小沢澄子の運転するパトカーで出動し、彼女の目の前で変身する翔一
涼や真島の命を狙うアナザーアギトに立ち向かいます。
しかしアナザーアギトのルックスに戸惑いを覚えるアギト
アギト「何!お前は…」
アナザーアギト「丁度いい…お前もこの手で倒さねばならぬ相手…今この場で蹴りをつけるか…」
アギトは戸惑って攻撃できずに防戦一方です。
涼「戦え!奴の姿に惑わされるな!!」
涼が戸惑うアギトの目を覚まさせる一言
小沢澄子「氷川君!」
氷川誠「小沢さん!」
小沢澄子「こっちよ!急いで!」
氷川誠は小沢澄子の運転するパトカーに乗って行きました。
小沢澄子の運転するパトカーの行く手を阻むように突っ立っているリザードロード
氷川はパトカーから降りて無謀にも体当たり!
氷川誠「逃げて!早く!」
真島は涼を連れて逃げます。
氷川は当然ながらぶっ飛ばされます。
小沢澄子「氷川君!」
そこにGトレーラーが到着
小沢澄子「氷川君!行くわよ!」
氷川誠「はい!」
Gトレーラーに向かって走って行く2人
アギトとアナザーアギト
アギトもアナザーアギトも必殺技のキックを繰り返すようで定番のポーズを取っています。
真島はボロボロの涼を連れて早くは逃げることができません。
リザードロードはゆっくり歩いて追い詰めています。
転倒する真島
「芦原さん!」
観念したように目をつぶる真島
何者かが2人を救いました。
真島が目を開けて振り返るとG3-Xでした。
真島はまた涼を連れて逃げます。
リザードロードは何やら武器を召喚!!
アギトとアナザーアギトはキックの打ち合い!!
どちらもぶっ飛びます。
アナザーアギトもかなりダメージを受けている様子
右腕が痛みだしたようで「雅人!雅人が!」とまたラリっています。
「何故だ?何故邪魔をする!雅人!!」
アギトがふらつきながら立ち上がるとアナザーアギトは姿を消していました。
それにしても過去グランドフォームのアギトがボコられて気絶した相手にギルスは優勢でした!!
力関係ではギルス>グランドフォームアギトだと思える描写だったんですがギルスを全く相手にしないアナザーアギトとグランドフォームのアギトが互角の描写!!
パワーバランスが分かりません…
G3-Xはリザードロードに対して優勢!
「今度は逃さない!!」
何やらリザードロードをワイヤーで縛り付けるG3-X
そしてバズーカ砲連射!!
これにはリザードロードもたまらずに川に転落して爆散!
警視庁
上層部に呼ばれた小沢澄子と北條透。
「先のアギト捕獲作戦において明らかになったのは津上翔一なる人物がアギトであること…そしてアギトは彼以外にも存在すること…以上の2点!」
「このことについて我々は小沢管理官の意見を尊重しつつ慎重に協議を重ねた!」
小沢澄子「ありがとうございます!もう一度言わせていただくなら津上翔一は今までの実績から言って対アンノウンのための確かな戦力であり、研究材料として彼を束縛することは大きなマイナスになると思われます。」
「分かっている!津上翔一が記憶をなくしている以上、北條主任の報告書以上のことは期待できまい!アギトが複数存在するのなら我々としては北條主任にはその謎を探るために新たなアプローチを期待したいのだが…」
「何か異議はあるかね北條主任?」
北條透「いえ…別に!」
「結構!それから分かっているとは思うがこの件については決して口外しないように!いいね?」
頷く北條透
会議終了後
北條透を呼び止める小沢澄子
小沢澄子「ちょっと待ちなさい!」
振り返る北條透
北條透「何か?」
小沢澄子「さっきの会議…あなた随分素直だったけど一体何を考えてるの?」
北條透「何が言いたいのか分かりませんが…」
小沢澄子「せっかく正体を突き止めた津上翔一のことを上は諦めろと言っているのよ!それに私が彼を強引に研究所から連れ出したことについて報告してなかったみたいだけど?」
北條透「ああ!あなたが私に暴力をふるった件ですか…低次元な問題について言い争っても仕方がないと思っただけですよ…私は知的な人間ですからね…」
