仮面ライダーBLACKRX第11話「スクラップの反乱」を観た感想

クライス要塞

ガテゾーン何やらスクラップを漁っています。

壁にはショッカーの初期の戦闘員のようなペイントをしたキモい男が張り付いています。

ここにマリバロンがやってきました。

マリバロン「ハハハハハ！誰かと思えばガテゾーンじゃない！廃品回収でもするつもり？」

ガテゾーン「ふん…」

マリバロン「まさかあれを掘出そうってんじゃ？そうなんだね？」

ガテゾーン「少し黙っててくれねーかマリバロン！気が散ってしょうがねえ！」

マリバロン「とんでもないわガテゾーン！あれはかつてロボット大隊隊長のあんたでさえ制御できないほどの突然変異的なパワーを発揮したモンスターじゃないか！自分のパワーに溺れて命令を無視し、終いにはクライシス皇帝のお怒りに触れて回線を切られてここに埋められたはずじゃ？」

ガテゾーン「ああ…その通りさ…だからこそもう一度あれを蘇らせるのさ！」

マリバロン「何だって？」

ガテゾーン「この俺さえ制御できないほどのパワー！クライシス皇帝の怒りさえ買うほどのエネルギー！そいつが必要だってことさ！自信をもって臨んだはずの俺達の戦略がことごとくあのRXの奴に粉砕された今こそなあ…違うかマリバロン？」

マリバロン「それは…」

ガテゾーンは遂に問題児の怪魔ロボットスクライドを掘り出します。

回線を切られて動かないスクライド

ガテゾーンはスクライドに向けて光線銃を向けて光線を放ちます。

すると怪魔ロボットスクライドがゆっくりと立ち上がりました。

ごみ捨て場

ゴミ回収業者がトラックでやってきました。

「ああ〜勿体ねえな！まだ使えるぜこれ！」

「ああ〜それを言ったら俺達の商売上がったり！！毎度のことじゃねえの！」

「ハハハ！世も末だな全く！はいよ！」

トラックにゴミを積み込む業者の2人

突然、ベビーカーやレンジ、掃除機、自転車などが動き始めます！！

「何だ？」

「まだ使えるなんてお前が言うからこいつら本気にして！！」

「ば、バカ言え！こいつらただのスクラップじゃねえか！！生きてるわけ、わけ？ああ〜」

なんと1人はベビーカーにもう1人は掃除機に吸い込まれてしまいました。

「エイッ！！」

ガラスの向こうの75400円の自転車が欲しくて自分の自転車を蹴り倒す小学生正樹

またも都合よく光太郎と玲子が近くにいます。

玲子「ああ！正樹君じゃない！」

光太郎「ああ！玲ちゃんの家の近所の？」

玲子「うん…これ持ってて！」

玲子は光太郎に自分の荷物を押し付けて正樹に駆け寄ります。

玲子「どうしたの正樹君？」

「ダメ！ほっといて！！」

ここで正樹の母親がやってきました。

母親「玲子さん！この子ったらまだまだ乗れるのに新しい自転車が欲しいってダダこねてるのよ！」

正樹「だって皆、5台変速に乗ってるのに僕だけなんだよ！いじめられるんだ！」

母親「別にいいじゃない…そんなの…」

正樹「だって…」

光太郎「正樹君！気持ちは分かるけどさ…世の中には5台変速どころか普通の自転車にも乗れない子供が沢山いるんだよ！」（光太郎の発言は物凄い相手の気持ちを逆なでする発言です。）

正樹「関係ないよ！そんなこと！僕は新しい自転車が欲しいんだ！！」

その場を立ち去る正樹

母親「正樹！！」

正樹は1人で河原に来ています。

自転車を買って貰えないことにすねている正樹

「何だい！こんな物！！」

ムカついて自分の自転車を押してぶっ飛ばします。

そのまま自転車を見捨てて家に帰る正樹

見捨てられた自転車はライトが付いて勝手に動き始めました！！

夜、突然自転車の音で目が覚める正樹

見ると見捨てた自転車がすぐ目の前にあります。

正樹「あれっ？どうしてここに？」

自転車のライトが光っています。

正樹「うわっ！！！」

正樹は自転車に吸い込まれてしまいました。

光太郎はヘリコプターの修理をしています。

ニュースが流れます。

「ここでニュースをお伝えします。昨日来謎の失踪をとげた人々の数は都内だけで十数人に登ることがわかりました。いずれも何の前触れもなく突然消え去るというもので警察では対応に苦慮しております！」

