ビーロードのアピス.ウェスパを空中戦で一刀両断して倒したアギト。
しかしもう一体のビーロードのアピス.メリトゥスが襲いかかります。
このビーロードは雌蜂のようで女性怪人です。
あんまり強くないビーロードは触角をアギトに切り落とされて逃走します。
さてG3-Xのシュミレーションであまりに大きな負荷に耐えられず倒れてしまった氷川誠
気がついて「続けてください!」と小沢澄子に言いますが小沢澄子はシュミレーションを打ち切ります。
ビーロードは触角を切り落とされたせいでトチ狂ったのか血縁関係が全くない赤の他人である2人を殺害します。
「昨日、被害者の親族の護衛にあたっていたPMの証言によりますとアギトと戦ったアンノウンが一体逃走しています。その際に受けたダメージがアンノウンの行動と関係があるのかもしれません!」と北条透
傷を負ったアンノウンが暴走を始めたと危機感を強める上層部
G3-XとV1システムの完成を急がせます。
氷川誠は会議が終わった後も様子がおかしく階段でふらついています。
北条透は「象徴的ですね!氷川さん!」
「あなた方G3ユニットも足元が危ないということですよ!V1システムがG3-Xより優れているということが明らかになれば当然、G3ユニットは解散になる!」と相変わらずの嫌な奴ぶりを発揮!!
「何言ってんの!くだらない!」と小沢澄子
「くだらない?どうかな?V1プロジェクトのリーダーはあなたの恩師にあたる高村教授だ!あなたの手の内は全て知ってます!」
「私は高村教授の全てを知っている!でも彼は私のごく一部しか知らないわ!」
「相変わらずハッタリだけは天才的だ!まっ、すぐに答えは出ますよ!V1システムは勿論私が装着します!私に相応しいシステムで今度こそ私の本当の力を発揮できるでしょう!」
「面白いおとぎ話ね!」
「あなたの与太話よりマシですよ!」
「北条さん!僕は負けません!必ずあなたに勝ってみせます!」と氷川誠
氷川誠はMRI検査を受けます。
内科系統に異常はなかったものの全身の筋肉が広範囲に渡って断裂を起こしているとのこと!
それでもやせ我慢して「大丈夫です!」と強気の氷川誠
「立っているだけでも相当な苦痛を伴うはずですが…」と医師!
小沢澄子は一大決心をします。
Gトレーラーの中で氷川誠に戦力外通告をする小沢澄子
「では僕ではG3-Xの装着員として相応しくないと!」
「はっきり言ってそのとおりね!勘違いしないで!あなたは立派よ!何より人命を守るために自分を投げ出す勇気がある!でもG3-Xを操るためにはそれだけでは充分とは言えない!G3-Xには敵と対した時、装着員に理想的な攻撃を促すAI機能が搭載されているの!G3-X自体がある程度の意思を持っていると言ってもいいわね!装着員はその意思と協調しなければならない!あなたにはそれができないのよ!あなたの場合、身体に無駄な力が入りすぎているのよ!それがG3-Xの意思と拮抗してあなたの身体はダメージを受けた!」
「無駄な力…」
不器用すぎる氷川誠には思い当たるフシがありすぎるようです。
またもビーロードによるコンクリート詰め殺人事件が発生!!
ここで北条透がV1システムを装着し、スタンドプレー!!!
砲撃してダメージを与えビーロードを追い払います!!
「V1システム北条から警視庁!アンノウン排撃に成功!まだテスト段階のため追撃は控えます!」
得意満面の表情で喜々として報告する北条透
「らしいと言えばらしいわね!こういうスタンドプレーは北条透の得意とするところだし!人命救助の名目があれば上も目を瞑るでしょう!」と小沢澄子
尾室巡査は遅れを取っているG3-Xに焦りを感じています。
そして小沢澄子はG3-Xの装着員として目をつけている人物がいるとのこと!
