冒頭、杏子の兄である秋月信彦がほぼ放心状態でふらつきながら街を歩いています。
そして交番にやってきてお巡りさんから保護されます。
キャピトラ
杏子が皿洗いしているとテレビでニュースが流れます。
「今日、お昼頃、西町の交番に若い男性が助けを求めて現れました。この男性は年令が20才前後、薄茶色のジャケットに白いジーンズを着用し、身長は180センチくらいです。なおこの男性は芝山病院に収容されましたが、記憶喪失にかかっている様子で…」
ここで信彦の顔写真が映ります。
杏子はビックリ!!
「お兄ちゃん!!」
皿を落として割る杏子
そしてすぐに飛び出して行きます。
タクシーを拾って芝山病院に向かう杏子
杏子は信彦の病室にやってきました。
杏子「お兄ちゃん!!帰ってきたのねお兄ちゃん!!お兄ちゃん!!」
杏子は信彦の身体を揺さぶりますが信彦は無反応
放心状態の信彦ですが、杏子の顔をボーッとした顔で見つめます。
そして急に「ハハハハハ!」と笑います。
変装してたらしく顔の変装を解く信彦
するとバラオムでした。
杏子「キャーッ!!」
光太郎は克美の買い物に付き合わされていたらしくまた1人で荷物を持たされてキャピトラに帰って来ました。
しかし杏子は当然いません。
光太郎「どこ行ったんだろう?」
克美「変ね…ちゃんと留守番頼んどいたのに…」
ここで杏子が残して行ったメモを見つける光太郎
克美「えっ!信彦さんが!!」
光太郎「まさか!!」
光太郎は飛び出して行きます。
克美「光太郎さん!!」
光太郎はバイク走行中
光太郎の心の声「信じられない!信彦が帰ってくるなんて…ゴルゴムから簡単に逃げられるはずがない…」
そして杏子を抱えたバラオム登場!!
光太郎「杏子ちゃん!やはりゴルゴムか!!」
バイクを降りる光太郎
バラオム「南光太郎!この娘は確かに頂いた!」
光太郎「杏子ちゃんを返せ!!どういうつもりなんだ?」
バラオム「彼女の命のエネルギーでシャドームーンを蘇らせるのだ!」
ナレーション
光太郎は以前杏子がゴルゴムに誘拐されたことを思い出した。(バク怪人の回の映像が流れます。)
杏子の生命エネルギーを使い兄信彦を蘇らせようとしたこの時の作戦はライダーの必死の戦いで阻止することができた。しかし!今度は!!
バラオム「2度と邪魔はさせんぞ南光太郎!!今度こそ彼女の命を奪ってでもシャドームーンを蘇らせて見せる!ハハハハハ!」
バラオムは宙高く舞い上がり消えます。
バラオムを追おうとする光太郎に襲いかかるコウモリ怪人!!
光太郎はジャンプ変身!!
光太郎がBLACKに変身するとコウモリ怪人はやる気なさそうに飛び回っているだけです。
BLACKはバトルホッパーを召喚!
バトルホッパーで飛び上がりコウモリ怪人の羽根にチョップを決めるBLACK
BLACK「どこに連れて行かれたんだ?杏子ちゃん!!」
ナレーション
杏子はゴルゴムの本拠地に運ばれたに違いない。だがライダーはその場所を知らない。ライダーは今までにない危機を感じた。
ゴルゴムのアジト
3バカトリオが相変わらずバカ笑いをしています。
杏子は既にシャドームーンに命のエネルギーを与えるための準備が整っており、眠っています。
ダロム「でかしたぞバラオム!これでようやくシャドームーンを蘇らせることができる!」
ビシュム「今度こそ誰にも邪魔はさせませんわ!」
ここでビルゲニアが登場!!
ビルゲニア「皆さん、何を笑っておられるのですかな?うん?」
ビルゲニアは杏子の姿を見て驚いた様子
ビルゲニア「その娘はシャドームーンの妹!!」
ダロム「そのとおり!」
ビルゲニア「まさか…シャドームーンを蘇らせようと…」
ダロム「今まで散々ライダーに手こずらされて来たがシャドームーンさえ蘇れば奴など問題ではない!いよいよゴルゴムの世界支配の日が近付いてきたというわけだ!」
バラオム「それだけではない!シャドームーンが蘇れば貴様はお払い箱だ!今のうちに尻尾を巻いて棺に帰るんだな!」
ビルゲニア「何!!」
ビルゲニアは挑発されてビルセイバーを抜こうと構えます。
バラオムもショボい破壊光線を出そうと構えます。
ビルゲニアがビルセイバーを抜いた瞬間、ダロムが止めに入ります。
ダロム「やめろ!こんな奴に構っている暇はない!直ちに生命エネルギー注入の準備を始めるのだ!」
ダロムが念動力を発するとアジトが暗くなります。
3バカトリオはその場を去ります。
ビシュムの「オホホホホ!」とバラオムの「ハハハハハ!」の高笑いがビルゲニアを刺激!
