仮面ライダーアギト第33話を観た感想「能天気な陽キャラが陰キャ化する時」

オルカロードにアギトが全く歯が立たずにボコられて気絶しました。

真魚と真島の命は風前の灯。

そこに歩み寄る人影が！！！

それは涼でした。

真魚が蘇らせたのです。

涼は近くまで来ると一気に駆け寄り、ジャンプしてギルスに変身してオルカロードに襲いかかります。

アギトは全く歯が立たなかったのにギルスは優勢！！

これで現時点でのギルス＞＞アギトが確定しました。

なんとオルカロードはビビって逃げてしまいます。

その様子を観ていた真澄

真澄は水のエルに憑依されているのですが、突然我に返ります。

「私…私は…」

真澄は何やら発作を起こして苦しみ始めます。

真島「真澄さん！」

真澄「逃げて！！逃げなさい！！」

真澄は真島と真魚に逃げろと言ってます。

次の瞬間、真澄の背後に憑依している水のエルが外に出てきました。

真島「あいつ！」

水のエルは真澄の中に再び憑依し直し、真澄はこちらへ歩いてきます。

真島は逃げます。

真魚はダサく気絶したままのアギトを起こしに行きます。

真魚「翔一君！しっかりして！翔一君！翔一君！」

アギト「うわ…ま、真魚ちゃん…」

アギトは立ち上がろうとします。

そこに真澄がやってきました。

ギルスは逃げたオルカロードを専用バイクで追跡。

逃しません。

飛びかかるギルス

そこにG3-Xも到着！！

G3-X「あれは！」

ギルスを見て驚くG3-X 

ギルスはオルカロードに突進！！

相変わらずのワイルドな戦いぶりです。

真澄に憑依した水のエルは念動力でアギトと真魚をぶっ飛ばします。

車のフロントガラスに激突してフロントガラスが粉々に割れます。

アギト「逃げて真魚ちゃん！早く逃げて！」

車のボンネットに真澄は飛び乗りました。

そして飛び降り、アギトに迫ります。

またも念動力でアギトをぶっ飛ばす真澄

アギトは変身解除されて翔一に戻ります。

そして真澄に憑依している水のエルが姿を現したのを見た翔一は顔色が変わります。

回想シーン

あかつき号が水のエルによって襲撃されています。

翔一は水のエルに迫られて万事休すです。

凄い嵐の日です。

翔一は水のエルの恐ろしい記憶が蘇りました。

完全にビビっている翔一は震えているようです。

チビッたんじゃないかって感じの様子で逃げます。

水のエルは失禁したんじゃないかって感じのヘタレ翔一を深追いはせずに真澄の中に憑依し直します。

真澄「やめて！やめて！やめて！」

頭を抱える真澄

ギルスとG3-Xですがオルカロードに苦戦中

オルカロードはやっぱり強いらしいです。

最初ギルスが優勢なのは生き返ったギルスを多少なりとも強く描かなければならないからでしょう。

しかしG3-Xに武器の連射を浴びたオルカロードは今度こそ逃走！！

G3-Xも上級アンノウンは倒せないらしいです。この先のレベルのアンノウンにはヘルプ役くらいにしかならないです。

オルカロードが逃走し、ギルスは変身解除

涼に戻ったギルス！涼の顔を見た氷川誠は涼に殴られた時の痛ましい記憶がよみがえります。

G3-Xのマスクだけ外した氷川誠

氷川誠「あいつはまさか…！」

氷川誠は涼に声をかけます。

氷川誠「待って！待ってください！」

涼は少し気にする様子を見せたものの無視してバイクで走り去ります。

涼がバイクを飛ばしていると行く手を遮る１台の車が！

涼が止まると窓から顔を出したのは沢木哲也でした。

無視して走り去ろうとする涼の手をつかむ沢木哲也

涼「なんだあんた？」

沢木哲也「お前を蘇らせた者だ！」

涼はこれには弱いらしくおとなしくなりました。

G3ユニットの集い

尾室巡査「どういうことですかそれ？前に氷川さんを殴った人が変身したって言うんですか？」

氷川誠「ええ…」

小沢澄子「以前G3システムとアギトを襲った謎の存在…そうじゃないかとは思っていたけど…やっぱり人間だったわけだ…」

氷川は黙っています。

小沢澄子「どうした？」

氷川誠「ええ…もしアギトも人間なら一体どんな人物なのかと…」

尾室巡査「そりゃいい人に決まってますよ！何度もG3のこと助けてくれたし！」

小沢澄子「どうかしらね…意外と想像もつかないような裏があるかもしれないし…」

氷川誠「ちょっと待ってください！僕は尾室さんの意見に賛成です！何度もアギトと一緒に戦っている僕が言うんです！アギトが人間ならきっと高潔な人間愛に溢れた人物に違いありません！！」