光太郎は注意を喚起されました。

光太郎「謎の失踪か…」

ここで玲子がやってきました。

玲子「光太郎さん！！大変よ！あの子が！正樹君が消えちゃったらしいの！」

光太郎「何だって！！」

玲子「まさか…一連の失踪事件と何か関係があるんじゃ？」

光太郎「玲ちゃん行こう！」

玲子「うん！」

玲子の車で正樹の家までやってきた光太郎

母親「どうぞ…」

正樹の部屋に通された光太郎と玲子

母親「私があんなに強く言わなきゃ良かった…きっとあの子…」

泣き崩れる母親

玲子「大丈夫！正樹君そんな弱い子じゃないもの！きっと元気に帰ってきますよ！」

ここで光太郎は正樹の助けを求める声をキャッチします！

「助けて！！お母さん！！怖いよ！！助けて！！」

ナレーション

RXとなった南光太郎の聴覚は普通の人間の能力を遥かに越えている！その鋭い耳に正樹の助けを求める声をとらえたのだ！！

ベランダから外を見る光太郎

下に自転車があります。

ナレーション

だがさしもの光太郎もその声が目の前の自転車からとは気付かなかった！

光太郎の心の声「どこだ？どこにいるんだ正樹君！」

ナレーション

光太郎は正樹の母を玲子に任せ正樹を探した！

外を探し回る光太郎

「助けて！！！」

振り返りますが誰もいません。

光太郎「気のせいかな？」

首を横にひねる光太郎

光太郎の背後に正樹の自転車がやってきました。

振り返る光太郎

光太郎「あっ！正樹君の自転車だ！」

「助けて！！怖いよ！！助けて！！」

ライトが点滅しています。

光太郎「正樹君の声だ！まさかその中に！！」（普通に考えてあり得ないんですが仮面ライダーの世界ではあり得るのが異常です！）

光太郎から逃げ出す自転車

光太郎「待て！！」

後を追う光太郎

そのままスクラップが沢山のゴミ処理場にやってきた光太郎

突然、自転車の車輪が転がってきました。

気付いた光太郎

車輪は光太郎に襲いかかります。

跳ね返す光太郎

今度は釘が飛んできました。

かわす光太郎

レンジの蓋が動いたり、テレビが勝手についたりしています。

冷蔵庫のドアも開きました。

光太郎「何だ？」

冷蔵庫から冷凍ガス攻撃！

かわす光太郎

自転車が飛んできました。

ぶっ飛ばされる光太郎

そしてスクラップの中から怪魔ロボットスクライドが姿を現します。

光太郎「クライシス！」

なかなかキモいビジュアルのスクライドです。

光太郎は無謀にも変身せずにスクライドに立ち向かいます。

ぶっ飛ばされる光太郎

またもお気に入りの白い服が泥だらけに！！

白なだけに汚れが目立ちます。

光太郎「変身！！」

冷蔵庫の上に飛び乗り光太郎はRXに変身！！

スクライドはスクラップを操ってRXを攻撃！

ベビーカー、掃除機、自転車、扇風機などがRXに襲いかかります。

跳ね返すRX

「ここから出してくれえ！！！」

何とスクラップの中から悲鳴が聞こえてきました。

RX「マクロアイ！！」

「助けてくれ〜！苦しい！」

「助けてくれ〜！」

「助けて！！お母さん！！怖いよ！！」

ゴミ回収業者の2人と正樹が中にいます。

RX「この中に正樹君達が！！」

スクライドは身体から機銃を放ちます。

RXに命中！！

スクライド「動けまいRX！お前がスクラップ共を始末すれば閉じ込められた人間達も死ぬことになるぞ！お前の手によってな！クライシス帝国にその名を轟かせ今、地獄から蘇ったスクライド様の手並み恐れ入ったか？」