氷川誠に「会わせてもらえませんか?その人物に?」と頼まれます。
尾室巡査は自分のことだと勘違いしています。
しかし2人は尾室巡査のことは無視してでかけます。
さて二人は美杉家にやってきました。
これには氷川もビックリ!!
「どういうことですか小沢さん?どうして津上さんの家に?」
翔一は2人に冷や奴を出します。
小沢澄子「随分乙なものを出してくれるじゃない!」
翔一「ええ!夏と言えばやっぱこれでしょう!ところで何です今日は?先生も真魚ちゃんもまだ帰っていませんけど…」
小沢澄子「今日は君に用があって来たのよ!…ビールはないの?」
翔一「すみません!家は誰もお酒のまないもので!」
氷川誠「冷や奴だのビールだのそんな場合ではありません!小沢さん!まさかG3-Xの装着員に目をつけている人物って!」
小沢澄子「そう!彼よ!」
氷川誠「ちょっと待って下さい!何故、彼なんです?全くの素人じゃありませんか?しかもよりによって!」
翔一「何ですG3-Xって?」
小沢澄子が翔一にG3-Xについて説明
翔一「えっ、じゃあ俺がG3-Xを着てアンノウンと戦えって!」
小沢澄子「そうね!見たところ君はいつもリラックスしていて緊張感というものがまるでない!それがいいのよ!」
氷川誠「無茶です!非常識すぎます!」
翔一「なんか面白そうですね!」
氷川誠「面白そう?冗談じゃありません!遊びじゃないんだ!」
翔一「まあまあ氷川さん!そうムキにならないで!…あれっ、食べないんですか冷や奴?取りましょうか?」
氷川誠「冷や奴くらい自分で取れます!」
氷川誠は冷や奴を箸で取りますがなんせ常に力が入りすぎなので落としてしまいます。
翔一「あっ、ダメですよ!氷川さん!無駄な力いれちゃ!」
氷川誠「無駄な力…」
翔一「ほら、俺が取りますから!」
氷川誠「余計なお世話はやめて下さい!君は黙って見てればいいんだ!」
氷川誠は手が震えていますがどうにか冷や奴を取りました。
氷川誠「どうです?まさに完璧だ!」
翔一「甘いなあ!」
氷川誠「甘い?何が?」
翔一「これは木綿豆腐だから上手く行ったんです!」
氷川誠「木綿?」
翔一「今の手付きじゃ絹ごし豆腐は取れませんよ!」
小沢澄子「絹ごし…」
氷川誠「では絹ごしを出してください!」
翔一「いえ、家にはありませんけど…」
氷川誠「分かりました!買ってきましょう!」
氷川誠は絹ごし豆腐を買いに出かけて買って戻ってきます。
しかし案の定、氷川では絹ごし豆腐は取れません(笑)
小沢澄子「やっぱりね!」
氷川誠「ちょっと待って下さい!豆腐を取れないから私は彼より劣っていると言うんですか?納得できません!第一何ですか?豆腐なんて?こんな物はスプーンですくえばいいだけの話だ!」
翔一「氷川さんがやろうって言い出したんじゃないですか!」
氷川誠「あっ、それに今、思い出しました!」
小沢澄子「何?」
氷川誠「あなたは無免許でバイクに乗ってるはずだ!」
小沢澄子「本当なの?」
氷川誠「記憶喪失の人間に免許が取れるはずありませんからね!そんな人間にG3-Xを任せるわけにはいきません!」
翔一「甘いなあ!ジャーン!」
翔一は免許を出します!