小沢澄子は何とも言えない表情
北條透「それに津上翔一の件は無駄ではなかった…私は今、大いなる謎の核心に迫りつつあるんです…」
また小沢澄子、氷川誠、尾室巡査は焼き肉に来ています。
しかし氷川は食欲がない様子…
小沢澄子「わかるわ…木野薫のことね…尊敬していた人物に裏切られた…それで元気がないってところかしら?」
尾室巡査「元気出しましょうよ!何があったのか知らないですけど人生いろいろあるんですから!」
小沢澄子「ほら!あなたは黙って食べてなさい!」
尾室巡査に焼き肉を取ってやる小沢澄子
小沢澄子「気持ちはわかるけど物は考えようじゃないかしら?私達の知るアギトが木野薫じゃなくて良かったじゃないの!本当のアギトは素晴らしい人間よ!」
氷川誠「どうしてそんなことが言えるんですか?」
小沢澄子「それは…」
言葉を濁す小沢澄子
氷川誠「小沢さん!もしかして知ってるんですかアギトの正体を?」
小沢澄子「氷川君…あなた…津上翔一のことをどう思う?」
尾室巡査「津上翔一?誰でしたっけそれ?あっ、もしかして小沢さんの彼氏とか?」
小沢澄子「ほら!」
また尾室巡査に焼き肉を取ってやる小沢澄子
氷川誠「どうして津上さんが出てくるんです?今はアギトの話をしてるんです!知ってるなら教えて下さい!一体どこの誰なんです!」
小沢澄子「言いづらいわね…何となく…」
氷川君「何故なんです?素晴らしい人間なんじゃないんですか?」
小沢澄子「ええ…素晴らしい人間…そしてあなたがよく知っている人間…あなたにとってはとても意外な人間よ!」
氷川があまりにもバカすぎて呆れます。
アギトの話をしていて翔一の名前を出された→翔一=アギトと何故分からないのでしょう…
氷川は今度は北條を呼び出します。レストランで食事をする2人
北條透「私がアギト?」
氷川誠「ええ…僕の知ってる意外な人物と言えば北條さんかと!」
北條透「違いますよ!残念ながらね…しかし…意外な人物であることに間違いはないが…」
氷川誠「ということは北條さんも知ってるんですかアギトのこと?」
北條は複雑な表情を見せます。
氷川誠「どうして北條さんが!お願いします!教えて下さい!!」
北條透「氷川さん!あなたは津上翔一のことをどう思います?」
氷川誠「どうして津上さんが出てくるんです?今はアギトの話をしてるんです!」
溜息をつく北條
北條透「言いづらいですね…何となく…」
ここでも氷川のバカさ加減MAXです。
アギト捕獲作戦を決行して失敗した北條がアギトってどういう思考回路してるんでしょう(笑)
余程翔一かアギトというのが嫌なんでしょうね…
警視庁で氷川は河野を呼び止めます。
河野「氷川!久しぶりだな!」
氷川誠「河野さん、もしかしてアギ…」
河野「どうした?」
至近距離で見つめ合う2人
氷川誠「何でもありません…失礼しました!」
真島と涼
涼はまだ苦しんでいます。
真島「俺、一体どうすればいいんだよ!」
するといきなり神出鬼没の沢木哲也登場!!
涼の額に手を置く沢木哲也
真島「あんた!」
沢木哲也「彼を助けたいか?」
真島「何よ!また真魚ちゃんに?」
沢木哲也「いや…彼女の治癒再生能力は既に失われている…必要なのはお前の力だ…」
真島「俺の…力?」
沢木哲也「そうだ…お前の中でのアギトとしての力が覚醒しつつある…その力を彼に与えれば彼の命は助かるだろう…だが…そのときはお前の力を失い…普通の人間になる!」
真島はちょっと迷ったような表情を見せます。
沢木哲也「決断は早い方がいい!彼が死んでからでは手遅れになる!」
苦しむ涼を見て沢木に頷く真島
沢木も頷き返します。
沢木は真島に向かって手を翳して力を発動させました。
真島は頭を抱えて苦しみます。
「ウアアアアアアアア!!」
真島の中から小さな子供が眩いばかりの光を放ちながら出てきて歩き出し、涼の身体の中へ乗り移ります。
真島はその様子を見て愕然とした表情
涼は一瞬目が覚めて起き上がり凄い表情!!