ビルゲニア「おのれ!!連中の思いのままにさせてたまるか!!こうなったら一気にシャドームーンを倒して次期創世王の座をこの手に!!」
ここで創世王の怒りに触れたのかアジトが地響き!!そしてビルゲニアの近くで爆発も起きます。
ビルゲニア「どういうおつもりですか創世王様!!私にはもう用はないとおっしゃられるのですか?」
突然、爆発で目の前に道が開けます。
ビルゲニアはその道を進みます。
魑魅魍魎が舞っています。
ビルセイバーで斬りつけて追い払うビルゲニア
ビルゲニア「どけ!!亡者共!!それにしても深い洞窟だ!一体どこまで続いているんだ?」
またも大きな地響き!!
そして目の前に部屋が現れました。
なんと伝説の剣サタンサーベルが飾られている部屋です。
ビルゲニア「あれは!創世王のみに与えられるサタンサーベル!!」
ビルゲニアの顔がニヤけます。
ビルゲニア「そうか!創世王様は俺にあの剣を取れと!!そして仮面ライダーを倒し、次期創世王になれと!!」(ものすごく都合のいい思い込みです(笑))
ビルゲニアはゆっくりと歩いてサタンサーベルに近付いて行きます。
しかし大きな爆発が起きて灼熱の炎がビルゲニアに襲いかかります。
ビルゲニア「見られよ!創世王様!!例えこの身が焼かれようと必ずサタンサーベルを取ってご覧に入れます!」
炎に苦しみながらも前に進むビルゲニア
ビルゲニア「俺は絶対に負けん!!それは俺のものだ!!」
「次期創世王はこの俺だ!!」
そして遂にサタンサーベルに手が届くビルゲニア!
ナレーション
その頃光太郎は必死に杏子の居場所を探し続けていた!
光太郎の心の声「ゴルゴムの本拠地はどこにあるんだ?どこに?」
ナレーション
そして3神官達は今まさに杏子の生命エネルギーをシャドームーンに移しかえようとしていた!
杏子もカプセルに入れられています。
そしてカプセルに入ったシャドームーンと管で繋がれています。
ダロム「聞こえるかシャドームーン?今ここに妹の命のエネルギーを得て長い眠りから覚める時が来た!起きよ!シャドームーン!!」
ダロムが合図すると杏子の生命エネルギーがシャドームーンに流れ始めました。
ビシュム「成功です!妹の命のエネルギーが移動している!」
バラオム「うん!!」
嬉しそうなビシュム、満足そうなバラオム
ここでビルゲニア登場!!
身体が煙を発していて炎で受けたダメージがあるようです。
ビルゲニア「次期創世王はこの剣聖ビルゲニアと決まった!!」
ダロム「何っ?」
ビルゲニアはサタンサーベルを3バカトリオに見せます。
ダロム「おっ!!」
驚くダロム
ビシュムも顔が引きつっています。
バラオムはお面なので表情が分かりません。
サタンサーベルを抜くビルゲニア
ダロム「ビルゲニア!その剣は!!」
3バカトリオに斬りかかるビルゲニア
避ける3バカ!
するとビルゲニアは杏子のカプセルとシャドームーンのカプセルを繋いでいる管を破壊!!
バラオム「何をする!!やめろ!!」
破壊光線を放つバラオム
しかしビルゲニアはサタンサーベルで破壊光線を受け止めて跳ね返します。
バラオムに返った破壊光線
ちょっとだけダメージを受けたバラオム
ビシュムも目から破壊光線を出そうと構えます。
ダロム「よせ!!あの剣はサタンサーベルだ!!」
バラオム「何!!」
ビルゲニア「見ろ!!創世王のみに与えられるサタンサーベルはたった今このビルゲニアの物となった!!俺こそ次期創世王だ!!」
ビルセイバーも抜いてサタンサーベルと交差させるビルゲニア
ビルゲニア「サタンクロス!!」
3バカに光線を放つビルゲニア
3バカはぶっ飛ばされます。
杏子のカプセルを剣で割るビルゲニア
ビルゲニア「この娘は俺がもらった!!フフフフ!ハハハハハ!」
杏子を抱えて立ち去るビルゲニア
ダロム「そうはさせるかあ!!」
ビルゲニアを追おうとする3バカトリオ
しかしここで創世王の怒りが爆発!!