RX「ふざけるな！早く正樹君達を外に出せ！」

スクライド「命令は嫌いでな！そのためにクライシス皇帝の怒りまで買った俺だ！でかい口を叩かん方が身のためだぞ！！」

身体から何やら長いメタルテープを出してRXの首に巻きつけます。

そして機銃をまたRXに放ち命中させ、さらに自分の方へRXを手繰り寄せてカギ爪でRXの装甲を傷つけます。

RXを放り投げるスクライド

両方からスクラップの車がRXを挟み撃ち！

さらに膝からロケット弾！！

大爆発！！

クライス要塞

ジャーク将軍「見事だガテゾーン！掟に背きあのスクライドを蘇らせたと聞いた時には罰を与えねばと考えたが、あのモンスターをここまで使いこなしRXまでも葬り去るとはな！」

ジャーク将軍はご機嫌です。

ガテゾーン「地の底に閉じこめられていた奴めの怨念を最大限に引き出し、利用したまでのこと！ジャーク将軍！作戦の指揮はどうかこのままこの私に！」

ジャーク将軍「任せようガテゾーン！いずれこの地球には我がクライシス帝国から50億の民が移り住むことになるのだ！これ以上この地球の豊かな資源を愚かな人間共に食い潰させてはならん！！スクラップ達の怨念を利用して奴らの思い上がりを徹底的に叩いてやるのだ！」

ガテゾーン「アイアイサー！」

光太郎は下水道の中をふらつきながら歩いています。肩をしこたま痛めたようです。

そして自分のアジトへ帰ってきた光太郎

服を着替えます。

肩が痛むようです。

アクロバッター「痛むか？」

ライドロン「大丈夫か？」

マシーンに心配される光太郎

光太郎「大丈夫だ…心配するな…これくらいの傷スクラップの中に閉じ込められた正樹君達の苦しみに比べたら…」

ここでニュースが入ります。

「臨時ニュースをお伝えします！都内各所で何故か大量のスクラップが人間を襲い始めました！」

スクラップの車が暴走しています。

掃除機や扇風機、電気釜なども住宅街で暴れまわっています。

ベビーカーに襲われてぶっ飛ばされるお兄さん

そしてスクライドが登場！！

警察官達がやってきました。

スクライドを銃撃しますが当然ながらノーダメージです。

逆にスクライドの砲撃！

ぶっ飛ばされる警察官達

直撃してないのが生温い描写です。

スクライド「ワッハッハッハ！ワッハッハッハ！」

クライス要塞

スクライドの笑い声が響き渡っています。

ジャーク将軍「なぎ倒せ！全ての人間を蹴散らすのだ！この地球は我らクライシスのものだ！」

光太郎のアジト

ラジオでニュースが流れています。

「使い捨て文明への復讐か？はたまた人間への挑戦か？兇器と化したスクラップに対して政府は自衛隊の出動を決定しました。」

光太郎「だめだ！スクラップの中には正樹君達が閉じこめられているんだ！恐らくあのスクライドによって生命エネルギーは利用されスクラップは動いているにすぎない！本格的な攻撃など加えたらひとたまりもなく！」

ここでアクロバッターとライドロンが出陣しようとする光太郎を止めます。

アクロバッター「どうしても行くのか？」

光太郎「どけ！どいてくれ！お前たちの気持ちは嬉しいけど…あっあ！（肩を押さえる光太郎）例えこの身がどうなろうとも俺には正樹君たちを助け出す使命があるんだ！」

アクロバッター「その傷で戦えるか？」

ライドロンも何か言ってるようです。

光太郎「頼む！行かせてくれ！」

ここでニュースが流れているラジオの音声がおかしくなりました。

声が途切れています。

光太郎「どうしたんだ？まだスクラップには早いはずだぞ！」

光太郎はアクロバッターとライドロンを見ます。

どうやらアクロバッターとライドロンがラジオを狂わせているようです。

ナレーション

アクロバッターもライドロンも神秘的な生命エネルギーによって機能している。光太郎の身を心配するあまり思わずそのパワーが乱れ、ラジオなどのエネルギー体に激しくダメージを与えたのである！