氷川誠は興奮して小沢澄子の足を踏みつけて詰め寄っています。

小沢澄子「分かったわよ…」

氷川誠はハァハァ言ってます。どんだけアギトのファンなんだって感じです。

美杉家では翔一と太一がオセロで対決しています。

太一が勝利したらしいです。

翔一「あっ！」

太一「へへ！また俺の勝ちだな翔一！」

翔一「よし！もう一勝負！」

太一「もういいって！これで5回目じゃん！弱すぎだって翔一！」

ここで真魚が帰ってきます。

真魚「ただいま！翔一君…帰ってたんだ…」

翔一も太一も真魚に無反応です。

太一「そうだなあ…宿題代わりにやってくれたら付き合ってやってもいいけど…」

翔一「わかった、わかった！宿題でも何でもやるからさ！」

真魚「駄目だよ！宿題は自分でやらなきゃ！」

太一「だってさあ！」

翔一「じゃあ真魚ちゃんでもいいからどうよ、一勝負？」

真魚「そんな場合じゃないって！いろいろ話したいことがあるんだけど！」

翔一は嫌そうな表情

翔一「いいよ…じゃあ1人でやるから…」

翔一はいつもの明るい能天気キャラとは似ても似つかない陰気なオーラを漂わせています。

真魚「翔一君？」

翔一はあかつき号で水のエルに襲われた時の記憶が蘇ったためにトラウマとなったその事件のこと、水のエルに対する恐怖心で我を失っています。

太一「何か今日の翔一、ちょっと変じゃない？」

沢木哲也と涼は真島のいるマンションにやってきています。

真島「ねえ！真澄さんはどうなったわけ？助けてくれたの？」

沢木哲也は答えません。　

真島「ちょっと何とか言ってよ！！何なんだよあんた達！！」

沢木哲也「落ち着け！それよりあかつき号のメンバーはお前と関谷真澄、他にも残りがいるはずだ！」

真島「木野さん…そうだ！木野さんに連絡しなくちゃ！」

真島は携帯をポケットから取り出します。

涼「あかつき号？あんたあかつき号のこと知ってるのか？一体何があったんだ、あかつき号の中で？」

真島は木野に電話しますが、留守電で木野はいません。

真島「糞！！どうすりゃいいんだよ！！まさか、まさかあいつが現れるなんて！」

涼「あいつ？」

真島「真澄さんの身体から出てきた奴だよ！あいつが、あいつがあかつき号を襲ったんだ！それで俺達は…」

涼「何を言ってんだ？」

沢木哲也「あかつき号のメンバーはある運命を背負うことになった！それはお前と同じ運命！」

涼「俺と同じ？」

沢木哲也「そうだ！彼らはいずれお前と同じような変身能力を持つことになる！」

涼「あんた何なんだ？俺を蘇らせたと言ってたが！」

沢木哲也「風谷真魚の力を借りてお前を復活させた！お前はまだ死んではならない！ある存在と戦わなければならないのだ！」

涼「ある存在…？」

沢木哲也「彼らはお前のような人間が増えるのを恐れている…お前のような変身能力を持つ可能性のある人間たちを抹殺しているのだ！」

真島「ちょっと待ってよ！アギトになるのはあかつき号のメンバーだけじゃないってこと？」

沢木哲也「そうだ！現に彼は不完全ながらアギトと同じ存在として覚醒している！」

涼「俺が…アギトと同じ？でも何故？何故俺が？」

沢木哲也「それは…お前が自分で答えを見つけなければならないことだ！」

警視庁

河野が北条透のところにやってきて話しかけます。北条透は何やら熱心にパソコンに向かっています。

河野「よう！熱心だな！その後どうだ？アンノウンの謎を解くとか言っていたが…」

パソコンの画面を覗き込む河野

北条は真澄のあかつき号仲間2人、橘純と高島のデータを見ています。

河野「これは先日の…」

北条透「ええ…手口から見て同じアンノウンの被害者だと思いますが、この2人には血縁関係がない…」

河野「そりゃお前…複数のアンノウンが活動しているってことも考えられるしなあ！」

北条透「勿論です…だがもっと別の理由があるのかもしれません…」

河野「別の理由？」

北条透「ええ…もしかしたら我々はアンノウンが超能力者、及びその親族を襲っているという氷川説にこだわりすぎるあまり、別の線を見落としているのかもしれない…」

河野「何が言いたいんだ？」

北条透「まだ分かりません…念の為にもう一度今までのアンノウンによる被害者達の経歴を洗い直してみるつもりです…そこから氷川説と違う別の何かがわかるとしたら…」

河野「何だ？」

北条透「それが風谷信幸殺害事件に繋がっていく！そんな気がします！」

さて気違いとして入院しているオーヴァーロードのところに真澄がやってきました。

オーヴァーロード「その女の中に隠れていたのですか？探しましたよ！」

真澄に憑依している水のエルは無言です。

オーヴァーロード「目覚めたいのですね完全に？」

真澄はちょっと笑った顔になりました。