しかしまたすぐに気を失います。
氷川は今度は翔一を訪ねてきました。
氷川誠「すみません!突然お邪魔しちゃって!」
翔一「そんなそんな…氷川さんならいつでも大歓迎ですよ!」
氷川誠「本当にすみません!」
翔一「どうぞかけてください!」
氷川と翔一は向かい合って腰をおろします。
翔一「で、今日は一体何の用です?」
氷川誠「ええ…実はアギトのことで…」
翔一「あれ!もしかしてバレました?」
氷川誠「はっ?なんのことです?」
翔一「ハハハハハハ!いえいえ!何でもありません!」
氷川誠「君もアギトに助けられたことがありましたね…我々はアギトが人間であるという確証をつかんでるんです…そこでお尋ねしたいのですがどんな人物だと思いますかアギトのこと?」
翔一は返事に困っている様子…
木野の携帯電話に電話がかかってきます。
木野が出ると相手は真島です。
真島「木野さん!会ってもらえないかな…これから?」
木野はしかめっ面…
返事に困っている翔一に真魚が助け舟を出します。
真魚「氷川さんはどう思っているんですかアギトについて?」
氷川誠「それは…」
もっともらしく咳払いをする氷川
翔一も釣られて咳払い
氷川誠「今まで何度もアンノウンを倒し、人々を守ってきたんです…きっと…強くて頼もしい人物に違いありません!」
氷川のアギトに対する熱い想いがほとばしっています。
翔一「そんな…いや〜照れるなあ!ハハハ!どもども!」
お調子者の翔一はすっかりご満悦です。
真魚「強くて頼もしい…ちょっとイメージが違うような…」
ここのところでカメラがアップになるのがナイスです。
木野は真島に呼び出されて映画館の中へ
木野「どういうつもりだ!俺はお前の命を狙っている…忘れたのか?」
真島「もう俺には木野さんに狙われる理由はないと思うけど…」
サングラスを外す木野
すぐに真島の異変に気づいた様子
氷川のアギトへの想いは半端ないです。
氷川誠「勿論、強くて頼もしいだけではありません…優しい心の持ち主でしょう…」
翔一「もういいですよ氷川さん!なんか背中がこしょばゆくて…」
完全に自分がアギトだと言ってる翔一(笑)
真魚は呆れ顔
木野と真島
木野「お前!捨てたなアギトの力を!何があった?」
真島「アギトになるって俺には重すぎると思ってさ…それで…でもそんなことはどうでもいいんだ…それよか木野さんだよ!変わったよ木野さんは!アギトになってから…昔の木野さんは優しくて強い人だった…それなのにどうして?」
木野「アギトの力は凄まじいものだ…それによって俺は本当の自分に目覚めたんだ…」
真島「違うよ!本当の木野さんは…」
木野「黙れ!力を捨てたお前に何が分かる!お前は自分の可能性を捨てた腰抜けだ…もうお前に用はない!」
サングラスをしてからカッコつけて立ち去る木野
真島「木野さん…」
涼は気が付きました。
そして真島が帰ってきます。
真島「芦原さん!目覚めた?」
涼「ここは?」
そこに木野登場!!!