爆発が起きてゴルゴム神殿の柱などが倒れてきます。
3バカトリオは苦しみます。
ビシュム「創世王様!!創世王様!!!」
ダロム「何ですと!シャドームーンが蘇らぬ時はビルゲニアを次期創世王にと!!」
バラオム「お待ち下さい!奴は故意にシャドームーンの復活を邪魔したのです!!」
ここでテレパシーで創世王から何やら伝達があった模様。
ダロム「えええ!天と海と地の石を使えと!!」
バラオム「それは!!」
ビシュム「それは、それはできません!!」
できませんと言ったビシュムに何やら創世王の怒りが!!
3バカトリオは神殿から離れて会議!
バラオム「どういうつもりだ創世王様は!一方でビルゲニアにサタンサーベルを与え、一方でシャドームーンを蘇らせろとは!」
ダロム「恐らく両天秤にかけているのだ!」
バラオム「両天秤に?」
ダロム「シャドームーンとビルゲニアを競わせ勝ち残った方を次期創世王にしようと考えているに違いない!」
ビシュム「しかし我らの体内に埋め込まれた天と海と地の石を使えとはあまりなお言葉…」
バラオム「3つの石は我々の命の源…もしシャドームーン復活のためにエネルギーを使い果たせば我々の命はそれまで!」
ダロム「やるしかない!ビルゲニアの天下となれば我々もお終いだ!」
ビシュムもバラオムも頷きます。
また神殿に戻ってきた3バカトリオ
ダロム「創世王様〜!」
バラオム「創世王様!」
ビシュム「創世王様!!」
ダロム「大神官ダロム、天の石をシャドームーン復活のために捧げます!」
バラオム「大神官バラオム、同じく海の石をシャドームーン復活のために捧げます!」
ビシュム「大神官ビシュム、同じく地の石をシャドームーン復活のために捧げます!!」
埋め込まれた天と海と地の石を取り出して捧げる3バカトリオ
勝手に3つの石は動いてセットされました。
元々3つの石がハマる場所があったようです。
石がセットされた岩からエネルギーが流れてシャドームーンのカプセルに流入しています。
ダロム「今ここに3つの石が合体し、シャドームーン復活に捧げる!」
光太郎は杏子を探してバイク走行中!
突然、背後からビルゲニアのビルセイバーが飛んできました。
ビルゲニア「ハッハッハハッハッハ!」
ビルゲニア登場!
杏子を抱きかかえています。
光太郎「杏子ちゃん!」
ビルゲニアがサタンサーベルで何やら渦を巻き起こします。
その渦に飛び込む光太郎
するとワープして岩山に飛ばされる光太郎
またいつものロケ地です。仮面ライダーのバトルの舞台って同じところばっかりです(笑)
空は炎のような色に変わっています。
光太郎「ビルゲニア!!出てこい!!」
すると崖の上で杏子が磔にされているのが目に入ります。
杏子は気を失っています。
光太郎「杏子ちゃん!」
ビルゲニアのビルセイバーが飛んできます。
避ける光太郎
ビルゲニアは崖の上に姿を現しました。
ビルゲニア「臆せずによく来たな南光太郎!」
光太郎「ビルゲニア!」
ビルゲニア「娘を返してほしければ自分の腹を引き裂いてキングストーンを俺に渡せ!」
光太郎「何!!」
ビルゲニアはここでサタンサーベルとビルセイバーを交差させます。
すると炎が杏子が磔にされている方向に向かって広がりました。
光太郎「貴様〜!!」
ビルゲニア「サタンクロス!!」
サタンサーベルとビルセイバーを交差させるビルゲニア
光太郎の方に向かって大爆発を起こします。
ぶっ飛ばされる光太郎
ビルゲニアはニヤけて近付いてきました。
ビルゲニア「あの世に送る前に聞かせてやろう!次期創世王はこのビルゲニアに決まった!!」
光太郎「何!!」
ビルゲニア「創世王様から頂いたこのサタンサーベルを使い、貴様もシャドームーンも倒し、この世にゴルゴムの帝国を築くのだ!」
光太郎は怒りの変身ポーズ!
