冒頭、ユキという女の子が自転車で助けを求めながら走行中です。
しかし白いマントがユキの目の前に多い被さり、ユキは転倒!!
何やらお人形が落ちました。
そして可愛いキャラクターが音楽を鳴らしています。
メルヘンの世界みたいです。
ユキに覆いかぶさった白いマントは大神官ビシュムの正体を現しました。
狐の嫁入りか!!って感じのメイクです。
「オホホホホ!」
お馴染みの上品な笑い声を立てるビシュム
「怖いよ〜!」
ユキは逃げます。
ユキは白いマントが迫ってきたのをしゃがみ込んで避けました。
白いマントは家の中に入りました。
「ユキ!!助けて!!」
家の中からはユキの母親の声が聞こえてきます。
「ママの声だ!」
窓を開けてみるユキ
「ユキ〜!!」
暗闇の中でユキの母親が白装束で助けを求めています。
しかしユキの母親は大神官ビシュムに姿を変えます。
ユキ「あっ誰?誰なの?ママはどこ?」
ビシュム「さあ〜勇気を出していらっしゃい!ここはとても美しい世界!」
ビシュムは白いマントにまた姿を変え、ユキの首に巻き付きます。
ユキは暗闇の中へ転落!!
しかしこれは全部ユキの夢でした!
うなされているユキを心配して父親がやってきます。
父親「ユキ!どうしたんだ?怖い夢を見たんだね…」
ユキは父親に抱きつきます。
ユキ「ママがユキって私を呼ぶの…」
父親「もう心配しなくていい!夢なんだから…」
部屋にはママとパパ、そしてユキの3人が映っている写真が飾られています。
父親「ママの夢を見るのはユキの優しい心がママに伝わるからなんだ…ママは天国というところにいてユキとまた会える日を楽しみに暮らしている…」
ユキ「本当?パパ!本当?」
父親「本当だとも!だから安心してお休み!」
ユキ「うん!」
ナレーション
3年前交通事故でユキの母親はこの世を去った。父と子二人だけの生活が続いた。自転車に乗って知らない街を走ることがいつの間にかユキの楽しみになった。
ユキはサンミエール修道院って修道院の近くにやってきました。
ここでビシュムの人間体である修道女と目が合うユキ
森の中にはキノコが沢山あります。
ユキ「わあ〜キノコがいっぱい…」
キノコは怪しい光を発しています。
キノコを取るユキ
ユキ「奇麗なキノコ!」
突然、風が強くなり、ユキの背後にビシュムの人間体である修道女がやってきます。
もう1人修道女がいますがこれは誰なんでしょうか?バラオムにしてもダロムにしても人間体がこれはキモすぎます。
「オホホホホ!」
修道女はビシュムの正体を現しました。
怖がって逃げるユキ
地面からキノコ怪人が出現!!
ユキは家に光るキノコを持ち帰りました。
眠っているユキ
部屋の中はメルヘンの世界です。
地球儀が勝手に周り、引き出しは勝手に開き、揺れ始めました。
人形の目が開きました。
そして大切な3人の写真を入れている入れ物のガラスが割れました。
「あっ!怖い!助けて〜!」
本棚から本が落ちてきてベッドも揺れています。
「怖い〜!助けて〜!パパ〜!」
ここで父親が入ってきます。
しかしパパは何もできずに強制退場させられます。
代わりに入ってきたのはキノコ怪人!!
キノコ怪人の目が不気味に開きます。
これも夢でした。目を覚ますユキ
地球儀も動いておらず、人形も大人しくしています。
部屋は揺れていません。
「夢か…」
しかしキノコがなくなっています。
「キノコが…」
カーテンを開いて外を眺めるユキ
なんとビシュムの人間体修道女がキノコを手に持ってこちらへ翳しています。
ユキは操られるように外へ!
ここでようやく登場した南光太郎!