バカな真島は尾行されていました。
真島「木野さん!」
涼「木野!」
木野「バカな奴だ…わざわざ俺をここまで案内してくれるとはな…今度は逃さん!お前を倒し津上を倒し、俺は最強唯一のアギトになる!」
アナザーアギトに変身する木野
真島は涼を連れて逃げます。
翔一と氷川ですがおかしな展開になってます。
氷川誠「だからどういう意味かって聞いてるんです!」
翔一「ああっ!氷川さんはアギトを美化しすぎてですって!普通ですよ!普通の!」
氷川誠「そんなことはありません!アギトは!」
そこで真魚の携帯電話が鳴りました。
真魚「はい!真島君?」
真島「真魚ちゃん!津上さんに伝えて!このままじゃ芦原さんが!」
真魚「分かった!今どこ?」
氷川の携帯電話も鳴ります。
氷川誠「はい!氷川ですが!」
小沢澄子「氷川君!アギトらしきものを目撃したと一般市民からの通報よ!」
氷川誠「分かりました!すぐに行きます!」
バイク走行中変身しようとする翔一
「変!!」
なんとG3-Xがすぐ後ろを走っていました。
慌てて変身を中止する翔一
「どこに行くんです?」
「えっ、ああちょっと買い物に…」
「スピードの出しすぎです。気をつけて下さい!」
「あ、はい!!」
G3-Xは注意だけして先に行きます。
真島は涼を連れて海沿いまで逃げてきました。
余裕たっぷりのアナザーアギトはのんびり歩いて追跡!!
飛びかかれば一瞬なのに追い詰めて遊んでいるのでしょうか…
何を考えているのか海に落ちそうなところまで来る真島
自分で行き止まりに来てます。
そこで涼を寝かしてアナザーアギトに生身で突進!!
真島「やめてよ木野さん!!」
アナザーアギト「どけ!!」
真島を放り投げるアナザーアギト
生身でアナザーアギトに立ち向かうのは自殺行為です。
真島は死なないで良かったねという話ですがダウン!
そして涼に詰め寄るアナザーアギト
そこにG3-X到着!!
後方から発砲してから突進するG3-X
しかしG3-Xでは勝ち目ありません。
簡単にボコられます。
そして武器のGM01まで奪い取られます。
今度はアギトが到着!!
アナザーアギト「現れたか…」
アギトに向かってGM01を連射するアナザーアギト
この様子を見て小沢澄子はGM01の機能を停止させようとします。
小沢澄子「GM01トリガーカット!!」
尾室巡査「はい!」
しかしカットできないようです。
尾室巡査「カットできません…」
泣きそうな顔の尾室巡査
小沢澄子「何ですって!」
アナザーアギトのGM01の連射を避けるアギト
ストームフォームにフォームチェンジします。アナザーアギトはストームフォームのアギトに劣勢!!
もしかして弱いのでは?
バーニングフォームやシャイニングフォームになるまでもないです。
ここでヤバくなったアナザーアギトはGM01を涼に向けます。
「動くな!少しでも抵抗すればあの男の命はない!」
これで抵抗できないアギトをボコるアナザーアギト
G3-Xも立ち向かいますが全く役に立ちません。
アギトはボコられて変身解除!!
G3-X「津上さん!」
アナザーアギトは倒れている翔一を踏みつけてGM01を向けます。
G3-X「そんな!なんで…なんで津上さんが!」
翔一にGM01を放とうとするアナザーアギト
アナザーアギト「最後だ!」
この瞬間涼の目が大きく見開かれました。
凄まじい雄叫びをあげる涼
これにはアナザーアギトもGM01の発射を中止するほど…
ギルスに変身した涼ですが姿が変わりました。
これがエクシードギルスです!!
それにしても氷川のバカぶりはちょっと異常ですね。
北條透がアギトなのではと考えるのには呆れます。小沢澄子が北條を素晴らしい人間と言うわけがありません。
それにしても氷川と北條の関係がよくなってますね(笑)
北條の嫌な奴ぶりが少しダウングレードしたようです。
河野までアギトなんじゃないかと考える氷川…
津上翔一についてどう思うかと小沢澄子にも北條にも聞かれて翔一がアギトではとは考えないのに…
氷川にとっては河野がアギトであった方が翔一がアギトであるよりは遥かにマシなのでしょうね。
人間認めたくない現実からはとことん逃避します。