
北條透のアギト捕獲作戦により、一本道で警官隊に囲まれてしまった翔一です。
北條透「アギト!あなたの身柄を拘束します!」
翔一「あれ?北條さん!何かあったんですか?」
北條透「あなたは!!」
ニッコリする翔一
北條透「あなたは津上…翔一…」
翔一「嫌だなあ北條さん怖い顔して!やめてくださいよ銃なんか向けて!」
北條透「我々はアギトを追跡していました。そしてこの道は一本道だ!つまりあなたがアギトである可能性が高い…ということになる!」
翔一「アギト?何ですかそれ?俺、夕食の買い物に行かなくちゃいけないんですけど…」
ヘルメットを被って立ち去ろうとする翔一
「動くな!!」
警官隊の1人が叫びました。
皆、一斉に銃を向けています。
北條透は銃をしまいます。
北條透「津上さん!あなたがアギトでないならばそれを証明するために我々に協力してもらえませんか?任意同行していただきたいのですが…」
翔一「まあ、それはいいですけど…」
翔一は任意同行で警察に行くことに
涼が運び込まれた総合病院の待合室では真魚と真島が落ち着かない様子です。
真島「大丈夫かな…芦原さん…」
真魚は黙っています。
木野はたった1人手術室に残ってメスを手にして涼を殺す気満々です。
殺してしまったら天才ドクターの自分の評判にかかわるのにいいんでしょうか?
手術が失敗したってことになれば殺人にはならないでしょうけど…
木野「悪く思うな…アギトの力を持つ者は俺だけでいい…」(悪く思うに決まってます(笑)マジで最悪な奴です。)
木野がメスを涼の身体に入れようとした瞬間、木野の手が震え始めます。
メスを落とす木野

木野「何!!雅人!雅人が!!何故だ?何故邪魔をする?雅人!!ああっ!」
回想シーン
木野と雅人は病院の手術台に隣り合わせに寝ています。しかし雅人は死んでしまったらしいです。
執刀医「弟の方は助からんかったな…兄の方は右腕に重度の凍傷!弟の腕を移植する!」
木野は雅人を見ています。
木野「うわっ!ま、雅人!!」
手術に使うもの一式床に落としてしまう木野
その激しい音で涼は目覚めてしまいます。
苦しんでいる木野を横目で見て驚く涼
慌てて逃走します。
ふらつきながら病院の廊下を歩いていく涼
待合室を通過。
真魚と真島は涼の姿を見て後を追います。
真魚.真島「芦原さん!」
2人は階段でうずくまっている涼に追いつきます。
真島「何よ芦原さん!何があったの?」
涼「もういい!もう充分だ!」
腹を押さえながら立ち上がり歩く涼
真島「芦原さん!」
涼「来るな!!」
真島「どうする?」
真魚「私、もう一度翔一君に相談してみる!」
真島「芦原さんはああ言ってるけど俺、やっぱり側にいる!」
真島は涼を追います。
真魚は黙って見送ります。
G3ユニットの集い
小沢澄子「芦原涼はアギトと同じ力を持ちながら邪悪な存在だって?」
氷川誠「ええ…」
小沢澄子「それでどうするつもりなの?探してみるつもりです。木野さんが許してくれるなら!」
小沢澄子「許すも何もあなたは何も悪いことはしてないじゃない!大体、芦原涼なる人物が邪悪な者だって…それも怪しいもんだわ!」
この時氷川の携帯電話が鳴ります。
氷川誠「はい…氷川ですが…!!!木野さん!!!」
相手が木野と分かると顔色が変わる氷川です。
木野「その後何か分かりましたか?芦原涼について?」
氷川誠「いえ…まだ何も…すみません…」
小沢澄子「貸しなさい!!」
氷川から携帯電話を取り上げる小沢澄子
小沢澄子「あなた何か勘違いしてるんじゃないの?警察はあなたのために働く組織じゃないのよ!もしもし!!聞いてる?」
電話は切れています。
小沢澄子「何よこれ!!失礼な奴ね!!」
携帯電話を氷川に返す小沢澄子
氷川誠「失礼なのは小沢さんじゃないですか!何もあんな言い方しなくても!」
小沢澄子「あなた本当に最近逆らうわね!まあいいわ!とにかく私が思うに木野薫はアギトではないわね!」
氷川誠「アギトではない?何故そんな風に思うんです?」
小沢澄子「今までアギトは私達に何も求めて来なかった…もしアギトが警察を利用したいのならもっと前に接近してきたんじゃないかしら…」
氷川誠「でも…僕はこの目で見たんですよ!木野さんがアギトであるのは間違いありません!」
小沢澄子「そうね…でももしアギトが1人ではないとしたら?」
氷川誠「アギトが1人ではない…」
小沢澄子「その可能性は充分あると思うけど!
」
氷川は黙りこみます。
木野はどこかの駐車場にバイクを止めました。
カッコつけてサングラスをかける木野
そこに沢木哲也が接近してきます。
木野「どなたですか?」
沢木哲也「かつてアギトを葬った者…これからアギトを救う者!神を裏切った者だ!」
木野「何を言っている?何者だ貴様?」
沢木哲也「お前は何故アギトが存在するかを知らない!アギトの種は人間という種の中にはるか古代において既に巻かれていたのだ!たった1つの目的のために!」
木野「1つの目的?」
沢木哲也「人間の可能性を否定する者と戦うためにだ!アギトの力を正当に使った時初めてお前は自分を救うことができる!お前はまだアギトの力の使い方を知らない!」
警視庁
北條透ともう1人の警察官、そして翔一が3人で同じ部屋にいます。
北條透「あなたはアギトだ!正直に言ってください!決して悪いようにはしませんから!」
翔一「だから違いますって!」
警察官「何故アギトであることを隠すんですか?」
翔一「それは…おっと危ない、危ない!!引っかかりませんよ!そんな質問に答えたらアギトってことになるじゃないですか!」
北條透「と、いうことはアギトなんですね!今、答えようとしたではありませんか!」
翔一「えっ!そうなりますか!ウー!ややこしいなあ!!」
頭をかく翔一!バカすぎる翔一です。北條透の表情が面白いシーンです。
翔一「分かりました!もういいです!正直に言います!ちょっと耳を貸して下さい!」
北條透達は耳を翔一に近づけます。