相変わらず都合よく登場します。
どんだけBLACKの世界は狭いんでしょうか(笑)
倒れ込むユキ
光太郎「君!!君ー!!しっかりしろ!!」
またしっかりしろが出ました(笑)
しかしここでキノコ怪人が光太郎に襲いかかります。
キノコ怪人にぶっ飛ばされた光太郎はジャンプ変身!!
キノコ怪人は傘手裏剣攻撃!!
身体の傘を引きちぎってフリスビーのように投げつけます。
これがBLACKに命中!胞子がばらまかれます。
キノコ怪人はここで地面に穴を開けて逃げます。
BLACKはふらついています。
「しまった!目が!!」
「オホホホホ!」
ビシュムの笑い声が響き渡ります。
ビシュムはユキを抱きかかえて笑っています。
BLACK「ビシュム!」
ビシュム「仮面ライダーBLACK!ようやく最期の時が来ましたね。そうしていられるのも今のうちですよ。」
姿を消すビシュム
胞子に神経を侵された光太郎はふらつきながらアジトに戻ります。
気がつくとバトルホッパーがいません。
「バトルホッパー…」
突然、シャッターが開きバトルホッパーが現れます。
光太郎「どうしたバトルホッパー?」
するとバトルホッパーの背後からユキが登場!
光太郎「君は昨夜の…」
ユキはバトルホッパーをポンと叩きました。
するとバトルホッパーは光太郎に向かって走り出します。
光太郎を跳ねるバトルホッパー
光太郎はぶっ飛ばされます。
光太郎「何をする!!」
今度は左右からダロムとバラオムが光太郎を押さえつけます。
ユキがビルセイバーを手に持ってバトルホッパーに乗り、バトルホッパーは光太郎に向かって走り出しました。
ユキはビシュムに姿を変えました。
今度はビシュムはビルゲニアに姿を変えました。
ビルゲニアのビルセイバーが光太郎の身体を貫通しました。
目を覚ます光太郎!!
バトルホッパーはそこにいました。
「幻覚か…」
サンミエール修道院では修道女のビシュムがユキ達にキノコスープを配膳。
ビシュム「さあ〜お飲みなさい!このキノコスープは人の心を安らかにしてくれます。」
ユキの他にもビシュムに目をつけられた可哀想な子供たちが沢山います。
ビシュム「ご覧なさい!」
ビシュムは何やら空間に映像を映し出します。
それは猛獣が沢山のちょっとしたカオス映像でした。
ビシュム「子供たちにキノコエキスを投入すると適応性のない子供には拒否反応が起こり、死にいたりますが、適応した子は次第に人間性を失い…」
ダロムとバラオムが修道院の上のテラスからその様子を見ています。
ダロム「改造手術なしで悪の戦士に成長すると言うのだな…」
バラオム「改造期間は1日1時間!5日もあれば充分!その間キノコ胞子で記憶を消し、日常生活に戻しておくので家族からも気づかれずに悪魔にすることができる…」
ダロム「面白い!」
ビシュム「既に成功例もいくつか!」
イカれた暴走族お兄ちゃん達が成功例らしく暴走しています。
そこに運悪く登場するのが克美の運転する車
勿論、杏子も乗っています。
克美「カフェテラスで待ってるってどういうこと?」
杏子「電話があったの…ついさっきよ!こっちは心配で朝まで起きてたのに…」
克美「ウフフ!!」
杏子「何がおかしいの?」
克美「だっておかしくって!杏子ちゃんの怒った顔!」
ここで暴走族お兄ちゃん達のバイクが二人の乗った車に絡んできました。
杏子「克美さん!!」
克美「何よ!!危ないじゃないの!!」
運良く暴走族お兄ちゃん達はすぐに走り去ります。
克美「もう馬鹿!!気をつけてよ!!」
暴走族が走り去った後、車を止める克美
克美「全くもう!女だって思って!!」
杏子「危ないわよ!!」
克美「迷惑よ!!」
しかし不幸なことに暴走族お兄ちゃん達はまだ粘着していました。
克美と杏子を拉致ろうとする暴走族お兄ちゃん達
「キャーッ!!!」
この悲鳴がカフェテラスで待っている光太郎に届きました。
逃げる克美と杏子
追う暴走族お兄ちゃん達
光太郎が助けにやってきました。
ナイフを振りかざす暴走族お兄ちゃん達
しかし光太郎は楽々撃退!!
