ怪人に蹴りを入れようとする光太郎ですがムカデ怪人も身軽にかわします。

光太郎はムカデ怪人にぶっ飛ばされて窓を割って外へ転落！

その落下中に変身する光太郎

ムカデ怪人も外に追ってきています。

BLACK「彼女をどこへやった？」

ムカデ怪人はムカデだけあって這って動き回っています。

しかし図体がデカすぎてみっともないです。

BLACKはムカデ怪人の背後に回って尻尾を掴んでムカデ怪人を放り投げます。

またもベンチ破壊シーン。

BLACKの作品ではベンチと公衆電話の破壊はお馴染みのシーンです。

今度はBLACKはムカデ怪人に飛び蹴り。

そしていきなりのライダーパンチ！！

キングストーンフラッシュをせずにライダーパンチです。

さらにライダーキック！！

しかしライダーキックが決まろうとした時BLACKにビシュムの破壊光線が命中！！

ライダーキックは失敗に終わります。

ビシュム「オホホホホ！」
BLACK「ビシュム！」
ビシュム「仮面ライダー！裕子は絶対に渡しませんよ！」
BLACK「何！！」
ビシュム「これからの裕子の活躍を楽しみにしていなさい！」

ビシュムはまたしてもベンチに破壊光線を命中させます。

そしてBLACKの方に一度飛んできたらすぐに姿を消すビシュム

BLACK「あと少しというところで！」

大井裕子がまたしても信者に暗示をかけています。

大井裕子「裕子の愛をもっともっと沢山の人に分けてあげたい！全世界の人が裕子を好きにならなきゃ不公平だもの！それに気付かせてあげて！力づくでも！ウフフ！」

何やら信者達の様子が浮かび上がっていた風船を上に飛ばした裕子

風船は割れました。

ナレーション

強制的にビデオを観せられた人々が次々と裕子のファンになっていった！そしてある者は職場や学校を放棄して部屋に閉じこもり無気力になっていき、またある者は裕子のビデオを買う金欲しさに犯罪を犯していった！

キャピトラ

ニュースを観ている光太郎

「大井裕子が巻き起こす現象が社会問題となっている中、北海道の中学で教師が授業をボイコットして裕子のビデオを買いに行っていたことが明るみに出ました。」

光太郎「あの時ムカデ怪人の右肩にライダーパンチを外さなければ！！」

悔しそうな光太郎（ライダーキックはビシュムの妨害に遭ったんですが、ライダーパンチだけで倒せたってことなんでしょうか？）

杏子がやってきました。

杏子「光太郎さん！！」
光太郎「裕子ちゃんを助けに行ってくる！このままじゃいけない！」
杏子「ちょっと待って！助けるってどういうこと？大井裕子はゴルゴムの手先よ！これを見て！大井裕子の歌のMOG-ROGを逆から読むとゴルゴムになるわ！」

杏子はビデオのパッケージのMOG-ROGの文字を逆にたどって読んでみせます。

杏子「GOR-GOM！ゴルゴム！」
光太郎「彼女はゴルゴムじゃない！操られているだけだ！」
杏子「私はそうは思えない！最初にビデオを観た時から彼女には邪悪な影が感じられたもの！」
光太郎「彼女に限って絶対そんなことはない！間違いなく普通の女の子だった！」

すっかり裕子信者の光太郎は飛び出して行きます。

杏子「光太郎さん…」

克美がやってきました。

克美「杏子ちゃん！！光太郎さんは？」
杏子「今、飛び出して行ったけど…どうかしたの？」
克美「光太郎さんが危ないのよ！これを観て！」
杏子「えっ？」
克美「今日、緊急発売された裕子の新作ビデオよ！」

ビデオを再生してみる杏子

大井裕子「はーい！皆、元気？今日はみんなに大事なお話があるの…この顔にピンときたらやっつけて！！」

なんと裕子は光太郎の写真を出して信者達に光太郎をやっつけてほしいと依頼しています。

杏子「光太郎さん！」

ビックリする杏子

克美も真剣な表情

大井裕子「この人は裕子をイジメる悪い人よ！」

杏子「克美さん見て！裕子の右肩！」
克美「えっ？」

大井裕子「お願い！見つけて！探して！」

克美「怪我してるみたいね…」
杏子「光太郎さんはさっき怪人の右肩にライダーパンチを浴びせたと言ってたの！」
克美「てことは…」
杏子「大井裕子に怪人がなりすましているのよ！」
克美「えっ？」
杏子「光太郎さんに知らせなきゃ！」