翔一「実は…俺…アギトなんです!ハハハハハ!」
勿体つけて区切って言う翔一
北條透「やはり!そうでしたか!」
真島は涼を看病しています。また同じ倉庫に匿っています。
涼の苦しみ方は痛々しいです。
真島「芦原さん…」
外で涼に水をくんでくる真島(なんか犬みたいです。)
そこにアンノウン出現!!
アギトのシャイニングフォームにビビって逃げたリザードロードのステリオ.シニストラです。
ビビって逃げる真島
木野はまだ沢木哲也と対峙しています。
木野「アギトの力の使い方を知らないだと!どこの誰かは知らんが余計な指図はやめて貰おう!!」
サングラスを外して凄む木野
沢木哲也は残念そうな悲しそうな表情です。
木野「この俺の力の使い方は俺が決める!!」
そこで木野のアンノウンセンサーが発動!!
木野はバイクで直行します。
沢木哲也は何とも言えない表情!
G3ユニットにもアンノウン出現の知らせが入ります。
「警視庁から各局!!一般市民からアンノウン出現との入電中!!繰り返す!警視庁から各局!一般市民からアンノウン出現との入電中!」
小沢澄子「氷川君!G3-X出動よ!!」
氷川誠「はい!」
真島はリザードロードにビビってチビリそうです。
そこに素早くG3-Xが登場!!(いくら何でも速すぎます。木野より速いです。)
初期のアンノウンならG3-Xで倒せるのですがもう物語後半に差し掛かっておりアンノウンの力もインフレしています。
劣勢のG3-X
それでも不屈の闘士を見せる氷川!!
いい感じに立場逆転して優勢になりました。
バズーカ砲を構えるG3-X
しかしそこに木野到着!!
G3-X「木野さん…」
木野はアナザーアギトに変身!!
G3-X「アギト!!」
G3-Xはアナザーアギトに近寄ります。
それを「邪魔だ!!」と小突いてぶっ飛ばすアナザーアギト
アナザーアギト「奴は俺が倒す!俺のこの手で!」
リザードロードを圧倒するアナザーアギト
G3-X「違う!あれはアギトではない!」
(今頃気付いたというのがバカすぎます。見た目も全然違いますし。)
リザードロードはアナザーアギトにビビって逃走
あっさり変身解除するアナザーアギト
(奴は俺が倒す!俺のこの手で!とは何だったのでしょうか?)
氷川はマスクだけ外します。
氷川誠「待って!待って下さい!あなたは…一体?」
バイクで立ち去ろうとする木野の前に出る氷川
アギトであることを白状した翔一は取り調べを受けています。
警察官「もう一度お尋ねします。あなたはいつどこでどうしてアギトになったのか?」
翔一「だから分からないんです…気がついたら何となく…」
警察官「ではアギトとしてのあなたの日々の活動内容を教えて下さい!」
翔一「そうですね…まあ大体菜園で野菜を育ててます。キュウリとかトマトとか…」
警察官「いやそういうことじゃなくて!!はあ…ちょっといいですか?」
取り調べしている警察官は北條透に席をはずさせます。
北條透「何ですか?」
警察官「もしかしたら彼がアギトだというのは嘘かもしれませんよ…ただふざけているとしか思えないんですが…」
北條透「津上さん!あなたが本当にアギトなら…」
翔一「はい!アギトです!」
北條透「我々としてはあなたがアギトになったきっかけを突き止めなければなりません!そこであなたに逆行催眠をかけたいのですが…」
翔一「逆行催眠?」
氷川誠は木野を崇拝していただけにショックが大きい様子