氷川誠「これは?」
翔一「記憶喪失でも免許は取れるんです!知りませんでした?勉強不足ですね!」
氷川誠「だから何です?バイクの免許とG3-Xは関係ありません!」
翔一「氷川さんが言い出したんじゃないですか!」
小沢澄子「あなた達、漫才やってるわけじゃないんだから!とにかくさっきの話考えてみてくれるかしら?」
翔一「はい!よく分かりませんけど分かりました!」
氷川誠は心外そうにため息をつきます。
小沢澄子は上層部に呼び出されます。
「津上翔一!この名前も本名かどうか分からない!この人物は以前三浦智子なる女性が殺害された際、公務執行妨害で逮捕されたことがある!その時の調書が残っている!」
「実は尾室君から聞いたものでね!君がこの津上翔一なる人物をG3-Xの装着員として起用しようとしていると!まさか本当じゃあるまいね!」
小沢澄子「まだ決定したわけではありませんが、でもG3-Xの力を引き出せる者が彼しかいないとしたら、そして彼を起用することで大きな成果を挙げられるとしたら?」
「難しいな…」
小沢澄子は尾室巡査に上層部にチクったことについて文句を言います。
尾室巡査は小沢澄子にビビってますが「可哀相じゃないですか!氷川さん!」と言ってます。「あんなに頑張ってるのに!少しは氷川さんの気持ちも考えてあげて下さいよ!」
小沢澄子は氷川誠がトレーニングルームに行ったことを聞き出し、トレーニングルームに向かいます。
氷川誠は満身創痍の身体なのに激しい筋力トレーニングをしています。
小沢澄子「あなた何をしているの!まだそんなことをしていい身体じゃないでしょう!」
氷川誠「小沢さん!どうしても納得がいかないんです!何故、G3-Xの装着員が津上さんじゃなければならないのか!北条さんならまだ分かりますが…お願いします!もう一度僕にチャンスを下さい!」
氷川の必死な眼差しに小沢澄子も断れなくなります。
さて上層部が視察する中でV1システムとG3-Xのマニューバーが行われることに
高村教授も来ています。
「いよいよだな!」と高村教授
V1システムを装着した北条透は見事な射撃の腕を披露します。
高村教授も満足そうに頷いています。
そして氷川誠が装着するG3-Xのマニューバー!!
V1システムの北条透がG3-X氷川誠に近付きます。
「ざっとこんなもんです!私に撃ち損じはありませんよ!」と北条透
V1システムがG3-Xに銃口を向けています。
すると氷川誠はトチ狂ったのかV1システムに襲いかかります!!
高村教授は絶句!
小沢澄子「氷川君!!」
北条透「何をするんです!」
G3-XがV1システムを痛めつけています。
高村教授「こりゃどういうことだ?」
小沢澄子「氷川君!返事をしなさい!氷川君!」
公園でバスケットボールをして遊んでいる子供達!!
そこにビーロードが襲いかかります!
1人あっさりと餌食に…
2人は逃げます。
ガーデニング中の翔一のアンノウンセンサーが発動!
飛び出していきます。
G3-Xは理性を完全に失っており、戦う意思の無いV1システムはボコボコです。
V1システムは倒され、北条透は気を失います。
倒れた北条を更に攻撃しようとするG3-X
そこでアンノウン出現のアナウンスが流れます。
G3-X氷川誠は飛び出していきます。
翔一はアギトに変身!!
1人の子供がアンノウンに迫られているところにバイクでやってきてビーロードをはねます。
アギトとビーロードの戦い!
ビーロードは女性怪人なので肉弾戦は苦手らしく剣を振り回しています。
アギトは攻撃を軽く避けています。
そこにG3-X登場!!
豪快なバズーカ攻撃!!
アギトも一緒に撃ってます!!
アギトもビーロードも逃げます。
それでも豪快に撃ちまくるG3-X
ビーロードは空を飛んで逃げます。
あまりに撃ちすぎたせいで弾切れになるG3-X
ヤバいと思った氷川誠
そこでビーロードが攻撃に転じようとします。
しかし弾を素早く補充したG3-X
飛んでくるビーロードを狙い撃ち!!
何発もバズーカ砲喰らったビーロードは爆散!!
アギトはG3-Xは氷川で仲間と思っているので近付きます。
しかし氷川誠はトチ狂っているのでアギトを砲撃!!
ここで今回は終了です。