飛び出して行く杏子

克美「杏子ちゃん！」

光太郎は裕子信者達に追われています。

裕子命の鉢巻をしたキモすぎる信者達は「MOG-ROG！MOG-ROG！」と唱えながら光太郎を追ってきます。

前方からは自転車集団も現れました。

光太郎「どういうことなんだ？」

「裕子ちゃんをイジメる奴は誰だろうとやっつけるんだ！！」

光太郎「何っ？」

光太郎に迫る裕子信者達

光太郎「やめろ！君達はゴルゴムに利用されているんだ！！」

裕子信者達は何を考えているのか自転車集団が光太郎の近くを自転車でウィリー走行して脅かす程度で全然襲いかかりません。

やっつけるとは口だけでやる気なしです。

光太郎は明らかに人間ではないジャンプ力で安全なところに逃げます。

信者達から逃げる程度で息切れしている光太郎

「光太郎さん！来て！早く！！」

ここで裕子の映像が建物の巨大なスクリーンに映ります。

「光太郎さん！早く来て！光太郎さん！来て！光太郎さん！早く！」

完全に翻弄されている光太郎

光太郎の周りが全て裕子の顔が映し出されている画面に変わりました。

「光太郎さん！助けて！」

「裕子悪くない！怪人に操られているの！」

「このあいだの洋館まで来て！」

光太郎に向けて全方向の画面から緑色の光線が放たれました。

完全に洗脳された光太郎

バトルホッパーが飼い主の危機を感じ取り、勝手に出動します。

杏子は光太郎を必死に探し回っています。

杏子の心の声「光太郎さん！どこにいるの？光太郎さん！」

ここで杏子の前に突然現れるバトルホッパー

杏子「バトルホッパー！」

杏子に対して乗れと言いたげな合図をするバトルホッパー

杏子「そうか！光太郎さんのところに連れて行ってくれるのね！」

バトルホッパーはそうだと返事してるようです。

すっかり廃人同様になった光太郎はふらつきながら洋館までやってきました。

裕子が「ウフフ！ウフフ！」と笑いながら姿を現れました。

光太郎「裕子ちゃん…」
大井裕子「光太郎さん！来てくれたのね！さあ！」

洋館の中へ光太郎を誘う裕子

いちいち「ウフフフ！」言ってる裕子です。

洋館の中で裕子の前でひざまずく光太郎

大井裕子「嬉しい！光太郎さん！あなたは私のもの！」

完全に洗脳されている光太郎

裕子は悪魔の微笑み

光太郎は眠りそうになって目を開きます。

裕子が突然恐ろしい表情に鳴りました。

光太郎の首を締める裕子

しかしここで壁を突き破ってバトルホッパー登場！

バトルホッパーは裕子に向かいます。

避ける裕子

光太郎「バトルホッパー…」

杏子がドアを開けて登場！

杏子「騙されちゃ駄目よ光太郎さん！」

杏子は裕子の服の右肩のところを破ります。（相手は怪人と分かってるのにいい度胸してますね。）

何やらサイボーグなのが丸わかりの裕子の右肩

杏子「光太郎さん見て！彼女はあなたと戦ったゴルゴムの怪人だったのよ！」

大井裕子は恐ろしい形相になりました。

全くアイドル顔とはかけ離れています。

そしてムカデ怪人の正体を現します。

光太郎に襲いかかるムカデ怪人

光太郎「杏子ちゃん！逃げろ！」

逃げる杏子

光太郎は怒りの変身！！

「変〜身！！」

BLACKに変身した光太郎

BLACKの攻撃を身軽にかわし、天井に逃げるムカデ怪人

BLACKはなんとムカデ怪人と組み合ったままで天井を突き破ってジャンプ！！！

バトルの舞台は洋館の外へ！！

洋館壊れすぎです！！

外に出たところでお決まりの「仮面ライダーBLACK！」のポーズを取るBLACK

ムカデ怪人は穴を作って地面の下へ逃げます。

そしてBLACKの足元から顔を出してBLACKの足を取るムカデ怪人

ムカデ怪人「ウギャーッ！！」

転倒させられただけのBLACK

ムカデ怪人はしかしBLACKを捕まえて緑色の光線を大量に浴びせます。

ちょっとした爆発でBLACKのボディーはダメージを受けます。

ここでバトルホッパーが主人のピンチを救おうとやってきました。

BLACK「バトルホッパー！」

BLACKはバトルホッパーに飛び乗ります。

バトルホッパーの特攻！

ムカデ怪人はまた穴を作って地面の下へ逃げます。

BLACKは間抜けなムカデ怪人が穴からちょっと顔が見えてるのを見つけてジャンプして捕獲（笑）

ムカデ怪人を放り投げて飛び蹴りを決めるBLACK

BLACK「人の心を玩び、人間を意のままとなる奴隷にすることなどこの俺が絶対に許さん！」

BLACKはここでキングストーンフラッシュをしてエネルギーを蓄えてからのライダーキック！！

今回はビシュムの助けもなくムカデ怪人はまともに顔面にライダーキックを受けてしまいます。

ムカデ怪人は爆散！！