氷川誠「あなたはアギトではない!少なくとも僕の知ってるアギトではない!」
木野「それがどうかしましたか?」
氷川誠「何故あなたがアギトに!どうしてあなたはアギトになったんですか?」
木野「これだけは言っておきましょう!いずれ私はあなたが知るただ1人のアギトになる!」
バイクで立ち去る木野
木野が立ち去ると隠れていた真島が出てきます。
氷川を見て逃げる真島
氷川誠「君は…」
翔一は逆行催眠にかけられています。
何やらメトロノームがカチンカチン動いています。

翔一「俺、学校に通っています。調理師の学校です。」
警察官「それから?何が見えます?」
翔一は姉さんの姿がチラついています。
回想シーン
「こっちに来て〜!こっち!」
姉さんが翔一を呼んでいます。
翔一「姉さんが…姉さんが俺に手を振っています。」
警察官「君は姉さんが好きだった…」
翔一「はい…でも…」
警察官「でも?…どうしました?答えて下さい…」
翔一「嘘だ…嘘だ!姉さんが自殺するなんて!俺…会いに行かなくちゃ!あの人に…」
北條透「あの人?」
翔一「急がなきゃ!急がないと船に乗り遅れる!」
北條透「船…あなたは今、どこにいるんです?」
翔一「間に合いました…俺、今フェリーの中にいます…あかつき号というフェリーです…」
北條透「あかつき号!!それで!!何が見えます?」
あかつき号の言葉に北條透の顔色が変わりました。
翔一「空と海と…何だ?急に暗くなりました!船が!!船が!!!アアアアア!!!!」
翔一は水のエルから殺害される自分が見えました。
北條透「どうしました?」
翔一は気を失ってしまったようです。
小沢澄子が警視庁に帰ってきました。
犬猿の仲の北條透が喧嘩ふっかけにやってきました。
北條透「これはこれは珍しいですね。取り巻きも連れずにお一人とは!氷川さんはどちらですか?」
小沢澄子「アンノウンに襲われた被害者を探してるわ!あなたのように細かい動きはしないのよ彼は!」
北條透「細かい動き…とんでもない!今、私がしていることはとてつもなく重大なことです!」
小沢澄子「何よ?」
北條透「まあいいでしょう!どうせわかることだ!実は…アギトを捕獲しまして…この手でね!」
小沢澄子「アギトを?で…どのアギトよ?」
北條透「は?」
小沢澄子「このところアギトだらけみたいだから!ひょっとして偽物じゃないの?」
北條透はいやらしい笑いを浮かべています。

