さて前回、ハイドロゾアロードとのバトルの最中オーヴァーロードが「人が人を殺してはならない!」と呟くとハイドロゾアロードも「人が人を殺してはならない!」と口にします。
そしてアギトに光線でダメージを与えてからハイドロゾアロードは姿を消します。
さて警視庁では司龍二がアンノウンが言葉を発したことでアンノウンが人間の言葉を話すという事実を知らなかったとして氷川誠、小沢澄子を責め立てています。
しかも花村久志が殺害されたことでアンノウンは血縁関係者のみを狙うという氷川達の説が崩壊したことも責め、失望していると発言!!
「天才小沢澄子は威勢がいいだけ!英雄氷川誠は図体がデカいだけの武骨感!!」
氷川は武骨という言葉にアレルギー反応を示し、ムキになっています。
不器用なことがコンプレックスなんですね…
「あなた達に警察官としての司さんのモットーを教えてあげます。それはあらゆる偏見を排除し、事実を事実として直視する!これです!きっと勉強になると思いますよ!」と北条透
花村ベーカリーにて
氷川誠は翔一に花村久志に超能力があったということはなかったかと尋ねます。
翔一は花村が自分が死ぬことを予期していたようだったと言います。そしてピクルスサンドのレシピを見せます。
小沢澄子は上層部の前でムキになって司課長は何もアンノウンについて知らないと発言!!
ヤケになって氷川と尾室と一緒に屋台のラーメン屋に行きます。
司龍二と北条透は殺害された司の妹の想い出話。
北条は「ある意味で妹さんが殺されたのは私のせいです!」と言ってます。
司が北条を庇って凶悪犯に撃たれて、入院中に妹が殺されたのです。
花村ベーカリーに氷川はやってきて翔一に「手伝ってくれませんか?」と言って断られますが「無理ですよね。氷川さん武骨そうだから!」と言われてムキになります。
「貸し給え!!」と翔一からホイップを奪おうとして争い、氷川のスーツはホイップまみれに!!
上層部は司龍二と北条透を中心とした新しいG3ユニットを編成することを決定!!明日、発表することに。
氷川誠のところに嫌味を言いに行った北条は氷川が食べているピクルスサンドを見て顔色が変わります。
「どこかで見たと思ったら…」
北条は「どうしたらいいんだ…」と苦しんでいます。
発作に苦しむ涼は苦しみながら徘徊しています。
さて上層部に呼び出され会議に向かおうとする氷川達
「やっぱり俺達クビみたいですよ…」と尾室巡査
「元気出してくださいよ!別に死ぬわけではないんだから!」と落ち込んでいる小沢澄子に言いますが「あなたにはデリカシーってものがないの!」と小沢澄子
会議に向かおうとする司龍二と北条透
「司さん!あなたにはいろいろ教わりました!例えばあらゆる偏見を排除して事実を事実として直視する!」
「刑事には必要な態度だ!」
「でもそれを実践するのがこれほど辛いとは思いませんでしたよ!」
「何が言いたい?」
「先日殺された花村久志はちょっと変わったサンドウィッチを作っていましたが、これが殺されたあなたの妹さん、さおりさんが作ったものと全く同じ物でした。」
「ほおー偶然だな…」
「偶然…違います。調べたんですよ、花村久志について!花村は以前ある事件の被疑者だったことがあった。ある事件とは司さおり殺害事件です。花村とさおりさんは以前婚約してたそうですね。そして婚約が解消された直後さおりさんは殺害された!当然、花村が疑われたが犯行を立証することは出来なかった!」
「はっきり言ったらどうだ!」
「花村久志はアンノウンに殺されたんじゃない!アンノウンに殺されたと見せかけて司さん、あなたが殺したんだ!」
またハイドロゾアロードに一般人が燃やされる事件発生!!
すぐにアンノウンセンサーが付いてる翔一が駆け付けます。
北条の名推理は続きます
「ふっ、君は自分が何を言ってるのか分かってるのか?大体、俺にはアリバイがある!炎に焼かれて止まった花村の時計から奴が殺害された時間は分かっている。その時間私はGトレーラーにいた!」
「ええ、あの時私は最初の被害者の親族の護衛にあたっていた時間でした。あなたは花村をGトレーラー内から遠隔操作で燃やしたんだ!」
「遠隔操作?」
「携帯電話のアンテナです。花村の遺留品を改めて調べてみたんです。花村の所持していた携帯電話には光るアンテナ、しかも超高機能LEDが使われていました。あなたはこれを発火源として利用したんだ!あなたには花村を殺してもアンノウンの仕業として処理方法される、いや今の立場を利用して強引にでもアンノウンのせいにする自信があった!でも電話会社にあなたの携帯から花村に発信をした記録が残っていましたよ。更に花村の遺体を詳しく調べればあなたの使った揮発性のオイルが検出されるはずです。」
観念した表情の司龍二
アギトはフォームチェンジしてハイドロゾアロードを撃破!!
ハイドロゾアロードは爆散!!
司龍二の自白
「花村がさおりを殺したのは間違いない!奴は振られた腹いせにさおりを殺したんだ!だからこそ事件直後に行方をくらました!あのベーカリーで奴を見つけた瞬間、俺は奴を殺害する決心をした!後悔はしてない!奴が殺したんだ!奴のせいでさおりは…」
「それを偏見と言うのではないですか!単に事実を事実として直視する、最後にあなたは自分の信条を裏切った!」
「そして君が俺の信条を守ったというわけか!いつ分かった?やはりサンドウィッチか?」
「それと腕時計です。花村は右利きなのに右腕に腕時計をはめていた。これは一度外れた花村の時計を左利きの人間がつけ直したせいです。」
「なるほど…つい普段の癖が出てしまったか…しかし俺が左利きになったのは君を庇って左腕に銃弾を受けてしまった後遺症のせいだ!」
「ええ…分かっています…」
「あの時君を助けたのは失敗だったな…いや、良かったと思う…素晴らしく優秀な刑事の命を救ったんだからな!行こうか!」
司も北条も涙を流しています…
さて亜紀の部屋に住み着いた翔一のところに涼がやってきて部屋に入るなり、倒れ込みます…