オーヴァーロード「いいでしょう…あなたが目覚めれば全ては解決するでしょう…この世のアギト全て滅び、人は私が愛することのできる者だけになる！」

美杉家

翔一は1人でオセロに逃避しています。

真魚は誰かと電話で話しています。

真魚「うん…わかった…翔一君に伝えとくから…」

電話を切った真魚

真魚「翔一君！叔父さんから！また大学に本を届けて欲しいって！」

電話の相手は義彦でした。

しかし翔一は自分の殻に閉じこもり出てきません。

真魚「翔一君！」

頭にきた真魚はオセロ板をひっくり返します。

コマが沢山散らばりました。

翔一は真魚に文句を言うわけでもなく外に出ます。

バイク走行中の翔一

一応本は持って出たのでしょうか？

すると突然真澄が行く手を阻むように道路の中央に立ってました。

翔一はビビって呼吸が荒くなっています。

水のエルが真澄の身体から出てきました。

完全に怯えている翔一はUターンし、もと来た道を引き返して逃げます。　

真澄は水のエルに最期の抵抗

真澄「嫌！何なのあなたは？私の身体を返して！！」

水のエル「もうお前に用はない！」

真澄は突然、自分が純や高島を殺害したということを思い出します。

真澄「そんな…私が2人を…ごめんなさい…ごめんなさい…」

水のエルが完全に真澄の身体から外に出ると真澄は倒れ込み、そのまま絶命します。

翔一はお気に入りの菜園に座り込み黄昏れています。

真魚「翔一君！やっぱり最後はここなんだ…翔一君何かあると必ず菜園に来るんだよね…」

翔一は黙っています。

真魚「ねえ！真澄さんあれからどうした？」

翔一「知らない…」

真魚「知らない？」

翔一「うん…俺、逃げたから…」

真魚「翔一君が逃げた？」

翔一「俺、あいつと前に会ったような気がするんだ…」

真魚「あいつって？」

真魚は真澄の身体から出てきた水のエルを思い出します。

翔一「俺はきっとあいつには勝てない…戦ったら俺は…そう思ったらなんかいろいろ考えちゃってさ…なんで俺がアギトなんだろうって…あいつはきっとまた俺を狙ってくる…俺がアギトだから…なんで俺、アギトなのかな…アギトをやめることってできないのかな…」

真魚「翔一君…怖いんだ…」

翔一は泣きそうな顔をしています。

真島のいるマンションに真魚が尋ねてきました。

応答する真島

真島「真魚ちゃん…」

玄関のドアを開ける真島

真島「どうした？」

真魚「うん…真島君あれからあの人どこに行ったか知らない？ほら！私達を助けてくれた…確か…芦原涼とかいう名前だったと思うんだけど…」

真島は強張った表情で後ろを振り向きます。

そこには涼がいました。

涼のバイクの後ろに乗って美杉家に帰ってきた真魚

翔一は逆にバイクで出かけようとしています。

真魚「翔一君！」

翔一「真魚ちゃん…」

真魚「何よ！どこへ行くの？」

翔一「きっとあいつはまた俺を狙ってくる…ここにいちゃみんなに迷惑がかかるかもしれないから…」

この翔一の言葉に真魚は何も言えません…

そこで涼が出てきます。

涼「津上…翔一だったな？」

翔一「芦原さん！」

翔一は涼を見て驚いた様子です。

翔一「どうして芦原さんが？」

真魚「私が頼んだの！翔一君を守ってくれるようにって！」

翔一「芦原さんが…俺を…」

涼「彼女には借りがある…借りは返さないとな！」

翔一「やめてくださいよ！芦原さんには関係ありませんから！大体無理ですよ、俺を守るなんて！失礼します！」

翔一はバイクで走り去ります。

真魚「翔一君！！」

涼はバイクで後を追います。

だいぶ走ったところでオルカロードが待ち伏せしていました。

武器で斬り付けられて転倒する翔一

涼が遅れてやってきました。

翔一はここでアギトに変身！！！

涼は驚きます。

涼「何っ！！！奴が…アギト！！そんな…馬鹿な！」

そして今回アギトは前回手も足も出ない感じでやられて気絶させられたオルカロードを簡単にライダーキックで撃破！！

オルカロードは爆散！！

涼はアギトの前に出ます。

アギトと涼

しかし背後から水のエルが迫っていました。

水のエル「アギト！お前は一度死んだはずだ！この私の手で！」

水のエルはいきなり念動力を使ってはアギトをぶっ飛ばします。

変身解除されて翔一に戻るアギト

翔一はビビっています。

そこで翔一の前に出てきた涼

「変身！！！」

ギルスに変身する涼

翔一「芦原さん…なんで芦原さんが！」

翔一もこれにはビックリです！！

ギルスは雄叫びを上げながら水のエルに突進します。

あれだけ明るくて能天気だった翔一が見事にキャラ変しています。暗い顔ばかりで陰キャ化しました。よほどあかつき号で水のエルに襲われた時のことがトラウマなのでしょう。

キャラを徹底するというのは本当に難しいものです。