暴走族お兄ちゃんの顔にキノコ怪人の胞子のせいだと思える不気味なデキモノが!!
光太郎「ゴルゴム!!」
逃げる暴走族お兄ちゃん達
バイクで逃げる暴走族達をバイクで追跡する光太郎
突然ユキが光太郎の前に出てきて倒れます。
光太郎「君!!大丈夫か?おい!!しっかりしろ!!」
ユキの顔を見て顔色が変わる光太郎
光太郎「君は!」
ユキは意識を失います。
光太郎「おい!しっかりしろ!!」
光太郎はユキの家にユキを連れて行きます。
父親がユキをベッドに寝かせます。
ナレーション
こんな可愛い娘にゴルゴムは何を!光太郎は怒った!光太郎はやむを得ず父親を説得し、ユキの警護にあたった!
夜か深まってきました。
修道女のビシュムが外からユキの部屋を見上げています。
突然窓から風が入ってきて粉雪がユキや光太郎の顔に落ちます。
そしてユキが突然光太郎の首を締めようと襲いかかります。
ユキを放り投げる光太郎
ユキは壁に張り付いています。
シーラカンス怪人の時と同じような展開です。
光太郎「ユキちゃん!!」
ユキ「裏切ったな仮面ライダーBLACK!裏切り者は地獄へいけ!!」
ユキは口から冷気のようなものを出して光太郎を攻撃!!
そして外へ飛び出して行ってしまいました。
光太郎「ユキちゃん!!」
光太郎も窓から外へ飛び降ります。
ジャンプ変身かと思いきや変身はせずに転落!
落ちた場所は何やら派手なキャバレーのようなところ。
そして椅子に座っている帽子の中年男性がいます。
中年おっさんは立ち上がって振り返りました。
すると光太郎の育ての親の秋月総一朗でした。
光太郎「父さん…」
しかし総一朗は次の瞬間修道女ビシュムに姿を変えます。
光太郎「ビシュム!!」(修道女姿でもビシュムと分かるらしいです。)
ビシュム「ついに私の物になりましたね!南光太郎!ここはゴルゴムの世界!既にあなたは私の虜!」(そこまでいい女ではないです…)
光太郎「貴様!ユキちゃんはとこだ?」
ビシュム「あなたに最期のチャンスを与えましょう!少女のために命を落とすか…それともここから引き返し、人間の自由とかいうもののためにゴルゴムと戦うか!」
光太郎「何!!」
ビシュム「選択の自由を与えてくださった創世王様に感謝するがいい!南光太郎!」
ビシュムは歩きながら何度もテレポート能力を使い光太郎を翻弄!
そして姿を消します。
光太郎「ビシュム!!」
光太郎の前に白いマントが飛んできて視界を覆います。
光太郎がマントを払いのけると今度は修道院の近くでした。
ユキが修道院に入っていきます。
光太郎「ユキちゃん!行くな!!入っちゃいけない!!」
ユキを止めようと走り出す光太郎
しかしキノコ怪人が地面から出てきて光太郎の足を取ります。
目が不気味に開くキノコ怪人が光太郎に襲いかかります。
ぶん投げられる光太郎
光太郎が反撃すると光太郎のパンチをかわし、キノコ怪人は地面の中へ!
そして背後から出てきて光太郎を攻撃!
光太郎はここで変身ポーズ!
「変〜身!!」
いつものようにカッコつけるBLACKですがまた傘手裏剣を投げつけられます。
これが命中!
BLACK「胞子だ!神経をやられる!」
次々と投げられる傘手裏剣をかわしたBLACKですがメルヘンチックな世界へ転落!