「変〜身!!」
BLACKに変身した光太郎
ビルゲニアに飛びかかるBLACKですがいきなりサタンサーベルから放たれた光線を浴びてしまいます。
この時杏子が意識を取り戻しました。
見るとBLACKとビルゲニアが戦っていることに驚く杏子
杏子「仮面ライダー〜!!」
BLACKの心の声「このままでは杏子ちゃんを救うことはできない!」
ビルゲニアが襲いかかります。
サタンサーベルで岩を真っ二つに砕くビルゲニア
BLACKは避けたように見えたのですが岩と一緒に斬られています。
杏子「ライダー〜!!!」
BLACK「おのれ!ロードセクター!!」
BLACKはロードセクターを召喚!
ロードセクターに飛び乗るBLACK
ビルゲニア「諦めが悪いぞ仮面ライダー!」
BLACK「バトルホッパー!」
更にBLACKはバトルホッパーも召喚!
BLACK「アタックシールド!」
BLACKはビルゲニアに突進して間近に来たところでジャンプしてロードセクターを離れます。
ビルゲニアはサタンサーベルでロードセクターを斬りつけます。
ビルゲニア「やったぞ!確かに手応えがあった!」
しかしBLACKはバトルホッパーに飛び乗って崖をバトルホッパーで登って行きました。
サタンクロスでビルゲニアは大爆発を起こします。
BLACKは杏子を抱いて一緒に崖を転がり落ちて来ました。
バトルホッパーは近くにドテッと倒れました。
BLACKと杏子は逃げますが怒りに燃えるビルゲニアが迫ってきます。
ビルゲニア「おのれ!見事だ仮面ライダー!!」
ビルゲニアのサタンサーベルを避けるBLACK
岩が簡単に真っ二つになります。
そしてまたもボディを斬られるBLACK
BLACKはビルゲニアの攻撃を受け止めて抑えます。
BLACK「杏子ちゃん逃げろ!!早く、早く逃げろ!!」
ぶっ飛ばされるBLACK
杏子はBLACKに近付きます。
杏子「ライダー!!」
ここでBLACKと杏子は断崖絶壁のギリギリのところまで追い詰められました。
下は海です。
ビルゲニア「どうした仮面ライダー?貴様の力はその程度か?」
ここで後退した杏子は足を踏み外します。
杏子「ウワアア!」
受け止めたBLACKがいなかったら転落していました。
ビルゲニア「覚悟するんだな!」
BLACKの心の声「俺はこのままやられるのか…挫けるなライダー!俺がいなくなったら誰がこの地球を守るのだ!」
ビルゲニア「いよいよ最期だ!」
ゴルゴムのアジト
まだシャドームーンは蘇りません。
ダロム「ビルゲニアに負けてたまるか!一刻も早くシャドームーンを蘇らせるのだ!」
3つの石からシャドームーンのカプセルに物凄い勢いでエネルギーが送られています。
ダロム「蘇るのだシャドームーン!蘇れ!!蘇れ!!」
相当焦っているダロム
ビルゲニア「仮面ライダーBLACK!キングストーンは頂いたぞ!地獄へ堕ちろ!!」
ビルゲニアはサタンサーベルでBLACKの胸を斬りつけます。
BLACKと杏子は崖下へと転落!!
そして荒海にドボン!!!
ビルゲニアはそれを上から眺めています。
ナレーション
サタンサーベルに斬られ荒海に転落した仮面ライダーBLACKと杏子!果たして生きているだろうか?
そしてシャドームーンは果たして復活するのか?
ゴルゴムの世界支配の日は近い!生きていろ仮面ライダーBLACK!地球の危機を救うのだ!
キングストーンは貰ったと言って荒海に転落させるのは賢くないです。
どうやってキングストーンを回収するのでしょう?
ビルゲニアが「次期創世王はこの剣聖ビルゲニアに決まった!!」と言って「何!!」と言う光太郎
「何!!!」ってリアクションが結構ツボで面白いです。
光太郎からすれば次期創世王なんて関心ないし、どうでもいいことだと思うんですけどね。
ビルゲニアが執着する次期創世王の座ってそんなに魅力的なんでしょうか?
そもそも最終回の創世王のあの姿を見たら誰も憧れませんよ。