北條透「残念ながら私は本物志向でしてね!しかもその正体はあなたも知ってる人物だ!」
小沢澄子「津上翔一?」
北條透「な、何で知ってるんです?」
小沢澄子「ちょっと言ってみただけなんだけど…そう…彼が…でも不思議ね…彼なら何となく分かる気がする…そう〜彼が!」
小沢澄子は翔一に好意的なので嬉しそうです。
小沢澄子「会わせてもらえるかしら彼に?」
北條透「それは!」
首を横に振る北條
小沢澄子「G3ユニットとして正式に津上翔一に面会を申し入れるわ!」
北條は断れなくなりました。
翔一がいる研究室1の部屋の前まで2人でやってきました。
北條透「どうぞ!逆行催眠の影響でまだ意識を失ったままですが…」
小沢澄子「二人きりにしてもらえるかしら?」
北條透「分かりました…」
小沢澄子は1人で研究室1に入ります。
翔一はまだ意識を失ったままです。
小沢澄子「津上君!津上君!」
意識を取り戻す翔一
翔一「あれ!小沢さん…何故ここに?」
小沢澄子「あなた…アギトなの?」
翔一「はい…実は…へへへへ!」
翔一は嬉しそうに笑います。
小沢澄子「そう!良かった!あなたがアギトで!」
小沢澄子も嬉しそうです。
氷川は真島に接近します。
車を降りて真島に声をかける氷川
氷川誠「君!!」
その時氷川の背後からリザードロードが走って来ました。
真島の表情が変わったので振り返る氷川
リザードロードは氷川はアギトになる可能性のない人間なので狙いません。
ちょっと体当たりした程度で真島に狙いを定めています。
氷川誠「逃げてください!!」
氷川は真島のバイクに勝手に乗ってリザードロードに突進!!
リザードロードを跳ね飛ばします。
氷川は落としてしまった携帯電話を拾って小沢澄子に電話します。
小沢澄子「氷川君?」
氷川誠「小沢さん!!アンノウン出現!!」
小沢澄子「わかったわ!」
電話を切って小沢澄子は翔一に助けを求めます。
小沢澄子「助けてくれるかしら氷川君を?」
翔一「はい!慣れてますから!」
小沢澄子「本物ねやっぱり!行くわよ!」
研究室から外に出ると北條透が行く手を阻みます。
北條透「待って下さい!どこへいくつもりです?」
小沢澄子「あなたと話している暇はないわ!」

情けない北條はうずくまります。
小沢澄子は翔一を連れて颯爽と出動!!
氷川はG3-Xになることもできず真島と2人大ピンチ!!
ここにアナザーアギトが登場します!!
真島「木野さん!」
アナザーアギト「見つけたぞ!今度は逃さん!お前も芦原涼も!」
ここで何を血迷ったのか涼が出てきます。
涼「逃げろ!逃げるんだ!!」
アナザーアギト「ふん!こんなところに隠れていたのか!」
リザードロードが襲ってきますがあっさりと棒で殴ってぶっ飛ばすアナザーアギト
アナザーアギト「終わりだ!」
ここに小沢澄子の運転するパトカーが到着!!
助手席の翔一を見て反応するアナザーアギト
車から降りた翔一は小沢澄子の目の前で変身します!

「変身!!」
分が明らかに悪いと思われるグランドフォームで突進するアギト!
ここで今回は終了です。
次回ですがいよいよアギトとアナザーアギトの一騎打ちです。
嫌な奴すぎる木野をボコボコにやっつけてほしいところですね。
涼ですがやたら顔が変わって見えるのが気になります。
いろんな表情を持っているということでしょうか…
このところ苦しんでいるので顔の印象も崩れがちです。
しかしクールなキャラがよく似合いとてもカッコいいなと思うシーンも多いです。
翔一は色が黒いせいか、たまに垢抜けない田舎っぽさを感じてしまうのですが鼻筋が立派で整った顔です。
氷川はしゃくれていると言う人は多いですがこれも整った顔です。
木野は渋いです。
4人ともイケメンであるのは間違いありませんね。
翔一がアギトであることを認めたシーンのやり取りはウケました。
そして北條透が犬猿の仲の小沢澄子に金蹴りをされるシーンは見どころです(笑)