オルゴールが鳴っていてメルヘンチックです。
車が縦になっていたり、ボロボロの自転車が捨ててあったりしてます。
冷蔵庫や掃除機も捨ててあります。
そして可愛い玩具もあり、玩具の車が走っています。
「これは!」
「助けて〜!!」
ここでユキの助けを求める声が!
ユキはひっくり返って縦になった車の中にいます。
BLACK「ユキちゃん!トウ!!」
BLACKはユキを助けようとしますがユキはキノコ怪人に姿を変えました。
また胞子を浴びるBLACK!
そして今度はビシュムに姿を変えました。
BLACK「ユキちゃんはどこだ?」
ビシュム「仮面ライダー!ここはお前の墓場に相応しい場所…キノコ怪人の胞子にまみれ腐食し朽ち果てるのです!」
BLACK「黙れビシュム!ユキちゃんを返せ!」
ビシュム「あれを見るがよい!」
「助けてよお〜!助けてよお〜!!」
ユキはキノコの形をした建物の中で白いマント?に首を締められています。
BLACK「ユキちゃん!トウ!!」
BLACKもキノコの形をした建物の中へ飛び込みます。
今度は巨大なキノコが沢山ある世界に落ちたBLACK
ビシュムの破壊光線をいきなり浴びてしまいます。
そして爆発が起き大量の胞子を受けてしまいます。
ビシュム「仮面ライダーBLACK!ここは胞子の世界!」
BLACKはふらついています。
BLACK「駄目だ…胞子で神経がやられてしまう…バトルホッパー!」
ビシュム「呼べ!叫べ!もはやお前の身体は機能を失っている!バトルホッパーまで届くはずがあるまい!」
キノコ怪人が背後からBLACKに襲いかかります。
キノコ怪人を放り投げてチョップを決めようとするBLACK
しかしキノコ怪人は巨大なキノコに形を変え、BLACKがチョップするとキノコは爆発!
また胞子がばらまかれます。
ユキは助けを求めて叫び続けています。
「ユキちゃん!!」
胞子で神経が侵され、大苦戦のBLACK
ビシュムの姿もおかしな色に見えています。
「オホホホホ!!」とビシュムの笑い声が響き渡ります。
BLACK「幻覚だ!この幻覚の世界からユキちゃんを助け出すにはキノコ怪人を倒すしかない!」
BLACKは何やら思いついたらしくビシュムの近くに走ります。
BLACK「奴らを引きつけるんだ!」
ビシュムとキノコ怪人に挟まれたBLACK
ビシュムが怖い顔をしています。
BLACK「今だ!!」
破壊光線を放つビシュム
BLACKはジャンプで軽くかわします。
破壊光線はキノコ怪人に命中!!
BLACKはキングストーンにエネルギーを蓄えてからのライダーパンチ&ライダーキックのコンボ!
キノコ怪人は爆散!!
ビシュム「おのれ!仮面ライダーBLACK!!」
ヤバくなったら逃げるのは定番のビシュム!
BLACK「ユキちゃん!!」
BLACKはユキを抱きかかえて胞子の世界から脱出します。
胞子の世界は大爆発!!
戻ってきた場所はサンミエール修道院の前でした。
他のビシュムに目をつけられた子供たちもいます。
ナレーション
また1人の少女の命を守った南光太郎!この地球上で育み育つ命への思いが戦う戦士の胸に燃えたぎった!そして激しいゴルゴムへの憎しみとなって溢れた!戦え!自由のために!仮面ライダーBLACK!!
何故か第31話と同時に公開されずに1週間遅れて35、36話と一緒に公開された32話です。
所謂大人の事情ってやつでしょうか?
今回は明らかにビシュムが戦犯です。「おのれ仮面ライダーBLACK!!」ってあんたがキノコ怪人にダメージ与えるのが悪いんでしょって感じです。アネモネ怪人の回でもダロムがアネモネ怪人を念動力でぶっ飛ばし、バトルホッパーが解放されるということがありましたが、本当に3バカトリオは使えません。