さて皆さん、ご存知のことかもしれませんが照ノ富士が3月場所で12勝3敗で3回目の優勝を飾り、なんと序二段からの大関復帰を確実にしました。
これは本当に素晴らしい、不屈のスピリットを感じます。
普通なら大関だった力士が幕下に落ちて月給なしになった時点で引退しています。
琴奨菊も十両に落ちて幕内復帰を狙った場所で負けが混んで引退しました。
元大関というプライドもあるでしょうし、大関だった自分が序二段で相撲をとるというのはどんな心境なのでしょう。
本当に投げてしまいたくなると思います。
照ノ富士の場合には引退するには若すぎたというのもありますが、序二段陥落した2019年3月場所からわずか2年で元の大関の地位に復帰です。
大関から陥落したのは2017年11月場所です。
来場所は21場所ぶりに大関復帰になります。
直前3場所を三役の地位で合計33勝が大関昇進の目安とされる相撲界。
照ノ富士は13勝、11勝、12勝でなんと36勝です。
33勝なら9勝で良かったんですが、直前の場所で一桁の勝ち星で過去に大関昇進した力士がいないことから10勝は絶対に必要だったと思います。
それが12勝でしかも優勝ですから昇進を妨げるものは何もないでしょう。
また序二段にまで落ちる原因となった膝の怪我ですがまだ完治はしていないらしいです。
満身創痍でも土俵に上がり続け、そして結果を残す根性に心からの拍手を送りたいです。
そして公傷制度が廃止された大相撲ですが公傷制度の復活を提唱したいです。
怪我して休んでどこまでも番付が落ちる、それを防ぐために強行出場して怪我を更に悪化させて力士寿命を縮めるということは公傷制度が廃止された現在、多いです。
稀勢の里も横綱だから番付は落ちなくなってはいましたが、横綱最初の場所で優勝するために怪我してるのに強行出場したことが力士寿命を縮める結果になってしまいました。