光太郎「分かった…分かったぞ！正樹君達を助け出す方法が！！」

光太郎は何かを閃いた様子です。

街でまたスクラップが人々を襲っています。　

スクライドもいます。

ここでいきなりRXが登場！！

スクライド「おーっ！貴様生きていたのか？」

RX「俺は太陽の子仮面ライダーBLACK RX！！」

カッコつけたポーズを取るRX

RX「この世に光がある限り俺は何度でも蘇る！貴様のような悪の死者を倒すために！」

RXとスクライドの最終バトル！

RX「さあ！早く逃げろ！」

RXは人々を避難させます。

クライス要塞

モニターにRXが映っています。

ジャーク将軍「ん！！ガテゾーン！！！」

ジャーク将軍はRXが生きていたことに激怒！

ガテゾーン「おのれRXめ！！必ず今度こそスクライドめに奴の首を！！」

スクライドは身体からメタルテープを出してRXの動きを封じてから右手の機銃で攻撃しようとしますがRXは接近してスクライドにキック、パンチを喰らわしてメタルテープから逃れます。

スクライド「おのれ！！かかれ！！」

スクライドはスクラップの自転車やベビーカーにRXを攻撃させます。

スクライド「今度こそ最期だ！スクラップもろとも吹き飛ばしてやる！！」

機銃で攻撃しようとするスクライドの右手を押さえつけるRX

RX「アクロバッター！！ライドロン！！！」

RXはアクロバッターとライドロンを呼びます。

アクロバッターとライドロンがまたライトをチカチカさせたりし始めました。

ナレーション

アクロバッターとライドロンの激しい生命エネルギーの影響を受け、正樹達は苦しんでいた。早くスクライドを倒さねば正樹達の生命エネルギーが尽きてしまう。急げ！RX！！

アクロバッターとライドロンの生命エネルギーの影響を受けてスクラップ達がおかしな動きをし始めました。スクライドの言うことを聞きません。

「助けて〜！」という正樹の叫び声が自転車から聞こえてきました。

スクライド「どうしたというんだ？」

RXはキックでスクライドの頭をふっ飛ばします。

RX「トゥア！！RXキック！！！」

RXはスクライドにRXキックをくわらせます。

ぶっ飛ばされるスクライド

RX「リボルケイン！!」

RXはリボルケインを出します。

スクライド「地獄へ堕ちろRX！！」

スクライドは機銃を放ち、さらに内部骨格が露出した顔にある目からビームを放ちます。

リボルクラッシュを決めるべくスクライドに接近するRX

ビームがRXに命中！！

しかしノーダメージの模様

そしてスクライドに近付いてリボルクラッシュが決まりました。

リボルケインを抜いて背中を向けてポーズを取るRX

スクライドは大爆発！！！

スクライドか死亡するとスクラップの中に閉じこめられていた人々が元に戻りました。

正樹もいます。

正樹「助かった！助かったんだ僕達！！」

「助かった！！」

ゴミ回収業者の2人も大喜び！！

RXはその様子を見ています。

正樹の家の前

正樹は自転車を磨いています。

母親「やっぱり5台変速にしようか正樹？」

正樹「何言ってんだよお母さん！まだまだ乗れるよ充分に！じゃあ遊びに行ってくるよ！」

正樹は自転車で出かけます。

母親「車に気をつけるのよ！」

ナレーション

少年は忘れないだろう…物を大切にする気持ちを！それは人を大切に思う心でもあるのだ！人々にそんな気持ちや心がある限り南光太郎は戦い続ける！仮面ライダーBLACK RXは戦い続けるのだ！

ラストは楽しそうにじゃれている光太郎と玲子

正樹役の飯塚洋介ですが仮面ライダーBLACKの第23話「マルモの魔法の力」に出てた子供です。

ここでも子役の使いまわしです。

怪魔ロボットスクライドもRXを苦しめましたね。

怪魔ロボット大隊はかなりRXに善戦していると思います。

全体的に一番強いです。

掟に背きスクライドを蘇らせたガテゾーンがこの後ジャーク将軍からどのような罰を受けるのかは残念ながら描かれませんでした。　

また杖から光線でしょうか…