プロ野球ですが開幕してから阪神が首位を走っていたり、なかなか面白い展開になっています。
昨年のセ・リーグ本塁打王の岡本和真が現在打率1割9分4厘で1本塁打、阪神大山が打率2割3分5厘で1本塁打、そして日本ハムの中田翔は1 割8分6厘で本塁打ゼロ!
ソフトバンク柳田は2割1分6厘で3本塁打!
柳田の3本塁打は悪くはないですがハイアベレージの柳田としては絶不調です。
中田翔は元々、打率は低い打者ですが流石に1割台はあんまりですし、本塁打ゼロはいただけません。しかも転倒して顔はお岩さん状態!
各球団の主砲が相次いで絶不調に陥っているのが目につきます。
MLBの試合とは対照的にとにかく本塁打が出ないです。先日はパ・リーグの3試合で1本も本塁打が出ませんでした。
12球団で試合数を上回る本塁打を放っているチームはゼロ。
セパ両リーグで合計110試合を消化し、本塁打総数は154本塁打。1試合平均で1.4本塁打が出ている計算です。
これに対してMLBでは186試合で429本塁打が飛び出しており、1試合平均で2.31本塁打が出ている計算になります。
30球団中24球団が試合数と同じかそれ以上の本塁打を放っています。
これだけでも全然NPBとMLBのレベルの違いが分かりますが、NPBの中で著しく本塁打を打てないチームがセパ両リーグに1球団ずつあります。
それは中日ドラゴンズと北海道日本ハムファイターズです。
中日は18試合消化でわずかに3本塁打、日本ハムは17試合消化でわずかに2本塁打です。
現在両リーグの本塁打王はセ・リーグがヤクルト村上、パ・リーグはロッテマーティンのそれぞれ7本塁打です。
チーム全体でたった1人の数字にも遠く及ばない非力打線は目にあまります。
なお本塁打の内訳ですが
中日はビシェド、Aマルティネス、木下拓哉がそれぞれ1本塁打ずつ、日本ハムは大田、高濱が1本塁打ずつです。
中日は日本人ではわずかに1本塁打!
流石にこれは非常事態です。
この両チームですが、本拠地がナゴヤドームと札幌ドームでどちらも一番本塁打が出にくい広い球場です。
フェンスも高くてなかなか厄介です。
日本ハムの場合は中田翔の絶不調が痛いですね。
福岡PayPayドームが以前は一番フェンスが高くて本塁打が出にくい球場だったのですが、ホームランテラスを設置したことで劇的に本塁打が出やすくなりました。
この2チームをもっと強くするには思いきって外野フェンスを前に持ってくる、もしくはホームランテラスの設置を考えた方がいいのかもしれませんね。